時々暴走する危険思考。現実逃避。
疲れてるせいなのか。投げやりなせいなのか。 自分の回りのことがすべて嫌に思えるときがある。 なんでこんなにしんどいことばっかりやらなあかんのやろう。 仕事とはいえ。なんでこんなに毎日楽しくないんやろう。
どんなに気を使っても。使ってないと思われる。 自分の本意と違うところで勝手なことを言われる。 誤解され。怒られ。傷つき。そして諦める。 心を閉ざして。殻にこもって。扱いにくい人間になる。
もううんざり。こんな毎日消してしまいたい。
大学生活。あたしのかけがえない宝物。 大好きなみんながそばにいて。楽しかったなぁ。 振り向けばいつもそうるがいて。幸せやったなぁ。
今はみんなとも離れて。そうるも近くにおらんくて。 そりゃもちろん気持ちはつながってると信じてるけど。 ふとしたときに実感する孤独に。あたしは押しつぶされそうになる。
こんなとき。みんなやったらあたしを励ましてくれるのに。 「あんたならやれるで。」「あんたなら大丈夫やで。」って自信を持たせてくれるのに。
そして。そうるがそばにおったら。それだけであたしは満たされるのに。 無言の表情の奥からも。がんばれよのサインを見つけられるのに。 ううん。そうるならきっと黙ってあたしの頭をポンポンってやるやろう。 それがあたしにどれほどのパワーを与えるかってこと。知ってか知らずかそうするやろう。
あぁ。そんな最愛の存在がそばにいない。 それだけでこんなにも不安になる夜は。苦しい。
そして始まる危険思考。現実逃避。
ねぇそうる。あんたがいれば何もいらないなんて。 そんなキレイなセリフはとても言えんかったけど。 あの頃のあたしは。あんたがいなかったら。 自分にまつわるすべてのことに意味はないと思ってた。
あんたに会えると思うから。朝が来るのが待ち遠しかった。 あんたに会えない日でも。次に会えるまでがんばろうと思えた。 あんたの体温がそばにあれば。夜の闇も怖くなかった。 あんたの夢を見るために。眠りにつく瞬間が幸せやった。
あんたがいたから。満たされて笑った。 あんたがいたから。苦しくて泣いた。 生み出される感情はすべて。あんたに由来してた。
ねぇそうる。思い返せばいつだってあたしは。 怖いくらいに。あんたに影響されてた。 あたしの世界は。あんたがいるから色づいて。 あんたがいなければ。きっとモノクロの寂しい世界やった。
あんたの目に映る自分が。少しでも魅力的であるように。 外見も内面も。キレイでありたいと思った。 愛してたから。愛されたかった。ただそれだけやった。
かわいいなぁ。やばいなぁ。愛しいなぁ。 あんたがそんなふうに時々目を細めてあたしを見るとき。 調子に乗ってるかもしれんけど。あたしは自分に自信が持てた。 大好きなあんたにそんなふうに思ってもらえることが。 あたしの存在を肯定してもらえることが。嬉しかった。
あんたがいたから。あたしは自分の存在が保てた。 あんたがいなかったら。きっと何もなかった。
ねぇそうる。あの頃のあたしは時々思ってた。 暴走する危険思考。もうしばらく頭には浮んでなかったのに。 なぜか。今日のあたしは久しぶりに同じように思ってた。
この世に。あんたとあたしだけならばいいのにって。
あたしの目が。あんたを映すためだけにあればいいのに。 あたしの耳が。あんたの声を聞くためだけにあればいいのに。
あたしの鼻が。あんたの匂いを嗅ぐためだけにあって。 あたしの指が。あんたに触れるためだけにあって。
あたしの心が。あんたのことを考えるためだけにあり。 あたしという命が。あんたと関わるためだけに存在し。
そういうのがよかった。そうありたかった。
余計なものはもう何もいらない。 あたしを苦しめるものも。2人を隔てるものも。 面倒なものはすべて消してしまいたい。
ねぇそうる。もうあんたとあたしだけでいい。 ↑疲れてるんやろうな。しんどいのはあたしだけじゃないよな。・・・ふぅ。 |