まる*の日記ときどき絵日記
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2002年06月13日(木) 母の眠り

入退院を繰り返していた母が家に帰ってきてから4日後、救急車で再び病院に運ばれた。
肺癌の末期である。
告知を受けてから、ほぼ一年。
癌が発見された時には、すでに第4ステージ、、、手後れであった。
やれる事はなんでもやったが、全身に転移していく癌巣にはやはり勝てなかった。
痩せ衰えて髪の毛も抜け動く事も出来ず、痛みに苦しむ姿はとても見ていられない。
しかし、見ないですます訳にはいかない。
脳に転移した腫瘍のために意識レベルもかなり低下している。
もしかしたら、まる*の事も分っていないかもしれない。

それでも、まだまだ大丈夫だと心の何処かで思っていた。

、、、だけど。

嫁いだ妹も子供を連れて帰って来た。
末の妹も仕事を休んでいる。
昼も夜も姉妹で交替で付き添う事にした。
手の開いてる子が子供たちの面を見る。

実際の所、あと1〜2週間と言われた。
人生の終末の、なんと呆気無い事か、、、、。
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。

とにかく忙しくなる。

長女だもん、アタシがしっかりしなくっちゃっ!


2002年06月06日(木) IT革命?

某ファミリーレストラン・●ストを御存知だろうか。
低価格で子供連れでも利用しやすいので、時々行きます。
子供たちもジュース飲み放題など家では決して出来ない事が出来るので、連れて行くととても喜びます。
そんな便利なお店に異変が、、、、。

IT革命である。

気付いている方もいるでしょう。
テーブル毎に14インチくらいのモニターが置いてあって、タッチパネル式でいろんな事が楽しめるようになっているのです。
たとえば、占い、ゲーム、ミュージックビデオ、アニメ、その他、企業のCMや懸賞などの情報も取りだせるようになってるんです。
ものによっては料金もかかります。

そして、店側の思惑に見事にハマった子供たち。
行く度に、ゲームやりたいアニメが見たいと大騒ぎ。
根負けして許可すると食事そっちのけで夢中になる始末、、、。
家では、”食事の時はテレビを消す”が基本なのに、ハッキリ言っていい迷惑!!
そりゃ〜、一人とか友達同志とか恋人同志でなら暇つぶしや話しの種にでもなるかもしれない。
でも、ウチにとっては邪魔なだけである。
たとえファミレスでも食事中はお行儀良く!と仕込んできたのに、、、全然言う事聞かないし。
子供が座りやすいソファー席のテーブルには必ず付いてるし、、、。
田舎だから子供連れで行けるファミレスなんて他にないし、、、。
そんなに文句言うなら行かなきゃいいのに〜、でもご飯作るの面倒な時だってあるんだも〜ん。

一口にIT革命と言っても好い事ばかりじゃないんだな〜と、タメイキ、、、。
そうなの、夫が出張で居ないもんだから今日も行ったのよネ〜。(文句言いつつ)
トムとジェリーのアニメと「おさかな天国」のビデオ見て、ドラえもんのゲームやって来ました。トホホ〜。


2002年05月21日(火) 天使の羽根が舞うファンタジー?

きっと誰でも、なんの映画かは思い出せないが、”羽根枕を放り投げると中の羽根が飛び出して宙に舞う、まるで天使の羽根の様な純白の羽根がヒロインの髪や肩に舞い降りる、、、”こんなシーンを何処かで一回くらいは見た事があるハズ。
しかし、実際に体験した事ある人はどのくらいいるだろう?
まる*は不本意ながらも、今日、体験してしまった。
記憶にある限り生まれて初めてである。

しかも、破れたのは枕じゃなくて羽根布団だった、、、、。

夕方、パパの布団でお昼寝していたれいちゃん(3才)が咳き込んだはずみで食べたものを吐いてしまった。
シーツと掛け布団のカバーが汚れてしまったので、交換することに。
「ったく〜、この忙しい時間に〜、ブツブツ」
思わず文句を並べつつ掛け布団カバーのファスナーをあけると、羽根が、、、。
サラサラと流れるように大量の羽根が溢れてきたのであ〜る!
一瞬、固まった。
(このまま、見なかった事にしたい、、、。)
でも、そ〜ゆ〜訳にもいかず、しかたなく中の布団を引きずり出すと更にたくさんの羽根が部屋中に舞い上がった。
ああ、、、、。
脱力するまる*の傍らで狂喜乱舞する娘たち。
確認すると布団の端の縫い目にそって何ケ所か破れていた。
日頃、子供たちが引っ張ったり被ったりして遊んでるし、お嫁に来る時にもってきたからもうかれこれ9年くらい使ってるし、不可抗力なんだろうか?
と、とりあえず穴をふさがなくっちゃ!
必死に布団を縫うママ。
大量の羽根を両手ですくっては宙に舞い上げ喜ぶ娘たち。
きっと彼女たちにとっても最初で最後の体験だろう。
だって、部屋の畳が粉雪がふった様にうっすらと白いんだも〜ん。
おまけに、もう一組ひきっぱなしになってた布団も羽根まみれ、、、。
これを片付けるのか?って気が遠くなったヨ。マジで。
滅多に体験できないファンタジーを楽しめって?!
、、、無理です。
片つけるのは、まる*なんだから。

1時間くらいかかったかな〜。
もう、キレイ?と思ってもどこからか羽根が舞ってくる、、、、。
こんな時は、妥協も必要である。
この後、夕食の支度とお風呂の世話が待ってるんだから、、、、。

という訳で、今日はつくづく疲れました。
おしまい。


2002年05月19日(日) 映画について。

某WOWOWで、映画「スペースカウボーイ」を見る。
イーストウッドにサザーランド、トミー・リー・ジョーンズとジジイ大活躍であった。
夕飯の後片付けと子供のお風呂など家事の合間に見たけれど、それなりに面白かった。
最後のオチも素直にオモシロかった。
あ〜ゆ〜遊び心がある映画って好きなんだよな〜。

よく、「そんな訳ないじゃ〜ん」などと、いちいち嘯きながら見るヤツがいる。
かなり映画通で製作裏話しなんかにも詳しかったりするが、そ〜ゆ〜見方をする人とは一緒に見たくない。
映画は楽しむためにあるのだから、見るが側はある程度バカになってもいいと思う。
設定が甘いだの、セットがちゃちだの、CGが笑っちゃう程お粗末だの、そんな事はどうでもいい!!
自分の感性にピタっと来るものがあればその映画はオモシロイし、どんなに世間でヒットしてても感性にあわなければツマラナイのである。
、、、、映画かあ、、、、。
たまには映画館で見たいよな〜。

ところで、まる*の実家は家族揃って映画(洋画)が好き。
親の影響で、かなり昔のウェスタンからSFまで見て来た。
あの映画はあ〜でこ〜でと食卓の話題になる事もあった。
そんな中で、俳優の名前を省略して話す事が良くあった。
たとえばクリント・イーストウッドは「ジジイ」。
「ジジイの若い時の映画でさ〜〜」といえば、”ダーティハリー”、家族間ではこれで通じるのである。
もっとも、嫌いだからこんな呼び方をしてるのではなく、皆イーストウッドが好きなので愛を込めてあえてフレンドリー(?)にこう呼ぶのである。
(まる*がジェットさんを「オヤジ」だの「ハゲ」だのと呼ぶのと同じ感情?)
ちなみに「ジぃさま」といえばショーン・コネリー。「オッサン」といえばダスティン・ホフマンかハリソン・フォード、「にーさん」といえばトム・クルーズかトム・ハンクスである。
(俳優がベテラン揃いなのは両親があまり若い俳優に興味がないから、というより知らないようだ。)
そういえば、女優についてはこんな呼び方はしてないなあ、、、。
何故だろう?
せいぜい「オバチャン」=ベッド・ミドラーくらいである。



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