2002年11月11日(月) |
ポール的エンターテイメント |
日中、ステンド製作。夕刻、ポールを観に水道橋。老若男女古今東西。なかなかか入場できなかったので、義父に祝誕生日コール。アリーナ席である。チケットを取って頂いた前の職場のK氏、K氏御子息と、我が夫と見物。サルティンバンコ如き開幕。その後、連続二時間半程のステージ。素晴らしき。ポールの声が伸びやかであり、特にビートルズ後半の名曲が聴けて嬉しい。感無量。 早世の天才よりも、多才であるポール的表現者のほうが好きである。画家で言えばゴッホよりシャガール。作家で言えば三島由紀夫より大江健三郎。
下北のタラートでランチ。フォーを食す。モザイクタイルと珈琲豆購入。トロワ・シャンブルで一服。夫は風。妻は楡。浜田山経由で杉丸に乗って帰る。近所で新築・改築がやたらと多い。爆笑問題の田中邸も歩いて数分の所に新築中である。 時は読書の秋であり、乱歩の中編などを耽読。
夫が午前出社のため、新宿に先回りしてガンジーでカレーを食す。コレクターズの追悼CDなど購入して、午後、夫と地下街の人人でサイフォンドリップの珈琲。両隣に亜細亜系外国人。どうも最近サイフォンの味が好きである。クロケット、サラダなどを買って帰り、自宅で夕食。
ところで、一般的な家庭では妻が金銭の管理をするのか。我家では戸棚から自由に各財布にチャージしてゆくシステムである。 理由は同人とも、金銭を管理するという重大責任から逃れたいということと、自分及び相手が、たくさん金銭を使わなくてはならない状況に陥った罪悪感を感じなくて済むようにという配慮からである。 例えば、夫の宴会費、私のガラス代及び洋服代などである。
子供の時分から、定額小遣いというものを貰った経験が無い。日本ではどうも金の遣り繰りを月単位で考えるが、小遣いは年額制がいちばん合理的だと思われる。例えば、一、三、四、十二月などは金が必然と掛かるのである。
と、まあこういうわけで我家では金銭にあまりがつがつぎすぎすしないようにしている。
昼、新富町で所用。有楽町から歩いて迷って遅刻しそうになる。銀座の壱番館にてフレンチ珈琲四百円也。サイフォンドリップ。美味しい。 メトロにて荻窪。途中、永田町から赤坂見附まで上って下がって歩いてばてる。ガラス工芸。芸術の秋。 夫の仕事が過渡期であるため、独りで「はんなり菊太郎」を観ていたら、夫帰宅。最後の切り討ちの場面を逃す。はんなり。 よく歩キング。
午前よりK研究所で業務。寒い。ここは燃料不足か。馬鹿の電子計算機。昼、仙人掌の牡蠣フライ弁当頂く。昨今、揚げ物を食べると胆嚢の辺りが傷む。でも食べる。夕刻、がくがく(寒くて)になって帰宅。
久々に火サス観る。刑事は二つ釦のスーツが似合う。臥体が良いからか。三つ釦の刑事なんて確かに弱そう。しかし刑事はかっこいいねえ。
午前、たちつて灯油屋襲来。 神保町の古本市を見物。種々雑多な書物と似非文化人多し。さぼうるにて不味い珈琲。夜、饂飩を食べに出かける。義父母より電話。毎日のように雷雨襲来落雷で、近隣でプリンタ、炊飯器、便器などが割れたとの報告。
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