ねろえび日記
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2012年12月08日(土) |
大奥〜誕生/今週の純と愛/再会 |
大奥 有功が上様に心情を吐露するシーンが大迫力でした。有功もかわいそうだし、上様もかわいそうだし、せつない。 堺雅人大熱演すごすぎ。うん、ちょっと引いたくらい。撮り方をもうちょっとどーにかしてあげたらよかったのにと思ってしまった。
そんな有功が、大奥総取締になり皆の前にジャジャーンと登場するくらい復活して(精神的にも絵的にも)、ヤレヤレと胸を撫で下ろす。
今週の純と愛 ホテルが買収される話。 今週は桐野さんのターンでした。 舘ひろしはカッコ悪いままで退場するの?
再会 キャスト(香川照之、堤真一、北村有起哉)にひかれて、見た。 う〜ん。骨折り損のくたびれ儲けだねって話(違うか) 見た自分がくたびれ儲けかも。 出だしはなんだかおもしろそうな感じがしたのだけど、ずっと見てたらそうでもなかったな。ミステリとしても、人間を描くという点でも。
出来事も心情も、えええ? そうなるん? と呆れる展開が多かった。例えば、銃の発砲の真相も、お母さんが殺人罪で警察に連行される時、(驚いたり嘆いたりもせずに)さらっと開口一番「待ってる」という小学6年生(こども店長)も、不自然だった。
結構出番の多かった小学生時代の子役と少年役と大人役が、あまり似ておらず繋がりづらくて、一々頭の中で変換しなくてはならんかったのも、うっとうしかった。 香川照之は、一途でいい人だったのだけど(それはそれで不自然)、小学生、高校生の時のイメージで役作りしたのだな。女の子は一人なのでまあいいとして、江口洋介と堤真一の子役がなんか違うと思いながら見てた。あと、杉本哲太の少年時代も何がどうなってああ成長したんだと思わせるくらい相当違ってたぞ。
2012年12月07日(金) |
さようなら勘三郎さん |
え? もう追悼番組放送するの、と思いつつ、見た。
華も実もある役者だったんだなあと改めて思う。 太く短く生きた。 ただでさえそう思わされたのに、手術をしない(そうすると勘九郎の襲名披露公演に出られるんだよな、と)選択肢すら考えていたなんて、どんだけ太く短くなのよ……。でも結果を考えると虚しい、悲しい。でも、もしあの時……などと考えても、しょうがないことだ。
松本での「天日坊」の頼朝のシーンがよかった。
型破り。型がきちんとできているからこそ破れるに、心底納得。 インタビューで、声がでにくい身体が動きにくいとか不自由になってもそれなりに芝居するって意味のことを言ってたけど、それも、実現すれば、一つの「型破り」だったんだろうなと思う。
定式幕の色合いの千羽鶴、映して欲しかったな。すごくセンスよさそう。笹野(高史)さん(のよびかけ)、ナイス。
そして、南座顔見世での七之助と勘九郎の口上にもらい泣き。 勘九郎くんの「父を忘れないでください」にじーん。 中村屋のお弟子さんたちの名前を一人一人口にしてるのもじわじわきた。
勘九郎と七之助、二人が兄弟でよかった。 たぶん、お父さんが勘三郎で息子たちが勘九郎と七之助だからというのも、この3人が好きな理由の一つの気がする。
大竹しのぶのインタビュー、(勘三郎は今も)いることにする、こんな芝居すると喜ぶかなとかこんな芝居すると怒るかな、てのもよかったなあ。
最後のテロップ「頑張れ、勘九郎七之助」にまたうるうる。
なんか精神的にキツイので(追悼番組の放送が速やかすぎるんで)、当分は見返さないかもしれないけど、BDディスクに保存しました。
実は、勘三郎の公演、それほど沢山観に行けたわけでなく、シネマ歌舞伎とかWOWOWが多いのだけど、ショックを受けるものなんだなあと、ちょっと意外に思っている。 やはり早すぎるということが大きいのかな。あと20年は現役バリバリだったろうし、さらに10年後くらいには重鎮かマスコットになっていただろうから。
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