ねろえび日記
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2015年08月29日(土) |
経世済民の男 高橋是清 後編 |
後編もどんどんすっ飛ばして行った。 あまりの高速ぶりに コレキヨ、カッケー! などという感想を持ってしまって いいのかよと思う。 とはいえ、まさに波乱万丈の人生を送った人なのだなあ。
オダギリくんは老年時代もなかなかよかったです。 料理番最終回のたけるを見たせいかもしれんが。
新聞の映画評を読んでおもしろそうだったので。 ロサンゼルスを舞台にしたフリーの映像カメラマンの話。いわゆるパパラッチというか、事件事故が起きたら即取材に行って映像をテレビ局に売る。それがどんどんエスカレートして……という。
胸キュンならぬ胸クソ映画でした。 でも、おもしろかった。ものすご集中して観た。 ジェイク・ギレンホールが凄かった。
ルイス(ギレンホール)は、盗んだ金属類を売りつけた工場に雇ってもらえませんかと言ってのけるちょっと頭のいかれたろくでなし野郎(当然コソ泥は雇わないと断られる) 偶然遭遇した報道パパラッチの仕事ぶりに興味を示し見よう見まねで始めてみると、頭角を現しのし上がって行く。法律的にも人道的にもアカンところまで。
悪い奴という上に気持ち悪い奴でもあります。シャツにきちんとアイロンをかける様子や花に水をやっている姿もなんだか気持ち悪さを増幅してておもしろい。結構ちゃんとした言葉遣いでネットで仕入れた知識を滔々と披露したりもする。コイツ危ない危ないとよ〜思わせられる。別に似てるわけではないのだけど「ラストフレンズ」の亮ちゃんを思い出した。
ルイスには天罰が下ると思っていたのに、まさかの結末。 なんか逆に小気味よかったりしてしまった。ピカレスク・ロマン的に。
より刺激的なモノを求めることとかやらせみたいなことは現実にもあるんだろうなあ、とは思うが、それに対して警鐘を鳴らすというような意味合いは私はあまり興味がなくて、おもしろい映画だったという感想。
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