あんまだコメント
アマチュアバンドライブイベント〔あんたもまだまだ子供だよ〕の企画や、
プロのコンサート制作ディレクター・舞台監督を経て、
現在マネジメントオフィス【unique style agent-G】代表じゅんこさんが語る気まぐれなコメント

2004年09月04日(土) 元気な人々

1ヶ月くらい前から毎週1回か2回、大の仲良しな人とランチを共にしている。

その仲良しな人は、年齢が65歳の女性。

私が以前働いていたお蕎麦屋の職人さんのような人なのだ。

彼女とはとても気が合い、なんでも言い合える大好きなお友達。 というか、大切な人。

彼女ももう隠居の身で、毎日時間をもてあましており、いつも私の予定が空くのを待っている。

毎週、水曜・金曜は、彼女最優先で時間を空け、毎週ランチに出かけるのだが・・・バイキングが多いのね。

一緒に行く彼女は、私と一緒だと食欲が沸き、元気が出るという。
(普段は食欲がないらしく、小鳥のエサほどしか食べられないのだ)

そんなんで元気になれるなら、モリモリ食べようじゃないの! と、バイキング巡りが始まった。

平日のホテルバイキングは時間をもてあました主婦がたくさん。

私たちは、そんな主婦を見ながら 「げっ、よく食べるねあの人達。」 とか 「あれおいしそう! もってきて!」 とか言いながら楽しい食事をしてるのさ。

この間なんて、朝いちの御飯が焼肉バイキングだった。

あれはさすがに辛かったけど、しっかりとデザートのソフトクリームは何回も食べてしまった。

65歳の彼女と私が仲良くいると、いつも親子に間違えられる。

二人でキャーキャー言いながらバッグを選んだり、帽子を選んだりする姿は親子にしか見えないんだろうね。

「親子じゃねえよ、親友なんだよ」 といつも笑いあう。

そしてコーヒー好きの私たちは、3〜4時間の間に、きっと10杯は飲んでると思うなあ。

バイキングに行っても、まずコーヒー。 なにかっつーと、コーヒー飲みに移動してるし・・・・。

そんなとこも感覚があう貴重な人物。

実は彼女、知る人ぞ知る、exSLANG のオッケイのお母さん。

ふところがでっかくて、タフでかっこいい女性だよ、ほんと。

そんで、もう一人元気な人がいる。

つい最近知り合ったのだが、今、私が大好きな女性シンガーがいて、その彼女とたまに一緒にやってるベーシストの男性。

これがまた、初対面で気があってしまったような、きさくな人なのだ。

ノリがおんなじで、でも、音に対してはシビアで、飲んだら愉快でマイペースで、お香好きなとこも私と同じで・・・・。

今度は一緒にプレシャスホールに行く約束もした。  楽しみだい!

つい先日は、彼と朝まで飲み明かして、車の中で爆睡してしまった私は、彼の御宅にお邪魔させてもらった。

朝の8時半頃に、居間でくつろぐ彼のお父さんとお母さんに挨拶し、お布団を敷いてもらう42歳の酔っ払いじゅんこさん。

ああ、申しわけない・・・・・。

結局、お昼ごろまで彼の部屋でウダウダと、ライブビデオやサンダーバードのビデオ見ながら牛乳飲んでた。

らくちんすぎて、のんびりしちゃった。

こんなに波長があう人も珍しい。

彼は、以前に HAN−NA というバンドでベースを弾いてた ヒロシ君である。

そして、3日にオープンしたライブホール Bridge のオープニングイベントにも行ってきたんだけど、ここでも元気な人々と再会。

おいしいお酒が豊富なこのライブホールは、札幌の狸小路2丁目(旧ニコー劇場跡)にある。

古い映画館の跡地なので、床や天井や壁に趣があり、懐かしい雰囲気をもっている。

こけらおとしの日は、ラジオ局やレーベル業界の人やアーティストが多数集まり、またいろんな話で盛り上がった。

元気な人が集まると、不可能も現実になっていくわね。

つーわけで、そのうちきっと、なにか面白い事をやらかすでしょう。

アンテナ張って動いてると、いいこといっぱいあるねえ。

人との出会いは、自分から動かないとね。

待ってるだけじゃ、なーんにも始まらないし、メールや電話じゃ表情が届かない。

人間はやっぱり、顔あわせて、触れ合って、一緒にいて、そこからだよ。

元気な人間でいようぜ!



2004年08月29日(日) キタオンジャズフェスティバル 本番

いよいよ本番の今日は朝9時過ぎから 【オルケスタ・デ・ラルス】 のリハーサル。

デラルスの東京スタッフが朝8時入りと昨日聞いたので、私たちは7時半に会場入り。

すぐ楽器のセットしてリハーサルに備えます。

デラルスはメンバー総勢12名の大所帯バンド。

パラパラとメンバーがステージに集まってきて音出しが始まる。

それを客席から見てる Vo.ノラ。 まさにラテン系で明るい元気な女性だ。

お互いに 「今日はよろしくね!」 と笑顔で挨拶。

憧れの人と一緒に仕事ができて、テンションもあがってくる!  ワクワクする!

デラルスのリハも問題なく終わり、午前11時、予定通り開場。

そして、5分遅れの午後12時05分から演奏スタート。

【山中千尋トリオ】  【ハロルド・メイバーン+矢野沙織】  【板橋文夫デュオ・峰厚介トリオ】  【櫻井哲夫バンド】  【塩谷哲トリオ】  【オルケスタ・デ・ラ・ルス】

の順番で、私達も気が抜けないし、ステージ転換も大忙し。

演奏内容は、もう、どれも圧巻でした。  空気が変るくらいの気迫だったよ。

見に来た人、よかったね。  すごかったよねえ。

あんまり内容は書きません。

感想は、見に来た人だけの特権だもんね。  是非来年も感じてください。

3バンドめあたりから、予定の時間より40分押しになってしまったけど、トラブルもなく、事故もなく、お客さんも楽しく過ごせたんじゃないかな。

今回初めて私が〔舞台監督〕(通称ブカン)をやるにあたって、まず一番に、スタッフ全員に事故や怪我がない事を願った。

照明スタッフは高いところにあがるし、音響スタッフも重い機材がたくさんあるし、ステージ上は配線や引き枠など大道具がいっぱいだし、危険だらけ。

責任問題うんぬんじゃなくて、単純にスタッフの体が大事だから。

そして、お互いの役割がある中でうまく作業が流れるように、照明5名・音響8名・ステージスタッフ3名(たかしがリーダー)の顔を瞬時に覚えて、みんなに指示したり、協力してもらったり、現場の雰囲気を和やかにしようと努めた。

もちろん、主催の方や、スポンサーさん、関係業者の方々、アーティストのマネージャーなど、今日初めて会った大勢の方々の名前と顔を覚えるのも仕事のうち。

コンサートって、お客さんはもちろん、アーティストも、スタッフも、出店してる食べ物やさん達も、その場にいる全員が楽しんでこそ、いいコンサートだと思うんだ。

本番演奏中、客席や出店に行ったりしながら、警備さんや、お店のおニイちゃん・おネエちゃんや、物販やもぎりの地元の会場スタッフさん達と言葉を交わし、お互いガンバローねと励ましあいながら、お客さんの様子を聞いたり、と、会場全体にも気を配った。

ずっと外にいるお客さんの疲労度は大きい。  でも喜んで聴いてる。 

その期待は絶対に裏切れない。

連日の過密スケジュールで、アーティストも実は、キツイ。

でも本番ではそんなこと微塵も感じさせないパワフルなステージを見せてくれる。

裏方スタッフも同じ。

連日のイベント仕事でクタクタでも、気合入れてステージを創り上げていく。

スタッフとアーティストは、プロとして対等の立場だ。

ステージのソデから 「行ってらっしゃいっ!」 『おう、行ってくるよ!』 と、目を交わす瞬間、お互いの笑顔に自信が溢れている。

「行ってらっしゃい」 は、私のクチ癖で、アマチュアバンドだろうが、プロだろうが、舞台ソデから送り出すときはいつもこう言う。

お尻や背中を パンッ と叩いて気合入れする時もあるよ。

そして演奏を終えて帰ってきたとき、お互いに 「ありがとう」 の言葉がでる。

今日のジャズフェスティバルは、とてもよかった。

関係者の皆さんに、改めてお礼を申し上げます。

ありがとうございました。  またお会いする日を楽しみにしています。

     I  really  have  enjoyed  working  with  you.

     I  hope  I  can  see  you  agein  someday!!

うちら【agent G】チームは演奏終了後、ステージ上の楽器や機材を片付け、舞台セットもバラし、だいたいの片付けが終わった午後11時半頃には現場を離れて帰ってしまったのだが、その後まだ照明さんや音響さんはお片づけをしていた。

舞台はほんと、大変ですわ。

で、うちらは今日、朝から夜まで、ほとんど食事の暇がなかったので帰りに打ち上げして、おうちに帰ったのは朝方の3時かな。

みんな、お疲れっした!!



2004年08月28日(土) キタオンジャズフェスティバル リハーサル日

明日の本番を控えて、前乗りのアーティストのリハーサルの為に、我ら 【agent G】 チームは岩見沢に向かった。

 【agent G】 チーム → じゅんこさん  たかし  tetsu  丈(ex LIVE A LIVE)

JUNKのボスがご隠居中なので、ワタクシが青少年を修行させているのですわ。
  (ボス、今度行くから待っててよ。 うまい酒をたのんます!) 

さて、午後3時からリハが始まるので、うちらステージスタッフの現地入りは午前11時。

音響さんや照明さん達は、前日から仕込みにきている。

野外イベントは何日も前から舞台を作るのですよ。

午後3時から 【山中千尋トリオ】 、5時から 【塩谷哲トリオ】 、6時半から 【櫻井哲夫バンド】 と、続けてリハーサルが行われた。

山中千尋ちゃんは、ちっちゃくて華奢で可愛くて、ほっとけないタイプの女性。

でもピアノはチカラ強かったわ。  さすが!

塩谷さんはリハ前に、ステージからの景色を写メしてた。  青空と山がきれいな場所なのさ。

     私  「綺麗に撮れます?」

   塩谷さん 『うん、結構綺麗に撮れてるよ』

     私  「へぇ〜 見せて見せて〜 」 

   塩谷さん 『ちょっと待ってよぉ・・・ほら、いいでしょ? これ送るんだぁ〜』

と、仲良く写メを見る私達。  

塩谷さんは何回か一緒に仕事してるので、気楽に話せる人なのだ。

櫻井さんとこは、デニス・チェンバース(デニチェン)とグレッグ・ハウっつう、スペシャルなメンバーで、デニチェンの叩き出すドラミングに、うちらもPAさんも、お口あんぐり!

「なんじゃありゃ?」 「手足何本あるんだ? 阿修羅か?」 「人間じゃねえ!」 などなど、やっぱ世界のデニチェンだった。

突然叫んだり、暴れん坊なドラムで、野獣っぷりを堪能させてくれたよ。

体もでかいが声もでかい。

そして、各マネージャーやローディの方と話し合いながらセッティングを決めていき、無事にリハ終了。

明日が本番なので、機材を片付けて、ステージ上も綺麗にして、音響さん、照明さんに挨拶してお先に帰らせてもらった。

この時、午後九時半くらい。

私たちは今夜、 『岩見沢健康ランド』 にお泊りなのだ。

明日は、朝7時現場入りで、夜11時頃まではずっと外で作業です。

あったかいお風呂に入って、今夜はゆっくり休んで明日に備えましょう。

晴れるといいね。



2004年08月27日(金) 岩見沢キタオンジャズフェスティバル準備

29日(日)に北海道の岩見沢市の野外音楽堂で、【キタオンジャズフェスティバル】 が開かれる。

先日の 【ジャズフォレスト】 に匹敵するくらいの大物アーティストがまた集結する。

 山中千尋トリオ  ハロルド・メイバーントリオ+矢野沙織  板橋文夫デュオ・峰厚介トリオ

 櫻井哲夫バンド  塩谷哲トリオ   オルケスタ・デ・ラ・ルス

どう?  すごいメンバーでしょ。

そんでね、櫻井哲夫バンドで、なんと、グレッグ・ハウ(G) と デニス・チェンバース(Dr) が来日するのだ。

こりゃもう、見なくちゃ損するよ。

つーか、うちらは仕事なんだけどね。

今回はじゅんこさんが「舞台監督」になってしまったので、いつも以上に気を張ってますわ。

スタッフは、たかし、tetsu、丈、じゅんこさん の4人。

すごいね、たった4人で、全アーティストのケアとステージまわり全般やります。

頼もしい若きスタッフ達に感謝。

自分で言うのもなんだが、私は本当に、良い人材に恵まれていると思う。

地位や名誉なんていらないけど、みんなが 「宝物」 だわ。

だからみんな、早く私に 「宝」 をよこせ。  南の島で豪遊させてくれってば。

ショウはね、同じ日に札幌ドームでマーチングバンドのお披露目をするよ。

そう、日本ハムファイターズの試合前に盛り上げてくれるハズ。

きつい練習に体にムチ打って、弱音をはかずに頑張ってたから、私は岩見沢からショウの健闘と成功を祈る。

もし野球を見に行く人がいたら、是非、マーチングの演奏とパフォーマンスを楽しんできてね。

さて、じゅんこさんは本番を明後日に控え、準備に走り回ってます。

明日の土曜に現場入りして、前のりのアーティストのリハーサルをやって、そのまま岩見沢に泊まり、本番当日は早朝から頑張りましょう。

この二日間はコメントのアップできないけど、帰ってきたら報告するので楽しみにしててね。

というわけで、現在はもう土曜の朝6:06です。

早起きしたのではなく、夕べからライブ、打ち合わせ、ライブの後にシンガー達と語り合っていて、家に戻ったのが、4:20頃。

ついさっきだね。

そんで、ジャズフェスの最終チェックと荷物をまとめてたら、朝になってしまった。

あと1時間ほど仮眠したら出発です。

すごく過酷な仕事してるように思うでしょ?

でもね、いつも期待でワクワクしてるんだよ。

好きだからこそ、寝てられないし、ご飯食べる時間も惜しんで仕事したい。

世界の一流アーティスト達と対等に仕事ができるなんて、最高でしょ。

んじゃ、ちょっくら行ってきますわ。



2004年08月24日(火) ちょっと不思議なお話

今回は、じゅんこさんが体験した不思議な出来事を少しだけ、教えちゃいましょう。

この手の話は、病気扱いされる場合が多く、私も小さい頃から精神科などに連れていかれたもんだわ。

ま、信じる、信じない、は別として、こんな事もあるんだねえ、くらいで読んで。

じゅんこさんがよく行くコーヒー屋さんがあるビルに、小さなトイレがある。

二人分の個室(和式・1 洋式・1)だけで、手を洗う水道もふたつだけ。

トイレ全体の広さは、約8畳ほど。

ビルの奥にあり、いつ行っても誰もいないので、おなかの調子が悪い時に最高にゆっくりできる穴場のトイレなのだ。

で、今日もコーヒーを飲んで、帰り際にトイレに行って用を足した。

誰もいないので鼻歌なんぞも歌ってしまったが・・・。

女子トイレの個室には、【センサーに手をかざすと25秒間、音が流れます・・・。】 ってやつあるでしょ?

私が個室を出て手を洗い、鏡なんぞ見ていたら、突然、無人のトイレから音が流れた。

「んあっ?」

と、個室を見ても、誰もいるハズもない。

「ああ、そうか、ここにもいるのか・・・」 

そう思い、気にせず鏡を見ながらリップをつけなおしてると、今度はすぐ隣の蛇口から水がでた。

蛇口の水も、手を出すと自動にでるやつ。

「おわぉっ!? ビックリしたぁ〜! まさか、横にいらっしゃるのぉ?」

・・・・・どなたかいらっしゃったようだ。・・・・・私には見えなかったけど。

こんな体験は小さい頃からしょっちゅうだったけど、最近、年をとったせいか、事前のザワザワ感とか、空気の異変とか、体の変調を感じなくなっちゃったみたい。

なんの前触れもなく、「見えない方」 が近くにいらっしゃる場合が多い。

もしくは、「見えてるが実は存在してない人」 が、よくいる。

ある仕事の時、部屋に入った人数と出てくる人数が違ってたんだ。

出る時に一人少なかったの。

「あとから出てくるのかな?」 と、しばらく待ってもいっこうに出てこないし、一緒にいた人達はどんどん帰っていく。

「あれ、女の子まだ出てこないけどいいの?」

と聞いたら、 「え? 女の子なんていないよ。」 と返事が。

「へ? だって一緒に入ってったよ。 ベージュの服着た・・・・。」 と説明してるうちに気づいた。

ああ、あの女の子もそっちの方だったのね、と。

この場所ではこーゆー現象が日常茶飯事のようで、私も服を引っ張られたり、お話声が聞こえたり(言葉は不明)はある。

ここで不思議な体験をする人も多いらしい。

じゅんこさんはこの筋のベテランさんなので、恐怖感はほとんどない。

でも、急に目の前に出たり、いきなりどアップで迫ってきたらビックリはするなあ。

それは人間でも同じだけどね。

ま、いずれにせよ、この手の話は 「あんた疲れてるんじゃないの?」 って程度に流してくださいな。



2004年08月22日(日) 悩めるお年頃のみんなへ

じゅんこさんはいつも、まわりの大人達から言われている。

 「好きなことやってていいよなあ」 「自由でいいね」 「あなただからできるのね」

・・・・う〜む、何年も言われ続けすぎて、耳にタコどころか、ただのご挨拶のように聞こえてしまう。

人によっては、嫌味で言ってるらしいのだが、鈍い私にはわからん。

「好きなことをやってていいよなあ」 への私の返事は 『好きじゃなきゃできないですし、やる気もおきないですよ』

「自由でいいね」 へは 『規則がないから、自己管理や時間に厳しくなっちゃいますね。 24時間フルタイムですから』

「あなただからできるのね」 には 『誰でもできますよ。 知恵と経験を伝えるだけだから』

とまあ、こんな返事をしてる。

じゅんこさんがやってるのは、「お婆ちゃんの知恵袋」 みたいなもんさ。

たいした事は言ってないしやってない。

面白そうな事見つけたらやってきただけ。

その中で、壁にぶつかるたびに悩み、試行錯誤し、失敗してまわりに迷惑かけながら、今にいたってるだけ。

別に音楽だけで生きてきたわけじゃないよ。

私の育った家はアウトドア派だったので、小さい頃からスキー、キャンプ、旅行、と、毎年ワンシーズンに何回も行ってて、春休み・夏休み・冬休み・秋休み(中学が2期生だった)は、ほとんど家にいなかった。

20歳まで過ごした実家は東京だから、地方へ出向くアクセスもよかったしね。

1年のうち約2〜3ヶ月間は、山か海か川のちかくで過ごしていた。

好きなことやる体質は、子供の頃から養われてしまったのかもね。

自然をフィールドに遊ぶのには、それなりにルールがあるし、すべてを自分の判断で決めなくちゃいけないのさ。

スキー場でリフトに乗り、自分の技術では滑れない斜面にチャレンジしても、ビビって滑れないなら危険が待っている。

どんな事してでも自力で降りなければ吹雪に巻き込まれてしまうかもしれないし、誰かが助けてくれるとも限らない。

「滑れないよ〜」 と泣いて叫んでるだけじゃ凍えて死んでしまうかもしれない。

自分の技量をわきまえた行動は大事なのだ。

チャレンジ精神は素晴らしい。  どんどんやってほしいもんだ。

でも、その後の処理に責任をもてるなら、ね。

怪我して他人に迷惑かけたり、誰かに助けてもらうのを前提でやらないでほしい。

すべて、自己責任なのさ。

自然界には、言葉で説明できないような出来事がたくさんある。

自分の命と、人の命がかかっている。

その厳しさを私は小さい頃から親に叩き込まれた。

そして、自然の 「音」 を楽しむ事も覚えた。

水の流れる音、空気の匂い、耳元でそよぐ風の音、空のカミナリの音・・・

私の中でそれは、「音色」となり、「情景」となって結びついている。

そんな体験と感動を、みんなも感じて欲しいなあと、思う。

北海道という広大な大地に育った君達は、もう宝物を手に入れてるんだよ。

「好きな事でご飯を食べてく為」 に、何をするの?

そう、まず、自分の行動に責任を持つんだよね。

借りたものは返す、約束したなら守る、人の嫌がる事をしない、街や自然を汚さない・・・・

言い出したらきりがないけど、きっと幼稚園で教えてもらったハズ。

そして、人の何倍も時間を使い練習しなさい。

チカラをつけてく人は、見えないところでやってるよ。

誰かに認めてもらいたくてやるんじゃない。

自分が納得するまで、何回も何回も繰り返して体や頭に叩き込むんだよ。

スポーツも、楽器も、歌も、仕事も、全部おんなじ。

やってきた人間にしかわからない悩みや問題点がでてきて挫折しそうになった時、私たちみたいな大人に頼ればいい。

君たちよりは、ちょっとばかり経験してるからね。

でもね、尊敬してほしいと思ったことなんて、いちどもない。

「それを知ってる人」 が 「それを知らない人」 に教えるのはあたりまえでしょう。

中学生が小学生に部活の心得を教えたり、要領よく学生生活をおくるコツを教えるようなもんだわ。

誰にでもできることさ。

ただね、じゅんこさんの場合は、他人の面倒みると自分で決めたなら、とことんつきあってあげるだけ。

ほったらかしにはしない。

その人達が目標点に到達するまで、つきあうよ。

こんなおせっかいな大人がいてもいいでしょ。

これからもみんなにつきまとうから、覚悟してなさいよ。つーか、遊んで。

そして一言いっておく。

なにがあっても絶対に 「死」 を選ぶな。

そのために泣く人がどれだけいるか考えろ。

「自分」 のことで、友人に涙を流させるな。

これは、じゅんこさんからみんなへの命令です。

破ったら・・・・『股割り&くすぐり』 の刑だぞ!   覚えとけ!



2004年08月13日(金) 近況報告!! たかしだ!

この頃の活動は思ったようになかなかうまくいかない。

アルバイトのスタッフがドンドンなぜかしら、やめていく・・・。

それぞれの道だからしかたないし、嬉しいことなんだけど、残ったやつらがつらい

のだ。朝から夜まで休憩なしで、平気で12時間とか10時間とか当たり前に働いてい

た。そんな時は家に帰ってすぐ弾き語りたい。ギターの音に癒されたいんだよね。

一時間もすると、その心地良い音に自分が眠たくなっちゃうんだよね。それが毎日

のように繰り返し・・。さすがにいやになってきた。毎日の楽しみのご飯も一度だ

し、ギターとたわむれる時間も少ないし・・。

あのー!すいませーん!!僕まだハタチなんですけどー!!やりたいことたくさん

あるし、まだ甘えたいし、逃げたいし、遊びたいんですよ。

でも、そんなことは言ってられない。信頼して任せてくれるひとがいる。

毎日が不安で自分を頼ってくれる人達がいる。だから自分が折れてしまってはいけ

ない。負けてはいけない。しっかりしないといけない。

やりたいことはでも違う。嬉しいけど、こんなとこに立っていられない。

立つべき場所が残念ながら違う。

今は歌いたい、もっと歌いたい。感情を外に出したい。ただそれだけ。

あ!あと、ご飯食べたい。こんな感じ。


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