2005年06月22日(水) |
ひとりビアガーデン開催中 |
暑かったねえ、今日の札幌。
気温30度? 体感温度はもっとあったんちゃう?
おうちで作業してたじゅんこさんは、今日もまたお洗濯。
夕方に小雨が降ったので、洗濯物とりこんで、たたんで、お片づけして・・・・
「んん〜、もうPCいじりたくないなあ、オナカもすいたし、もう今日はなんもしない!」
やりかけの作業は無理やり終了して、ベランダにキャンプ用のテーブル出して、ビアガーデンの準備。
昨日の夜中に作ったミートソースでパスタ食べて、その後はラム酒を延々と飲みながらベランダでボ〜っと空を眺めたり、電車を見たり、工事現場を見てた。
BGMは【BIGIN】のファーストアルバム。
小さなローソクの灯だけともして、暗闇を楽しんでた。
9階のベランダから見える景色は、目の前に札幌駅JRタワー、その横にはANAやモントレーのホテルと、なかなかいい夜景っぷりなのだ。
豊平川の花火大会も、きっと見えるんだろうな。
これから先に起こる(起こす)いろんな事を小難しく考えてたら、マイヤーズちゃん(ラム酒)がなくなちゃった。
ボトルに半分残ってたのに・・・・・・
しょうがないから、バカーディちゃん(ホワイトラム酒)に切り替えようとしたら、バカーディちゃんたら、1杯分しかない。
ペパーミントちゃん(リキュール)や、カシスちゃん(リキュール)や、鏡月くん(焼酎)やら、冷凍庫にはスミノフちゃん(ウォッカ)もスタンバイしてるのに、飲みたいラムちゃんや、アマレットちゃんがいない・・・・。
あ、よく見たら、ゴードンちゃん(ジン)も、ビフィーターちゃん(ジン)もいない!
にゃう〜ん、飲みたいお酒がない〜。
お、冷蔵庫にカルア発見! でも、次女用の小瓶だから勝手に飲んだら怒られる。
ま、いっか、ウォッカトニックでも飲もう。
そして、夜中の12時を過ぎる頃には、薔薇の名前のお酒で乾杯しよう。
終わりのない物語へ、手をとりあって突撃だ!
2005年06月21日(火) |
こだわりとはなんぞや |
札幌はここ何日かお天気もよく、初夏らしい気温になってきたよ。
お天気がいいと、お洗濯がしたくなる。
お布団カバーやジーンズ、厚手のものや大物。
我が家は現在、娘二人(21歳と20歳)と、私の3人で暮らしてるんだ。
旦那様はまだ東京に単身赴任中。 3年目かな? 長いなあ。
全員が働いてて、生活時間帯もバラバラ。
洗濯は各自でするんだけど、夜に集中しちゃうんだよね。
だから、たまに私が家で仕事する時はお昼に洗濯機まわして、晴れたベランダに洗濯物がヒラヒラ並ぶ。
うんうん、気持ちいいねえ。 そのままベランダから電車を眺めてぼーっとしたり。
さあて今日もお洗濯しよっかなぁと洗面所にいったら、洗剤がない!
あ〜そうだった、ラクガキ用のホワイトボードに 〔洗剤なし〕 って書いてあったっけ。
近所のスーパーに行けば、洗剤は売ってる。
でも、それじゃ駄目なんだ。
私の好きな洗濯洗剤は、そこらのスーパーじゃ売ってないアメリカ製の液体洗剤。
あのボトルじゃなきゃ駄目なんだ。
「じゃあ、空ボトルに他の詰め替え用洗剤入れとけばいーんじゃないの?」 って、みんなは言うけど、それじゃ違う。
私が好きなのは、〔あのボトル〕 と 〔あの香り〕 と 〔あのブルー〕 なのよ。
国産の洗剤よりはちょびっと高い。
毎日使うものだから、節約すべきなのかもしれない。
というか、賢い主婦はそうやって節約してるのだろう。
でもさあ、部屋に置くものって、好きなデザインじゃないとイヤじゃない?
毎日見るし、毎日使うものだから、気に入った色合いの物や惚れたデザインの物がいいなあ。
金額が若干高くても、ソレの為なら、他で調整するしね。
札幌でこの洗剤を売ってるのは、ドンキホーテだけ。
車で行く郊外の店舗では入荷待ちが多い。 (注・じゅんこさんは免許ないから娘の車に乗せてもらう)
したがって私は、札幌中心部までチャリこいで、洗濯洗剤を買いに行くわけですよ。
これがないと、いてもたってもいられないのです。
代用品は近くのスーパーやコンビニ行けばたくさんあるけど、眠い目こすってでも、チャリ飛ばして買いに走るさ。
それほど愛してる。
そう、愛だね、まさに。
いつもコーヒーを飲むマグカップも、赤がキレイな沖縄のお箸も、使ってないけど部屋に散らばってるアメリカ製の電話機も、ぜーんぶ同じレベルで愛してるなあ。
アメリカ製品の、独特な色使いのパッケージデザインに惚れてしまったから、しょーがないね。
ナチョスも大好きだし、チートスも大好き。
あ、これも輸入品のほうね。
あの袋で、あの色とあの味でなきゃ意味がない。
石鹸はアイボリー、食器用スポンジも輸入品のすんげえカラフルキュートなやつ。
すべて私の、視覚・味覚・触覚・聴覚 が満足するもの。
ぐはぁ、ウォルマート行きてぇ。 ビバ・アメリカ!
ちなみに、工具や道具類、重機も大好きなので、窓から見える目の前の工事現場は、コーヒータイムに欠かせない。
こんなこだわりが、生きてく中で案外でかいってのはどうなんだろね?
2005年06月20日(月) |
え? よく聞こえないんだけど・・・・・ |
何故みんな、今頃になって衝撃の告白をしてくれるのだろう?
「昔、すっげぇ好きだったなぁ」 とか、「ほんっと昔は可愛かった!」 とか、「最初は憧れてたんすよ」 とか、「すごい人だと思ってたんだよ、初めの頃は・・・」 とか・・・・・・
全部過去形になってるのは気のせい?
言われてみれば、みんなの態度も初めの頃と違うみたいだ。
私が疲れてると、どこからかあったかいコーヒーを調達してくれたり、重い荷物も持ってくれたり、「寒くない?」と上着をかけてくれたり・・・・・・
んがあーーーーっ! 思い出すとむかつくくらい、最初の頃はいい扱いされてた!
今なんて、「え? コーヒー飲みたいの? 我慢しろよ」 「これ持って」 「うわっさみぃ、ねえ、そのコート貸して」 だぜ。
移動の時も、以前は「行きますよー」だったのが、今じゃ「ほれいくど」「ちゃんとついてこいよ」 「ちっちゃすぎて見えないんだから前歩いて」と、命令されてるのか、これは?
そーいえば、最初はみんな敬語だったような気もする。
普通に考えれば、19歳やそこらの連中は43歳に対して敬語を使うもんだと思うのだ。
しかし、じゅんこさんのまわりの少年達は、「じゅんちゃんて俺らよりガキだよね」 「じゅんってさぁ、腹でてるから威張ってんの?」 とすっかりふてぶてしい。
でも頑張ったご褒美のバナナで喜ぶ可愛い奴もいる。
とりあえず疑問なんだけどさ、20年近く一緒に活動してる人達が、なんでこうも 「昔は・・・」だの「最初の頃は・・・・」だの、私に対しての幻滅っぷりを強調したがるんだ?
あ、あれか、ヤキモチやいてんの?
おわっ、今、すんげえタイミングでメールが二件きた。
『新しい男の前でまだ猫かぶってんの? 無駄な努力してるねえ。』
『じゅんこさんていったい何なんだろうって考えてみたら、実は女性だったんですよねえ』
君達はなにが言いたいのだ? わからん。
確かに私はまだ、5人のLoversの前では猫かぶってる。
悔しいがそれは認める。
いーじゃん、どーせ最初だけなんだから。
神話はすぐに崩れるんでしょ?
だいじょぶだ、ツアーの移動中にオナカ空いたって泣きだす日も、そんなに遠くはないさ。
そんな時はブリトーくれ、それで落ち着く。 熱めでお願いします。
フェリーにはブリトーないんだよなあ、マジで半泣きだったよなあ、あん時は・・・・。
とろーりチーズ系か、おもちゃか、もちベーコンを与えとけばおとなしいらしい。
児童会館行きたいな〜、『良い子のお約束』 覚えなきゃ。
あ、やべ、梅干し2個しかないや。
2005年06月19日(日) |
ゆうべの狂宴をふりかえる |
例のごとく朝まで飲み明かして終了したゆうべの宴、ふりかえるほど記憶が残っていないような気もするが、頑張って思い出してみよう。
サウンドクルーベースメントというライブハウスで【F21】のライブ。
GEEZER率いる【LOST NAILS】、よおこやGやみつお君の【Edge】などと、爆裂なステージと演奏の雨アラシ。
ここでまず謝っとく。
私はゆうべ、【F21】に会いに、彼らのライブを見にいったのは間違いないんだ。
でも、1発目の出番を終えた【LOST NAILS】のメンバー達と外出し、プチ打ち上げと称した合コンごっこで遊んでて、時間を見てホールに戻ったらちょうど【F21】の演奏が終わったとこだったんだよなぁ。
演奏開始時間を間違えてた。 ほんっとごめん。 サイテーだわ私。
見れなかったライブの様子は後日VTRかDVDでもらうとして、オリジナルメンバーが揃って、うまいお酒を一緒に呑めてよかった。
【Edge】のステージも、お帰りみつお君フィーバーで大騒ぎ。
私が愛してやまないDr.Gは、暴れ牛炸裂でフロントにでてきて歌も歌っちゃうし、よおこはムッチリポッテリでほにほにだし。
何年たってもなにも変わらず、変なパワーアップしてきてるメンバーだらけなんだけど、打ち上げが始まる頃には、もうね、みんな静か。
リハーサルん時からビール飲んで、本番待ちの時間中もずーっとビール飲んで、演奏始める頃にはグダグダに酔ってるのさ。
でも、演奏はパーフェクト! 素晴らしい! とくに、Dr.Gはサイコー!
ゆうべ初めて会えた【F21】のDr.ロバートとは、BBSでちょっと会話もしてるように、お互いに東京の音楽シーンで過ごしてる時期が一緒だったんだ。
昔話がでるわでるわ、そんで、共通の友人や知り合いがドバドバでてきて、私とロバートは時間をトリップしたねえ。
ロバートが語りだした昔話(当時17歳くらいの彼は【HEVY METAL ARMY】のローディをやってた)で、
ロバート 「そーいえばアーミーの時、ロフトの裏口にいたら○○○な事があって、 当時は子供心に、いや〜大変なんだな〜って思ったことがあったよ」
私 「あ、それ私だ。」
ロバート 「え? あれだよ、一人じゃなくて何人かで来て・・・・」
私 「そう、ちょうど友達といたから一緒にいってもらったんだ」
・・・・そう、あの時ね。
24年前のあの日、ロフトの裏口の階段に座ってる小僧にメンバーを呼び出させた時・・・・・。
どうやらあの小僧がロバートだったらしい。
私がそこに押しかけた理由は、メンバーに脅しをかけに喧嘩上等な雰囲気をガンガン出していってたんだわ。
若かったんだねえ、いやあ、笑った笑った、・・・・・・・私だけ。
ロバートは当時を思い出したのか、怯えた目で私を見ていたような気がする。 いまだに覚えてるほど嫌な出来事だったんだろうねえ。
だいじょぶ、じゅんこさん、今はこんなに優しい人だから。
【BAD SCENE】のVo.金やんの話もでてきて、嬉しいやら懐かしいやら。
私とロバちゃんが話してる横で、「どう? ロバートと話繋がった?」 と微笑むVo.ヨシカズ。
彼の笑顔はいい。 スターの笑顔。 この余裕ぶっこいた笑顔に私は弱い。
そんで私のニオイをかいで、「ディオール! ディオール!」 と喜んでた。
うむ、可愛い奴だ。
さて、たまにはレコード引っ張り出して聞いてみようかな。
まだ酔いも冷めず気分いいまま、モヤがかった空を眺めながら、今日も旧友に会いにいこう。
2005年06月18日(土) |
好きこそものの上手なれ |
『好きなことは自然と努力をするから上達するものだ』
昔の人はうまいこと言うねえ。 まさにこの言葉通り。
好きだから、やりたいから、辛くても頑張れる。
頑張った先にあるもの・・・・ そこには次のステップが待ってるんだなあ。
人間は欲深いから、ひとつの目標をやりとげても、「いや、ここまでできたなら次もできる!」 と、どんどんいっちゃう。 いつまでたっても自分の満足いく世界にたどり着けない。
でも、だから延々と努力もしてくし、試行錯誤しながら考えていく。
いまさらだけど、音楽って、芸術なんだよね。 感情表現の分野。
表現する世界に終わりはなく、感性や才能が枯れることもない。
だって、日々生きてるわけだから、今現在と、1分先ではすでに何かが変化してるでしょ。
1分の時間・・・・・ 長いような短いような。
歩いていれば見えてる景色は変わるし、部屋で何もせずボ〜っとしてても空の明るさは変化してるし。
「明るいなぁ」 「寒くなったなぁ」 「おなかすいたなぁ」 「あ、もうこんな時間だ」
さっきと違うこと考えてるよね。
誰かの為じゃなくていいんだ。
自分の好きなこと、やりたい事は、自分がわかってればいい。
そして、楽しみがもっといっぱいになるように、好奇心や興味をもってやっていってほしい。
メンバーがいるなら、共感しあえる喜びを一緒に感じられるような関係になればいい。
まわりの人をよーく見てごらん。
かっこいいと思える人や、すげえなあとか、あーゆー風になりたいなあと思わせる人は、きっと何かに夢中で動いてる人じゃない?
まだ試合経験も少ないサッカーチームが惨敗だったとしてもさ、その選手やチームが全力を出しきったのがみえたなら、「よくやった!」 と拍手をおくるでしょう。
そこに 「今日の僕達どうでしたか?」 という言葉はない。
負け試合、ほんとうは暴れたいくらい悔しいさ。 でも、それが現在のみんなの実力。
1分後、30分後、1日後・・・・時間が過ぎるほど必ず前より良くなってるはず。
技術ももちろんだけど、考え方や見方をちょびっと変えてみるだけで、もっと良いものが生まれてくるよ。
変化するには勇気が必要な時もあるし、不安な時もいっぱいあるよ。
でも君達には、頼りになる素晴らしい人達がいるではないか。
君達を心底可愛がってる大人が身近にいるってのは、すでに君達に魅力があるってことなんだよ。
不安でつぶれそうな時は、信頼できる大人達に背中をドンと押してもらいなさい。
頑張れない時は、無理に頑張らなくてもいいんだよ。
頑張れるときにエネルギーを使えばいい。
だってさ、好きなことは楽しくなくっちゃね。
だいじょうぶ、みんなはもっとかっこよくなるよ。
だから、今はもっとがんばれ! 自分の為に! 行きたい世界の為に!
【S.M.D.】 のみんなへエールを込めて
女性シンガー【taeco】(たえこ)から、突然デートのお誘い。
ちょうど一昨日、屋台風飲み屋のおっちゃんから〔さっぽろ祭り〕のお化け屋敷や見世物小屋の招待券をもらっていたので、さっそく【taeco】と二人で行ってきた。
もうね、すんごい人出で、通路は大混雑ヨチヨチ歩き状態さ。
通路の両脇に夜店がたくさんでてるんだけど、私たちの食べたいものは、すべて反対通路側にあって、前に進むのさえままならない状況の中で、横にそれることもできず、二人でおなかをすかせながら人にもまれて歩いたわ。
ようやくゲットしたのは、長さ約40センチのジャンボフランクフルト、フライドポテト、クレープだけだった・・・・。
お化け屋敷と見世物小屋は ・・・・・うちら二人は大反則の大爆笑!
暗くて道がわからないから、お化けさんに道を教えてもらったり、一生懸命に〔びっくり仕掛け〕を操作する老婦人を見てしまい、 「うわぁ〜おばあちゃんだ〜、あれ動かしてるの、すごいおばあちゃんだった〜!」 もう笑いが止まらなくなって、二人で大爆笑しながらお化け屋敷を二件制覇。
見世物小屋では、入った瞬間、ステージ上の太ったデビルマン見て、「うわっ、なんだあれーーーっ!」 と、また大爆笑。
あまりの混雑振りに脳内にへんなもんがでてしまった私たちは、帰り道も笑いっぱなし。
お祭りを制覇した後は、串焼き屋へチャリでGO!
以前に紹介した 天下鳥 という焼鳥屋にいた、通称・主任 が、独立してお店を開いてるのだ。
若い店主の話は面白くて、そこでも、私と【taeco】は笑いっぱなしで、もう、疲れたよ。
このお店の良いところは、串焼き屋にはめずらしく、ビールやカクテルの品揃いが良い。
ここでじゅんこさんが召し上がったものは、
コロナ→生ギネス→梅酒各種→ギムレット→ウォッカトニック→ラムトニック
ねぎま→ささみのさび焼き→とりわさ→ちぎも(レバー)→納豆のきんちゃく→チョコトルテ(絶品!)
ドリンクは、同じものを何杯か飲んでるから結構な量だろうし、食べ物は人のものも奪って食べてるから、もっと食べてる。
で、やっぱり朝の3時半まで。
チャリで帰る途中、お仕事関係者とばったり。 彼もチャリ。
二人仲良くチャリ同士で信号待ちしながらお喋りした。
こんな時間に、あんな場所で会うなんて・・・・お互い行動には気をつけないとヤバイっすね。
【taeco】・・・・あいかわらず大声で笑ってばっかだったけど、喉だいじょぶかしらん。
彼女は、歌う姿と普段のギャップがすごいので、みんなにも見てもらいたいわ。
【taeco】情報も、そのうちここでお知らせするね。
今夜は、【S.M.D.】というバンドのライブでサンクルへ
ああ〜チーズが恋しい、こってり濃厚カルボナーラも食べたい、ラザニアあれば最高
うむ、チーズバーグディッシュ300gを食べてからサンクル行ってこよう。
2005年06月16日(木) |
うわっ 外あっかるい! |
しこたま話し込んで店を出ると、外はバカッ晴れに輝いてた。
う〜む、飲み明かしてむかえる初夏の日差しは清々しい。
ゆうべ、【Trad.】の練習後に、Dr.ノブ と久しぶりにサシで飲んだ。
練習終わってスタジオ出たのが夜中の1時半、それから移動して朝の4時までドラマー談義とノブの職場(土木建築)の話で爆笑オンパレード。
ご存知の方も多いが、【Trad.】Dr.ノブ の前身バンドは 【HARD GEAR】。
当時20歳そこそこだったノブは、プレイヤーとしてのすべてをこの時期に叩き込まれている。
現在24歳(だっけ?)、まだまだやんちゃで感情の起伏の激しさがドラムスタイルにでちゃうんだけど、私の好きなドラマーなんだ。
ドラム談義で話し込むと、数字の会話や、譜面を書き出してやりたい事を説明してくれるからヒジョーにわかりやすいし、「お、こいつ、ちょっと頭いい!」 とも思わせてくれる頼もしい奴でもある。
ライブの本番前、私はいつもノブのお尻を触ってる・・・ような気がする。
いつでもどこでも、居酒屋で連れションの時も、ノブの後ろにくっついてお尻触りながら歩いてるね。
健康チェックですからね、これは。 彼の場合、お尻が健康のバロメーターなのです。
そうそう、こいつさぁ・・・・ ちょっと聞いてくれる?
今夜の練習終わった後にソファで、メンバー達と雑談してたんだ。
私とノブは、4人掛けのソファの右サイドと左サイドで、足もソファにのせて対角線に向かい合うような形で寝転んでたんだ。
突然ノブが、お尻をこっちに向けて浮かせ ぶっ と放屁。
「なんでこっち向けてんだよーーーっ!」 と私は怒り、ノブのお尻を足でふさいだんだ。
そしたらさ、また ぶぴっ って・・・・・・・。
・・・・・「ぴっ」 っておまえ・・・・・・・。
足の裏に伝わったほのかな温もりを、私は一生の思い出にしよう。
そしてうちらは、周りの誰もが驚くタフマンでもある。
昼間の仕事は朝の7時出勤とか8時出勤。
でも朝の4時とか、5時まで、フツーに呑んでる。
毎年12月は大変なことになってるんだ。
職場の忘年会などでただでさえ呑む機会が多いのに、バンドマン達のライブやイベントも多く、毎日呑んでたよ。
リハーサル(練習)が終わっては呑み、ライブがあれば呑み、どこかに誰かがいれば飛んでいって呑み・・・・・・。
みんなは翌日の仕事の為に早めに帰ったりお酒の量をセーブしてたけど、私とノブは絶対そこはゆずらなかった。
呑むといったら呑むのだ。 ふたりとも負けず嫌いだから。
実はすごい怪我してて本当はすんげえ痛くても、絶対にそれを言わない。
特にライブ当日は、意地でも隠し通してるね。
さすが私が見込んだタフマンだ。
私の友人達の昔話になるけど、本番の演奏中に傷口が開いて衣装を真っ赤に変えてもプレイしきった奴や、骨折した腕が完治してないのに普段と変わらないプレイをした奴、手のひらの骨にヒビが入ってるからと、スティックを握ったコブシをテーピングで固定してドラム叩いた奴らがいた。
全員に共通してるのは、いっさい観客にその状態を悟らせなかったんだ。 メンバーにさえ、知らせなかった奴が多かった。
血で染まった衣装は演出と思わせ、テープで固定した手元は笑いをとり、骨折のギブスは装飾品として衣装に組み込ませていた。
彼らはプロフェッショナルとして多大な支持を受けながら、今もなお現役で活動している。
アマチュアバンドの楽屋裏でよく聞く声で、「今日調子悪いんすよ〜」に始まり、どこが痛いとか、具合悪い、寝不足だとか、練習する時間がなかっただの・・・・・
逆に、「俺、すんごく練習してきました。本も読んだし、あれもこれも・・・だから今日の俺すごいですよ!」 と意気まいた後、演奏後に「ギターの奴がサビの入り間違えて結局全部グダグダになっちゃいました〜」とか。
そんなのは全部言い訳にしか聞こえない。
「だから何?」 と私はよく言う。
そんなのすべて自分がコントロールできるし、すべき範囲でしょう。
機材のトラブルだって、最低限におさえて回避できる手段はあるし、最悪の事態に備えた準備も用意もできるでしょう。
やらない人ほど、クチ数が多いね。
誰もがちょっと頑張ればできる事をやってもさ、それは 『凄いこと』 じゃないんだよ。
頑張っても出来ないことをやってるから 『凄いこと』 になるんだ。
毎日の睡眠時間が3時間しかとれないスケジュールならば、それに自分の体を合わせればいい。
ノブも私も、多くの友人達も、みんなそーやって音楽活動してる。
連日のハードスケジュールと、呑む機会も多い毎日で、「じゅんこさん、大丈夫ですか? 無理しないでくださいね」 と私を心配してくださる人達に、 「だいじょぶ。 この人フツーじゃないから。」 とお答えするノブ。
でもさあ、最近は翌日のことを考えて、お酒の量をセーブするようになったねえ。
と、いいつつも、今朝はかなり呑んでたような気もするが・・・・・・。
屋台のような飲み屋のカウンターで、湯豆腐やホルモンやレバ刺しをおつまみに呑んでるうちらは、やっぱオヤジだなあ、とあらためて実感したわ。
うちらの会話は、 『男同士』 で語りあう内容のものが圧倒的に多い。
これだもん、ノブとハグハグしたり、お尻さわりあいっこしたり、お泊りしてても、誰も見ててくれないし、甘い噂のひとつにもならないわけだ。
納得!
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