2016年10月16日(日)予想外。
出産3日目。
昨日は旦那一家見舞い。

本当は昨日の予定だったけど
腹も切ってるし風呂にも入っていないので旦那にお願いして一日送らせてもらった。
遠方だから週末しか来れないと思うけどもうちょっと察してほしい…。
相変わらず鈍い家族だなぁと思ったり…。

坊っちゃんが思ったより興味深そうに赤ちゃんにちょっかいを出して遊んでいた。
妊娠したときは誰からも祝ってもらえない気持ちだったけど皆から祝福してもらえて幸せな子で良かった。
旦那もおもちゃやら買って嬉しそうだったわ。

買ってきたおもちゃの効果か夜は割りと寝てくれて、おっぱいをやるのが大変だった。
お着替えでクズりはじめるが、泣いていても可愛く愛しおしく感じて涙かあふれる。
こんな気持ちが内側から込み上がってくるなんて思いもしなかったし、
忌まわしかった自分の名前も感謝したい気持ちにもなった。
犬を飼ってなければ余裕もなく、ただ泣き続ける子供に苛立っていたと思うけど、私を頼って泣きじゃくる子供がただ愛おしい。

亡くなった犬の分も、子供を愛そうと思えた。

体重が、減っていたので母乳に加えて哺乳瓶でミルクを追加。
疲れるようで飲み終わってぐったりしてる顔も愛くるしい。
このまま可愛い赤ちゃんで止まっていてくれたらいいのに。

早く育ってほしいと思っていたのに意外続きの毎日。

2016年10月15日(土)交代。
二日目の夜からグズりだす。

寝ようとするとクズリの繰り返し。誰かを探してるように海老反りになって黒目を彷徨わせて頭を反らして泣いている。
パパをさがしてるのか?

完全に目覚めたようで目も開くようになってきた。
泣いている顔が男の子っぽくなってきており、数時間単位で顔が変わっていることに気づく。

タオルで包まれた息子をあやしていると、タオルで包んだ犬の亡骸を火葬場に向っているときとダフってしまい涙が溢れてきた。
子供の誕生は嬉しいし、犬の分まで可愛がろうと思ったりもするけれど、
犬にもっと生きていてほしかった。もっとしてあげたいことがあったのに。

犬に色々教えられたからこそグズり続けても穏やかでいられる。
泣いていても可愛いと思える余裕がもてるのは犬と16年過ごして色々あったおかげだと思う。

ぐずるたび抱いて歩いて母乳をやりを繰り返していたが、さすがに2時をまわると寝不足の頭痛とめまいをかんじてナースセンターに子供を預けて3時に就寝。

翌日聞けばミルクを飲むこともなく寝ていたよう。
静かな空間だと泣いてしまうそうな。お腹減ってたわけじゃないのね。
自分の都合で預けたのに手元に帰ってくると私もホッとする。

生まれた子は、髪の毛が長い。
手術台の上で初めて見たとき、第一印象が犬みたいに毛が多いと思った。

生まれた瞬間に泣いたと思ったら、「おめでとうございます」と、
私の胸にしばらく置いてくれたんだけど、不思議と泣き止んだ。
生まれたばかりのせいか、カエル?か犬みたいに伏せポーズのまま丸まっていた。

その後、産後医療師に検査につれて行かれると再び激しく泣き叫んでいた。
医師にヒョイッと連れて行かれたとき、0.03の私の視界には黒々とした彼の髪の毛と体の形が犬の姿とダブリ、
瞬間的にうちの犬が手伝ってくれたんだと感じて涙が出て仕方なかった。

それから縫合。手術よりも縫合の時間が長く、大先生が説明しながら施術していたようだった。
下半身麻酔は初めてだったけど、局部麻酔のおかげか背中の麻酔は思ったほどの痛みではなかったけど、
刺されたときにビクッとなったら、お腹の子が異常に激しく動き出し、お腹の動きで私も動いてしまいそうなぐらいだった。

歯医者で異常にあばれたりしていたから病院嫌いな子なんだと思う。

麻酔から出産まであっという間だったけど、
お腹を押された瞬間があってその苦しさで肩に力が入ったみたいで
筋をおかしくしたようでしばらく右肩が痛かったわ。。。
麻酔や痛み止めが切れてくると体の関節が所々痛いことがわかった。

でも不思議なもので生まれて見ると我が子はかわいいし、
二人目を産んでもいいかなと思える。
産むまで苦しくて大変だけども…。
2016年10月13日(木)入院
入院当日。
犬のこともあってここ数日は犬の写真の整理をしている。
写真で犬を見ているだけで気が紛れる。

死んだ直後より数日が経過して落ち着いてきたころに悲しみが襲ってくる。
特に夜寝付くとき。
電気を消して寝ようとすると犬のことを考えてしまい中々寝付けずテレビをつけっぱなしで寝る日々。

爪が伸びてくると”カシャカシャ”切ったばかりは”ピトピト”と肉球が張り付くような、
ささやかな音を立ててフローリングを歩き、その日常音が無くなった静けさが何とも無機質で殺風景に感じる。

地雷防止(ウンコやおしっこ)に昼間でも無意識に電気をつけてしまったり、縁側や玄関の柵を無意識にまたごうとしてしまったり。
16年間続いた癖が抜けないでいる。

不妊で悩んでいる人にとっては不謹慎な話だろうけど、
自分の子供の誕生より犬が亡くなった悲しみのほうが強くて気が抜けてしまっている。
元々子供に興味がないから余計に…。

旦那とも初めて喧嘩して、何から何まですべて悲しい気分が続いた。
某音楽フェスに気分転換に母とライブに行きたいとお願いしたところ承諾してくれたものの、本当に渋々といった感じて「これっきりにしてくれよ」と言われ、それが納得いかなくて喧嘩になった。

結局はライブは諦めて、私が折れる形になったけど、
やっぱり結婚って私には向いてないと感じた。
何をするにも許可がいる環境が息苦しい。

子供のことを考えろということだろうけどそんな余裕がない。


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月曜の夜にお腹の張りが治まらず、病院に行ったものの
エコーで小一時間様子を見たけど張りは見られずそのまま帰宅。
何とか予定日に入院することが出来た。

午後に母親に送ってもらい、
入院手続きをして問題なく希望のトイレ付きの個室に入れた。
きれいで広い個室で安心。

手術担当の医師が代わる代わる挨拶にやってくる。
どの担当医も感じのいい人ばかりだった。

夜は手術前のエコー。
問題なく頭は下。2度も逆子になる落ち着きのない子っているのか??
最後の1週間でより大きくなり、動きも激しく、
「早く出たくてしょうがないんでしょうね」と母に言われる。