すまいる1号

2008年05月05日(月) 秘陶の旅。。

5月4日
曇り空で少し蒸し暑い。3日よりは日差しが弱くアウトドアもOK。
美濃土岐に行きました。
「だち窯やまつり」です。
陶器の勉強仲間と車でいざ〜!カーナビとまつりのチラシがたよりでしたがばっちりつきました。



駄知町は美濃焼きの陶器の町のひとつです。初めて行ったのですが結構な新緑多い山の町でした。車で行ってよかった〜〜です。
予定では、どんぶり会館をふりだしに1番からでスタートでしたが、
窯屋めぐりお尻の13番「宗山窯」からのスタートになりました。ゴスの染付けがメインの窯やさん。繊細というよりはラフな筆で大胆な感じがいい感じだったので購入。
それから、11清山窯に車を止め、12峠窯〜
10「南楽窯」すりばち会館へすり鉢専門の窯です。見事なのは木造の展示販売建物です。昔使っていたという古い窯やもろ(作業場)にはすり鉢の歴史が詰まっています。展示室になっていて休憩できました。お茶とおいしいナスのお漬物(自家製)をご馳走になりなごんでしまいました。
木の建物っていいな〜〜。




8藤山窯(山の上にあり)は来窯記念に箸おきをいただきました。ここではお値打ちコーナーでシンプルなカップを購入。




9丹山窯(お花がいっぱいのギャラリー)商品もお花をモチーフにしています。なんだろうすごくいい感じです。ここでは買いませんでしたが私はすごく好きです。




6鶴琳窯(若手)若いセンスに満ちた窯やさんです。古典的なものも見据えて今新しいものを作り出したいと話す若手です。




5守峰窯、4翔武窯、3快山窯(青白磁人間国宝)2、秀峰窯、
最後は1武山窯でゾウの絵のついたお茶碗を購入。




そんでもってやっとどんぶり会館に着きました。
素朴な陶器の町を自力でめぐる秘陶の旅。。。となりました。




どんぶり会館のソフトクリームは器がお持ち帰りできるのでまたもやこれもいただき、
グ〜〜ッドな1日になりました。


↑小さなどんぶり。(ソフトクリームが入ってた)



2008年05月04日(日) ぼんやり遠い

3日
暑い〜〜
長袖では暑く感じる。


昨日までの疲れがまだ残ってるな。朝風呂に入って再度リラックス!




カルロ・ザウリ展に行きました。
名古屋から多治見MINOセラミックパーク「岐阜県現代陶芸美術館」で開催中の展覧会です。
その日は深見陶治さんによる講演のビラを千種図書館で見つけていたので予定に入れていました。
名古屋と多治見は通勤圏でありながら車で行くとドライブ気分で結構遠い。
少し迷いながらも緑の山の中に・・お金をかけたろうな〜と思う建物が現れました。すてき〜と思う建物でしたが、1Fではフリマ開催中で屋台とか変なライブやら拍子抜け。。。

2階にある現代陶芸美術館に行きました。
カルロ・ザウリはイタリア人で初期の土は粗いマジョルカ土のろくろ形成。壺や皿が目に入ってきました。美しいフォルムと色。釉薬は厚塗りで光沢はないけど盛り上がってるようにも見られました。きれいな発色をしています。これは50年代の作品で、徐々にオブジェっぽいものに変わっていきます。
70年代の作品は土もストーンに変わり、釉は「ザウリの白」ビアンコザウリというように白い色をした大きなうねりのような陶器の彫刻に進化していきます。うねる大きな塊・・印象的でした。その色の溶変が美しく同時にうねりの力強いフォルムはザウリの心の形をそのまま外に出したように私には見えました。70年80年代絶頂だったと思わせます。

深見さんの講演は結構お知り合いの方が多いようで(たぶん半分ぐらい)ザウリの説明もご自身の紹介もはしょり気味でなんだか内輪話のようで少し不満は残りました。深見さんは青白磁による圧力鋳込み作品で有名な方らしいのでそこんとこも聞きたかったんでっすが・・・
しかしザウリなどイタリア作家との交友も多くあり、イタリアの陶芸術や陶作家の話など日本の文化とはまったく違った空気が伝わってきて、私としては元気をもらって帰ってきました。

日本の陶器のルーツ、イタリアやイギリスや中国・・ざっと思い浮かべても違う。自分のこと。
そんなことを考えた貴重な1日でした。


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