度々旅
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一泊で、箱根へ温泉旅行。日曜日はとっても晴れていて、電車から富士山もきれいに見えた。けれど、時間が中途半端だったし、何度か来ているので、特別に観光をすることなく、登山鉄道で一つ先の駅まで行ってそこから、宿へと歩いた。 いくつか候補にしていた宿を通り過ぎ、「こっちの宿でもよかったな」などと言いながら、自分たちの宿を探す。そこで、発見した自分たちの宿。うそ、ここですかぁ???日曜日ということもあって、他の宿は軒先にも活気があふれているし、窓からは明かりがこぼれている。なのに、われわれの宿はロビーに明かりもついていないし、客も従業員の気配もない。あああ。失敗かぁ 別に、温泉メインでなくて、ただの仮宿として泊まるならば、屋根と壁と布団があるってだけで、もう満足なのだけれど、今回は宿で温泉三昧だらだら旅行のつもりだったので、言ってみればこの宿ってのがメインなわけで。無人の受付で、「すみませ〜ん」と言いながら、寂しい気持ちになってきた。部屋に入ると、あらゆる備品は傷ついて、壁はきっと宿の人が貼ったであろう壁紙のしわが目立ち、畳は沈むし。。。うぅぅぅぅ。 けれど、なんとか気をとりなおし、露天風呂へ。すると、今度は、お向かいの宿から見える造りではありませんか。おいぃ〜。 しかし、あたしを悲しい気持ちにさせることはこの後も続々と続く。どうやら、宿には数組は一応泊まっているらしかったのだけれど、その部屋の世話はどうやら一人のおばちゃんがやっている模様。このおばちゃんが、大問題。食事を運ぶのも、布団を敷くのも、私たちが見ているテレビを見ながら。布団を敷くのに、30分もかかっている。食事の片付けも、電話をしてから30分以上待たされ、こちらはいつくるのか?いつくるのか?と。 翌朝も、朝食の指定時間に一向に現れることなく、電話で催促するはめに。おばちゃんが、布団をたたむのにかかる時間を考えて、こりゃたまらんと、自ら布団をたたみ始める私たち。けれど、それがおばちゃんは気にくわなかったようで、そのままにしておいてくださいといわれ、たたみかけの布団の横で食事をとるはめに。 うぉぉぉ。これでは、素泊まり安宿の方が気持ちがラクチンだったよ。結局朝食後の片付けにも、おばちゃんは一向に現れず、しびれを切らしたあたしたちは、なんだかこの悲しい気分をお別れするために、宿をさっさと出ることに。御会計の時に、サービス料をとられ、御土産をもらい、みやげ物はいらないから、サービス料を返してくれよと思ったのは言うまでもありません。。。ちなみに、この宿で見た従業員はおかみさんと思われる人と、このおばちゃんだけなのだけど、どうやらおかみさんは、おばちゃんにいらついているようで、それが客に伝わるのも、なんだかなぁと思って、ますます悲しくなり、宿を去った私たちでありました。
その後行った大涌谷は登山道は閉鎖なうえ、とんでもない強風で立っているのもやっとだし、視界も悪いし、ロープウェイもとまるし。もういいよ、箱根なんてこないよ!と捨て台詞を吐いて、黒卵を握り締め帰ってきたあたしたちでありました。登山道が閉鎖しているってことぐらい、宿で教えてくれてもよかったのに。。。
今日、また帽子を買ってしまった。洋服をまったく買っていない中、この冬?3つめだ。帽子ってのは、おしゃれさんの物だと思っていたし、あまり似合わないので好きではなかったけれど、髪の毛を気にせずかぶってしまえばすぐに外に行けるので、とても便利なことに気づいた。そのうえ、あったかい。
めがねや帽子やスカーフなど、小物にこだわる人ってなぜ?と思っていたけれど、なんとなくわかるようになってきた。こりゃはまる。洋服を買うよりずっと楽しい。お安いものでも、なかなかこっていろいろ選べるのも素敵。そのうえ、それ一つでだいぶ感じが変わるし。去年インドで、たくさんショールやスカーフのようなものを買ってきた。そろそろ春ということで、これらを楽しく使えるので、わくわくだ。
昼間の生活に慣れたのは良いけれど、昼間に本を読むってのはなかなか集中できないものだ。すぐに他のことが気になったりしてしまう。駄目だなぁ。 昔から感じていたのだけれど、午前中ってのは短い。けれど、午前中に何もしないですごすと、なんだかもう一日の半分以上を無駄にしたような気持ちになってしまう。これから挽回可能な時間はたっぷりあるのに、ああ駄目だぁ。明日から頑張ろうなんて思ってしまう。いけない。いけない。 しかし、高校までは、午前中に授業を4個もやっていたわけで。午前中をかなり濃密に使って、午後はお気楽に過ごしていたわけで。きっと、あの習慣から午前中に一日にすべき大概のことを済ませなければならないというような、脅迫観念が植え付けられてしまったのではないかと思う。。。 一日のスタート時間が、あの頃より遅いのだから、午前をうまく使えないのはしょうがないのだけれど、もう少し有意義に過ごせるようになりたいなぁ。
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