度々旅
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2003年10月30日(木)

 おひさしぶりです。パソコンは1週間程前に戻ってきていたのですが、なんだか長いこと書いてないと、恥ずかしいですね。書くのが。
 パソコンがない間は、映画を借りまくってました。今更ショーシャンクとニューシネマパラダイスを見たのを筆頭に、石井隆、園子温、ベネックス、リュックベッソンとまぁ、節操なく観てました。やっぱり、観たあとメモとってないとダメですね。他にもいろいろ見たのですが、記憶にあるのがこれだけです。手元にあった割引券がなくなって、その後も借り続けていたので、これだけではないはずなんですがね。レンタルビデオ屋で、「結局これを借りようと思って、借りたっけかな。」ということが多いです。ストーリーを読んでも、思い出せない。特に、ミニシアター系の映画がそうです。確実に観たという記憶があるけれど、まったくストーリーを思い出せないものも多々。いかんです。タイトルも含め、内容も少しはメモをしておくことにします。
 そんなわけで、あたしの脳みそ代わりのパソコンのデータはすべて保護されてました。安心しました。自分の頭もままならないのに、パソコンの中身までなくなったら。。。と思うと、恐ろしい日々だったのでした。

 ちなみに、ラジカセもパソコンと同時期に修理に出してみました。これで、当分快適に過ごせるはずです。

 


2003年09月28日(日)

 実家に3泊。こんな長くいるのは久しぶりだ。それだけ、あたしの生活がパソコン無しには成立しなくなりつつあるということだ。今回のことのおかげで、毎日父や母が、祖父と犬にどれだけ拘束されているかがわかった。それに、あたしの生活がいかに引き締まりなく、だらだらとしているものであるかも再認識。これを機に、改めよう。ま、いつも自分の生活改めようって思っているのだけれど。
 アパートの一室での生活って、本当に動かないで成立してしまうんだなぁと実感。実家にいるときは、洗濯一つにしろ、家中をバタバタ走り、トイレに行くにもドアをいくつか開けるわけで。たったそれだけのことに、新鮮味を感じてしまったり。アパートの一室に籠もっているあたしの生活は、人として駄目だなと思ってしまったよ。長くいたおかげで、車の運転も結構できたし、いかったいかった。
 ということで、再びアパートの狭い一室に戻ります。これからは、少しでも帰ってくるようにしなければと思ったのでありました。


2003年09月26日(金) 土手

 久しぶりに帰ってきた実家で、いつものように父親とケンカ。いつもならば、ここでアパートに帰るのだけれど、パソコンを使ってしなければならないことを考えると、帰るわけにいかないので、じっと耐える。母は今日から旅行。ま、この留守番のために実家にいるわけなのだけれど。実家に住んでいた頃は、ボケ老人を抱え、親戚のことも含め常にケンカが絶えない家で、けれど逃げる場がないあたしは、自分の部屋の壁にマジックで絵など描いてみたりしていた。懐かしい。もしかしたら、あたしにとってあのアパートは逃げ場に他ならないのかもしれないなどとふと思った。
 犬と土手へ散歩。知らないうちに、対岸にでっかいマンションが建っていた。夜にも散歩へ行ったら、そのマンションがまるで高層ビルみたいに、赤いランプを灯していて、あまりにも川の風景に不釣合いで悲しくなった。どんどん、大好きなものは変わってしまうんだなぁ。横にいる犬だって、あと数年後にはいないんだよなぁ。
 祖父が新しい施設に数日前に移った。前祖母もいたところだ。会いに行ったら、最初こそ「よく来たなー」などとあたしのことを認識できたらしいが、その後はまったくで、わけわかんないことを言っては寝てた。車イスからベッドに移すときに抱えた体は、以前よりも薄っぺらだった。
 あたしが、アパートに逃げている間に、見ないふりしていた大好きなものはどんどん消えているような気がした。かといって、帰ってくる気にもなれないのだけれど、あのアパートの部屋を逃げ場ではなく、前へ進む部屋にしないといけないなぁと思った。
 土手で、そんなことを考えてたら、ボロボロ涙が出てきたので犬と座りこんで、川を眺めてたら犬の名前を呼ぶ人がいた。振り返ると、自転車の後ろに空き缶が詰まったでっかい袋をくくりつけているおっちゃんだった。どうやら、空き缶回収から帰ってきたらしい。もちろんあたしは知らないおっちゃんなのだけれど、母と犬の普段の散歩の様子が伺えた。うちの犬は土手で嫌われ者なのだけれど、どうやら好きでいてくれる人も多いらしい。


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