度々旅
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2004年04月28日(水) 夢みたい

 とっくに春なのだけれど、ちょっと事情があってHPのトップなどいじくることができません。別に、プロバイダーにお金を払っていないとかじゃないっすよ。似たようなもんではありますが。
 学校も始まり、新人の方ともご飯を食べ、酒を呑み、復帰した教授と戯れ、ちょっと街なども徘徊し、忙しくすごしていたらあれまゴールデンウィークってやつじゃないですか。けれど、授業での発表を二つかかえ、あたしにとってはちっともゴールデンじゃない。でも、毎年こんなこと言っているような気がしないでもない。
 さて、密かに禁煙していたのだけれど、また挫折だよ。学校行ったらすっかり戻ったよ。ダメだなぁーあたし。というか、なんでうちの研究室のみ授業中でさえ喫煙可なんだよ。耐えていたものの、バカバカ周囲に吸われ3時間経過したところで、隣に座る友人に1本もらっちまった。あわあわあわ。
 咥えタバコで麻雀するのが似合うよなぁなどと言われる始末だ。そんな姿は院に入ってからは見せたことないはずなのに。それと、先輩、パチンコのこと私に聞くのはやめて下さい。麻雀したいなぁと言っただけで、水タバコ吸いながら新宿の道端で占い師をやりそうだって飛躍はどこから来るんでしょうか。つか、そういうものを想起させるあたしってと思いながらエレベーターに乗ると、教授にまで、だんだん修行僧みたいになってるなと言われる始末だよ。えええ。ある意味王道走っているってことですね。
 そんなこんなのあたしが人に与える印象とやらを思い知らされる日が続いていたら、私の所属してたサークルと仲の良いサークル所属だった子が新人にいることがわかった。怪しげな素敵な女の子だ。そのサークル名のあまりの懐かしさに、学部の頃のいろんなことを思い出し、おお、この辺が今の私のルーツ?などと振り返る。サークル塔ですれ違ってた人たちは今ごろどうしているのだろう。社会にちゃんと出ているのだろうか。ゴールデン街とかで店を出していたりして。そんな頑張りやさんじゃないか。
 あの頃が、本当に夢みたいだ。現実だったのだろうか。毎日何をしていたのだか思い出せないのだけれど、一つ一つは怪しげな光に照らされて私の中にフラフワ浮かんでる。


2004年04月08日(木) いとこ

 昨日、実家に帰り久し振りに母方の従姉に会った。彼女は同じ年齢で、私とは違ってまっとうに大学に入り、しっかり4年で卒業し、今は仙台で働いている。店でバイヤーを任されているとかで、展示会のために出張でこちらにやってきたのだ。どうやら、よく来てはいるらしい。久し振りに会った彼女。何年ぶりだろう。もともと可愛かったのだけれど、そのかわいさに磨きがかかっている。すげぇーーーかわいいと動揺してしまい、最初目を合わせられなかったあたし。その上、良い匂い、モトイ香がする。これが、この年齢相応の姿かもしれん。なんだか、恥ずかしくなってしまったよ。父も、彼女と話しているのが楽しそうだったよ。ごめんよ、父。。。仕事にも就けず、公園のベンチで眠るような娘でごめんよ。(最近、そろそろそういうのは止めようと思いはじめているのだけれどさ。)
 いつもならば、ああぁ〜あぁ〜〜と捻くれたり、自分を投げ出したくなってしまうのだけれど、今年の春は違うので、大丈夫。今度は、ゆっくり二人で会おうと約束した。昔は、毎年夏休みに一緒に遊んでいた。大学に入ってから殆ど会ってなかった。彼女は三姉妹の長女で、三姉妹は美人で優秀な三姉妹として田舎のその辺では有名だった。彼女達は、私と会いたがってくれていたらしいのだが、三姉妹と一人っ子という関係で会うのが、だんだん面倒になってきたうえに、なんだかその美人達との間に溝を勝手に感じてしまい、会ってなかった。
 しかし、あんまりにもかわいくて、昔一緒に遊んでいた時みたく気を使わないで良いのも心地よくて、勝手だけれどまた関係を復活させたくなったよ。父方の親戚たちとうまくいってない分、当たり前の従姉同士の会話なのかもしれないけれど、まったく気を使わず家族みたく話せるのが妙に嬉しかった。
 そして今日。ここの所私にしては、めちゃくちゃ頑張って忙しく過ごしていた疲れがたまり、何もする気がせず、だらだら過ごした。頑張っていたことには、結果は出せなかったけれど区切りがついたので、今日はお休みと決めて、この間までみたくダラーと過ごした。明日からまた走ろう。先日、久し振りに小説を買った。新品の小説を買うなんてめちゃくちゃ珍しい。それだけあたしの中に心境の変化があったということか。それを読んでは寝て、読んでは寝てで一日過ぎていった。そういえば、大阪から帰って来て一度も料理をしていない。いつもは忙しい時は、料理に逃げるのだけれど、その余裕もなかった。ということで今夜は、くさらずに待っていてくれたほうれん草で何か作ろう。


2004年04月05日(月) 咲いてから枯れて朽ちたい

 春なのに、鬱にならないどころか、かなり前向きの今年が不思議。たぶん、大阪でS氏といろいろ話し、その後のメールのやり取りが大きな理由。年齢を気にすることはないし、笑いもしない。何も恥ずかしいことはない。これだけの言葉で、私は救われた。
 必要な時に必要な言葉を誰かがくれる。私はそうやっていつも救われてきた。ありがたい。私の癖は、いつも終わりを考えることだ。そして、失敗を考えることだ。どうせいつかは終わりがくると諦めて、どうせ失敗するさ、あたしなどには無理なのだと逃げる。我に返り、このまま朽ちていくのを待つばかりなのだろうかと不安になった。いつもならば、どうせ終わりがきて、なくなるだけさ。ならばその時まで適当に少しでも楽しく生きればいいさと思っていたのだけれど、今年は違った。咲いてから枯れて朽ちたいと思った。私はもうとっくに咲き終わったと思っていたのだけれど、きっとあの時は芽が出た時だったのだ。その後、私はぐんぐん成長していたに違いない。その成長は、枯れるためではなく、咲くための成長だったに違いない。
 よく、大丈夫と言われる。よくわかんないけれど、大丈夫な気がする。貴女ならば大丈夫だと言われる。そのおかげで、私もなんだかわからないけれど、大丈夫と思うようになっている。けれど、それは逃げるのがうまいだけだ。本当は何も大丈夫ではない。大丈夫な道に辿りつくのがうまくなっているだけだ。安全なところを歩いているから大丈夫なだけだ。時には、危険なところも歩いてみたい。そして、ちょっと夢も見てみたい。
 不戦敗ではなく、負けてもいいから戦いたくなった。飛びたくなたった春だ。


こげんき |MAILBBS

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