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■ F1ツアー初日(長文覚悟)
朝6時過ぎには目が覚める。 7時までごろごろとし、 7時30分過ぎに朝食を取りにきしめん屋へ向かう。 駅構内はサラリーマンと旅行者で ごったがえしている。
去年から駅構内にある「みなみ」という きしめん屋にハマってる。 絶対に讃岐うどんの方が美味しいと思うのだが、 やはり名古屋は「味噌カツ」と「きしめん」。 きしめんを食べてると、 「ああ、名古屋に来たんだなぁ〜」と じわじわと実感が底の方から滲み出てくる。
ホテルに戻る前に、実家と友人へのお土産として やはり「きしめん」を購入。 持って帰るのは重いので配達にしてもらう。 その店で食事を済ませた旅行会社の人らしき人物と擦れ違う。 今日、私がお世話になる旅行会社だ。 でも、その人が担当になる確率も低いし 声をかける理由もなかった。
ツアーの集合は午前9時15分。 ホテルからは歩いて10分くらい。 余裕を見て9時ちょっと前にチェック・アウト。 やはり、寝台列車に比べてホテルに泊まってたほうが 朝はかなり楽である。 まぁ、その分、お金はかかるけど・・・。
集合場所に到着すると、 お土産を購入した店で擦れ違った人物が立っている。 声をかけると、今回の添乗員だった。 なんたる偶然・・・。 名前は覚えてないけれど、 頭の回転が速く、柔軟で機転が利き、 しかもユーモアに富んでるステキな添乗員だった。
出発予定時間前にツアー参加者全員集合。 一人で参加している人は何人かいたが、 女性は私ただ一人。ちょっと浮いてる・・?
行きのバスの中でマニアックなクイズが出題される。 全問正解すると来年のマレーシアGPにご招待だそうだ。 早速、詳しそうなメル友2人にメールで助けを求める。
名古屋から鈴鹿に向かう途中、 東名高速(だったかな?)を利用するんだけど、事故渋滞。 仕方なく、下の道を通っていく。 それはそれで知らない町を眺めることが出来、 けっこう楽しかった。
鈴鹿サーキットに到着したのは11時半頃。 相変わらず、関西弁のダフ屋が多い。
ぞろぞろと雪中行軍のように入場口へと向かう。
なんとなく、去年より来場者が少ないように感じた。 途中、店に寄りながら、友達へのみやげ物を物色。 年々、着る物や鞄などの種類が増えてってる。 逆にキーホルダー等の小物が減っていってるような気がする。 イマイチ欲しいものが見当たらない。
フェラーリの店は、相変わらずの人気で それに加えて、今年から参戦のトヨタグッズの店も 上々の賑わいだった。
道の途中で無料配布されている ステッカーや絵葉書や旗をそれとなく頂きながら 指定席に到着。 場所はE2席Cブロック。 第一コーナーから第二コーナーの間で、 ピットレーンの出口からS字まで見渡せる。 私はこのE2が一番好き。 やっぱり興奮するのは、スタートラップの1コーナー飛び込みから S字に抜けるまでなのでこの席を買ってしまう。 ちょっと高いけどね。
午後1時。予選開始。 場内放送もさることながら、 場内でのラジオ放送の鉄人「金石」たちも 例年どおり、言いたい放題言っている。
最初の10〜20分間はどのチームも動かず。
他のチームのマシンが1分34秒台を出してるときに フェラーリのミハエル・シューマッハが1分32秒台を たたき出し、いきなりトップに踊り出る。 驚異的な速さ。
1時30分前に、アタック中のトヨタチームのマグヌッセンが 130R付近でバランスを崩しクラッシュ。 300km/h近いスピードで一瞬の出来事。 マシン後方からガードレールに突っ込み、 突き破って外へ。マシンは大破。 幸い、マグヌッセンは自力ですぐにマシンを降りたので一安心。 その後、メディカルセンターに救急車で運ばれる。 予選は赤旗中断。 ガードレールの修理が終わるまでの1時間45分の中断。 そして再開。 マグヌッセンはドクターストップもなく 明日の決勝には出られるであろうという見解。
その後、目まぐるしく順位が変動。 しかし、ミハエル・シューマッハが1分31秒台前半をたたき出し、 タイムレコードを記録する。 そして、ジョーダンの佐藤琢磨が1分33秒台前半を出し、 7位に上昇。 6位まではフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズが占めてる中での快挙。 勿論、会場は大いに沸き、 予選終了後は大喜びの琢磨とメインストレート前の観客席と バンザイまでおこってた。 まるで、PPを取ったような盛り上がり。
その後に予定されてたFDとインテグラの予選も見たかったが、 ツアーバスの集合時間が迫ってたので諦める。 指定席からバスまで30分から1時間の距離。
途中、ホンダの特設ステージ付近で 前にも後ろにも進めないほど人の渋滞に巻き込まれる。 何かと思えば、さっきまで走ってた琢磨が出演しているではないか! みんな、琢磨見たさに立ち止まったまま、動こうとしない。 琢磨がステージから帰ると少しずつ動き出したが、 ホンダのステージのすぐ横のブリヂストンの特設ステージに また琢磨が出演している。なんという、サービス精神。 明日決勝なんだから断れよ、琢磨。。
何とかバスに辿り着き、一路今夜のお宿へ。 伊賀上野市。すごい田舎である。 街灯がない。人が歩いてない。 ホテルの人にコンビニの場所を聞き、 「信号2つ目の角」を目指せば、 1つ目の信号までがかなり遠い。 擦れ違うのはチャリに乗ったへんなオヤジだけ。 私を妙な目つきで見ていく。 やはり、人が歩くような場所ではないらしい。 ケンタッキーを発見してテイクアウトするが、 店員が釣り銭を誤魔化す。 まぁ、たった1円なんだけど、 でもなんか気分が悪い。 きっと日常茶飯事でやってることなんだろう。 だから客が一人もいなかったのか。
ホテルに戻り、ビールを飲みつつチキンを頬張る。 食事が終わると、昨夜同様にドアのところに簡単なトラップを仕掛け 早めに就寝。 明日は4時30分起きである。
2002年10月12日(土)
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