日記雑記



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ソンナモノハ妄想ダ
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2009年01月20日(火) 「偉大な記憶力の物語」/「僕の知るあなたの話」

読書:「偉大な記憶力の物語 ある記憶術者の精神生活」ルリヤ
これ邦訳出されたのが1983年。某図書館に所蔵があって借りてきましたが随分古い本です。共感覚関連の本を読むとしばしば言及されているので気になってました。
ちょうど「きのうの世界」読んだばかりだったので、記憶って凄いなぁと関心しながら読みました。実在の人物の話なんだもんなあ…。
「シィー」は「未分化な共感覚的な経験と、鮮明な感覚像」を持っているために驚異的な記憶力を持ち後には記憶術者となりますが、その像や経験は現実と一致しないことも多く、そんなとき現実に素早く対応することが非常に困難だったそうです。彼の能力が人格形成などにも影響を及ぼしたらしい、という研究。
シィーの発言は外野の私からすればすごく詩的なんですが、本人はそのイメージに引きずられるために一般的な比喩や詩を理解することが難しかったそうです。
面白かったのですがちょっと訳が読みづらかった。新訳にして注も増やしてまた出してくれないかしらん。彼の発言がまたこちらの想像力に挑んでくる内容なので、できれば読みやすいほうがいいなあ、と。


BL:鈴木ツタ「僕の知るあなたの話」
鈴木ツタの新刊。盲目的に好きというわけじゃないんだけど気になる作者さん。
読むたびに、ああ、やおいだなあと思う(笑)。いかにHシーンに持ち込むか、というと身も蓋もないですが。飽くまでBLのお約束の中で何故かちょっと変わった組み合わせを持ってくる…ような。あ、でも私「ちょっと変わった」とか言えるほどBL読んでないわ。
ちょうど後書きで「結局全部私が思っていたアトラクションとは違うものになる」という表現があってすごく納得しました(笑)。

今回は表題作がホスト×年上ヤクザ。年上ヤクザ受け!受け!(興奮)
けど、職業だけで想像されるものとなんか違うわけで。高校生のころから攻め(名前がまたすごいのです)は年上ヤクザに懐いていたのです。ちょっとあほのこですよ。
攻めのガラス玉っぽい目と睫毛がかわいいです。そういえば、「あかないとびら」収録のコンビニの話に出てた攻めの目に火花が散る描写が好きでした。
コンビニの尚さんの若かりしころ?の姿がちょっと拝める(��1ホスト)のでその間のエピソードが気になります。

最後の話の二人の受け攻めに関しては、もっさい方が受けの方がいいなあと思ってました。でも、もっさい人があまりにも、あまりにもぽややんなのでいっそこっちが攻めでも面白いんじゃないかなあとも考えました。どっちでもいいよ。なんか初々しくて可愛いです。
カバー下は相変わらず素敵な事になっています。中身を読む前にめくったので「用務員×侍とかもアリなのか?!」と突っ込んだのですが、侍×高校生があるならばなんでもありですよ。許婚ってどう絡ませればいいのか…(笑)。


2009年01月18日(日) 「きのうの世界」

久しぶりに恩田陸作品を読んだ。「きのうの世界」。
この人の作品は読んでる間が一番面白いと思うのはいつものことで、やっぱり起承転結の結の部分にかなりのクセを感じる。
これをミステリじゃないといって怒るのは見当違いだと思うんですよ。ミステリとかSFとかのジャンルに縛られずに、ただひたすら読者をわくわくさせるような物語を書く作家なんだと思う。なんだかいつも先達の作品への愛が感じられて、やっぱり読むことが本当に好きなんだろうなあと思ったりする。
ちょうど記憶関係の本を読もうとしていた矢先だったので、町ネタよりも男の特殊能力の話に関心が向いた。ので、オチも個人的には気に入った。

細かい章で構成されているのと、挟まる「あなた」という二人称がちょっと読み辛かった。というか、勢いよく読めてしまうだけに作者がやりたかったこと(タイトルのことも含めて)を読み落としている気がする。
「あなた」の語り手についてはあの町で神になった人たちの視点なのかなあということをうっすらと感じたんですが、一体どこから見ているのかがよくわからなかった。


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