日記雑記



日記雑記
ソンナモノハ妄想ダ
表紙以前以後読書メーター


2009年12月04日(金) 読書メーターまとめ。

ヴァルーシアの二章をプレイ中。ザールやばい。不安になるくらいの安定感。あの花柄にあの笑顔。正直怖い。


11月分のまとめデータを貼ろうとしたら、enpituのフォームに「原稿用紙20枚以内で!」と怒られた。こんなことは初めてだ。
とりあえず半分に分けたので3日付けの日記に前半分を載せておく。

11月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:6314ページ

ラヴクラフト全集 (2) (創元推理文庫 (523‐2))ラヴクラフト全集 (2) (創元推理文庫 (523‐2))
手記や手紙、書き残されたものから世界の恐怖を垣間見る。嵌る人はきっと嵌る。他を全部放置して一気読みしたくなってしまい、チャールズ・ウォードが微妙に他人事に思えない。関連書籍を漁ったり、詳しい人に教えを請うたり(手紙で!)したい。自宅で詠唱はしないけど/基本的に小説として読んでこその作品だと思うが、オーゼイユの街並は映像で見てみたい。
読了日:11月30日 著者:H・P・ラヴクラフト
晴れた日は巨大仏を見に (幻冬舎文庫 み 10-3)晴れた日は巨大仏を見に (幻冬舎文庫 み 10-3)
巨大仏の中は巡ってもいまいちで、巨大仏の見える風景こそが面白いという考察で富士山を思い出した。参考文献読んでないからわからないけど富士山は「ぬっとあるもの」の最たるものなんじゃないかという気もする/淡路島の観音のぎこちない姿につい笑ってしまった。
読了日:11月28日 著者:宮田 珠己
2週間のアバンチュール (Fx COMICS)2週間のアバンチュール (Fx COMICS)
アンジュが(わりと普通の)大人になった話も読んでみたい。マリールーと再会…的な。海編は大人からの暴力で辛い/「彼の左目」、個人的にはジェリー派な上に奥さんも可愛いしで、これはちょっといたたまれない。なんという魔性。本編だけ読むとバッドエンドにしか見えないのであの手紙は蛇足な気がするけど、ほっとしたのは確か。風船は良かった!
読了日:11月27日 著者:中村 明日美子
漢方小説 (集英社文庫 な 45-1) (集英社文庫 な 45-1)漢方小説 (集英社文庫 な 45-1) (集英社文庫 な 45-1)
読んでいる時にちょっと体調を崩して、本当に自分は「食べたり飲んだりすることになんて無防備なんだろう」(102頁)と気づいた。全体的にいい雰囲気で、じんわり効きました。中々実際にお世話になる機会はないかもしれないけど、漢方について興味を持った。
読了日:11月26日 著者:中島 たい子
密室の如き籠るもの (講談社ノベルス ミG-)密室の如き籠るもの (講談社ノベルス ミG-)
「迷家」が良かった。こういうの好きだ。密室の検討も楽しめた/わざとやっているのだとは思うけど、何とも読みにくい文章ばかりが印象に残る。「あのうー」「そのうー」が空気を壊しているというか独特のものにしてるというか(笑)。ちゃんと物々しいし、おどろおどろしい。ホラー小説って文の雰囲気も大事なんだなーと。
読了日:11月26日 著者:三津田 信三
聖☆おにいさん 3 (モーニングKC)聖☆おにいさん 3 (モーニングKC)
ウリエルの表情と言動がいい。関係者はその気になれば無尽蔵に増やせるとは思うが、この調子でまったり続いてほしい/世界三大宗教のあとの一つよりは、八百万の神々(具象化しにくそうだけど)を絡めてほしいかな。日本で比較的馴染み深いのは神仏基の三宗教だと思う。
読了日:11月24日 著者:中村 光
魔風恋風 後篇 (3) (岩波文庫 緑 114-2)魔風恋風 後篇 (3) (岩波文庫 緑 114-2)
全く展開が読めないという点でハラハラさせられた。読後は正直ポカーンとした。(コメント欄にネタバレ追記)
読了日:11月23日 著者:小杉 天外
魔風恋風 前篇 (1) (岩波文庫 緑 114-1)魔風恋風 前篇 (1) (岩波文庫 緑 114-1)
タイトル、森見作品で引用されてましたね。明治の新聞小説。女学生へ向けられる好奇の目がつらい。今の私は「立身出世」という言葉の大仰さには馴染めないけれど、初野の自立心が報われるといいと思う……が、時代を感じすぎて先が予測できない。殿井をぎゃふんといわせる展開希望。あいつやあいつには罰が当たればいい、と思わず鼻息が荒くなる。
読了日:11月23日 著者:小杉 天外
室町少年草子―獅子と暗躍の皇子 (コバルト文庫 あ 19-2)室町少年草子―獅子と暗躍の皇子 (コバルト文庫 あ 19-2)
タイトルに一本釣りされた。義満と世阿弥(鬼夜叉)はBL展開でもおかしくないけど、そういう話ではなかった。というか能もそんなに関係しなかったんだけど、道誉や観阿弥がいい感じだったのは嬉しい。あとは、苦労人な柊萌え。主従関係はいいですね。柊の雪路への淡い想いは結局どこへ落ち着けたらいいのかと…続編があるならその辺詳しくお願いしたい。
読了日:11月20日 著者:阿部 暁子
シチリア・マフィアの世界 (講談社学術文庫 1965)シチリア・マフィアの世界 (講談社学術文庫 1965)
読了日:11月19日 著者:藤澤 房俊


2009年12月03日(木) (雑記)

(読書メーターまとめ。上記の続き)
天文方と陰陽道 (日本史リブレット)天文方と陰陽道 (日本史リブレット)
科学(天文)と宗教信仰、儀礼の結びつきが興味深い。日食ってどうやって予測したんだろう…という新たな疑問が。
読了日:11月17日 著者:林 淳
まほろ駅前番外地まほろ駅前番外地
銀幕の語り口と、岡夫人の描写が特に面白かった。「逃げる男」は完璧ではない彼女が好きだった、というところが好き。多田、これからがんばって。シリーズ化を前提に書かれたのか、一作目とちょっと毛色が違う気がする。行天の色々あっても飄々と生きているような雰囲気が好きだったのでこれは色んな意味で心配。続き待ってます。
読了日:11月16日 著者:三浦 しをん
移動図書館ひまわり号移動図書館ひまわり号
予算の問題で移動図書館にした面もあるのだけど、市民の要求に応えていく戦略でもあった。今に続く流れだと考えるとここがスタートというのは凄い。公立図書館を自習室として利用したことがないので、過去の軋轢を見るとおかしな話もあったもんだと感じる。今も沢山いるけど。
読了日:11月15日 著者:前川 恒雄
聖☆おにいさん (2) (モーニングKC)聖☆おにいさん (2) (モーニングKC)
天然だったりお茶目だったり/メロディーに乗せたシュワキマセリは日本語離れした響きだと未だに思う/「発光!?これは頻繁に!?」
読了日:11月15日 著者:中村 光
破戒 (新潮文庫)破戒 (新潮文庫)
世間の偏見は丑松の中にさえも長い時間をかけて染め付けられていて、だからあの告白あの言動があるのだろうと悲しく感じた。猪子先生と丑松の方向性はだいぶ違うように思う。丑松が煩悶の末に父の戒めを破る、というところが重要なところなのだろう。
読了日:11月14日 著者:島崎 藤村
ときどき意味もなくずんずん歩く (幻冬舎文庫 (み-10-2))ときどき意味もなくずんずん歩く (幻冬舎文庫 (み-10-2))
タイトルとここの感想に惹かれて。いいタイトルだ。私もずんずん歩くのは好きだけど、それでも千里から京都まで歩き通したり、海の中まで徒歩で突破しようとしたりはできない。というか普通はしない。そんな面白さのエッセイだった。
読了日:11月12日 著者:宮田 珠己
ママがこわれた (いわさき創作童話)ママがこわれた (いわさき創作童話)
デビュー作だそうだ。やっぱり、ちょっとコミカルだった。
読了日:11月11日 著者:後藤 みわこ
青春ソバット 2 (2) (IKKI COMICS)青春ソバット 2 (2) (IKKI COMICS)
読了日:11月09日 著者:黒娜 さかき
文學少女の友文學少女の友
面白かった。私は文学少女にはなれないということが分かった。これから色々読みたい。文学少女って一種のステータスじゃないかしらと思うのは私がそうじゃないからだ。
読了日:11月09日 著者:千野 帽子
肉食獣のテーブルマナー (ドラコミックス 130)肉食獣のテーブルマナー (ドラコミックス 130)
双子の片割れのキレのよすぎるS発言にときめいた。絵柄で見分けが付きにくかったりどこ触ってんの!と思ったり(エロゲの受けの手の行方に)多少混乱したけど面白かった。
読了日:11月06日 著者:草間 さかえ
となりの801ちゃん 3 限定版 (Next comics)となりの801ちゃん 3 限定版 (Next comics)
小冊子のミカベル漫画に笑った。あと「新婚さん」モエ。
読了日:11月05日 著者:小島 アジコ
園芸少年園芸少年
穏やかで目立たないけどしなやかな植物のような物語。でこぼこな三人が可愛かった。園芸部懐かしい。
読了日:11月04日 著者:魚住 直子
となりの801ちゃん 2 (Next comics)となりの801ちゃん 2 (Next comics)
流行ジャンルに疎いのでアレなのだけど、それでもときに「あるある」で面白かった。「男二人が一つ屋根の下で住む=同棲」が間違ってないと思うのは重症なのか。あと最近ほとんどみんな受けに見える。重症だ。
読了日:11月04日 著者:小島 アジコ
ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))
のっけから「インスマウスの影」にがつんとやられる。視覚的な異形の者たちの姿かたち云々よりは、追いかけられて差し迫った感じがとても怖く、語りのなせる業だと思う。宇宙がそもそもそういうモノなんだとしたら逃げ切れないし、或いは自身がアレだとしたら逃げる必要はなくなってしまう。
読了日:11月03日 著者:H・P・ラヴクラフト
まちの図書館でしらべるまちの図書館でしらべる
読了日:11月01日 著者:
私を月まで連れてって! (2) (小学館文庫)私を月まで連れてって! (2) (小学館文庫)
「私はたとえ夢の中でも必然性もなくヒロインになどなりません」おヤエさんかっこいい。ベンガルかわいい。
読了日:11月01日 著者:竹宮 惠子
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
再読。登場人物が魅力的。行天は救われるとか癒されるとかとは微妙に無縁な存在で、たとえ空虚を抱えていても、そこから充足することはできるんだと思った。
読了日:11月01日 著者:三浦 しをん



猛き鷹のアルディーン!
というわけで、やっとこさ二章を始めましたよ。アルディーンとカシムですって?と反応しておきますよ。

「王の男」のDVDを借りてくるのは二回目なんですが、見る勢いが出ないまま返すのも二回目になります。吹き替えの声優さん表示をみるとつい笑いが浮かんでしまうのでいつかは見たい。


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