日記雑記
ソンナモノハ妄想ダ 表紙|以前|以後
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女性向け創作活動をしている人の為の、非実在青少年対策まとめサイト
 女性向けに特化したまとめです。関係ないと思っている方にも見てもらえればなと思います。微力ながら。 ゆるゆるな条例案を振りかざされれば、何をされるか分からないというのが私が怖いと感じる部分です。
日中、twitterでまた根拠のないRTが流れてましたが、「コミックマーケット事務局様から許可」「今日までに5万人弱の署名が必要」は誤報です。 私が疲れても仕方がないんだけど、凄い勢いで広まっていくのを見て呆然としました。RTはやりやすいから気軽に回せるけどさ…。 5万人弱必要だったはずが、今の時点で残り4万人弱にまで追い上げてるよ。一日で1万人分近い署名が得られたってことか…。
まとめサイトにも書いてありますが、件のネット署名は今回の都条例とは無関係に以前から行われているものです。内容をきちんと読めばわかるかと思います。そもそも期日も違います。 参考:「架空創作表現規制禁止の法制化を求める署名」がひどい件について
以下は個人的な感想です。 実はあまりに気になったのでRT元になった人に質問して、「今日までに」は前の方から引き継いだ情報、「許可」の部分はその人が署名サイトから付け足した情報(昨年夏のコミケでの署名許可を得ましたという部分の見出し)だということを教えてもらいました。 が、なんかその人が直後にアカウントを消していなくなってしまわれて…。 え、訂正は?訂正は?と思ったのですが、そのまましばらく広まり続けていました。早い段階から突っ込んでいる方はいたのですが(よく読めば訳が分からないから)、そんなの目じゃない勢いで広まっていた。私も一応ハッシュタグつけて突っ込みを流してみたけどささやかな身すぎてどうにもなりませんでした(笑)。完全なチェーンメール状態。今は訂正もたくさん回されてますけど。 一体何を考えて「事務局様から許可」を付け足されたのかは今もよく分からないです。 他の方からも質問が行っていたのは見ましたが、なんか私が追い詰めたみたいで後味が悪いですよ。スルーするべきだったのかなあ。更にその先も、回ってる情報にいちいち「違うと思いますよ!」という突っ込みはできないしで、見ていてとても歯がゆかった。
まあそんな事を言ってないでメールを仕上げる…。
2010年03月15日(月) |
『非実在青少年 規制を考える』緊急集会。 |
時間が空いてたので、『非実在青少年 規制を考える』緊急集会に行ってまいりました。 ニコニコの生放送の方でも今後一週間は見られ…る?みたいなんですけど私はニコ生使ったことがないので分かりませんorz 見られる人がいればどうぞ。 『非実在青少年 規制を考える』緊急集会 生放送
開場五分後くらいに建物の前に着いたら関係者の方が外で待っていて、会議室の前まで行ってみると既に人が溢れている状態でした。もう中が満杯なのかと思ったのですが報道関連の方々を先に通したりする都合で待機している一般の方だったようです。でも、二十分ぐらい待っている間にどんどん人が増えてきて、結局中に入ったときにはすし詰めで立ち見(こういう集会の場合も立ち見っていうのかな)でした。 女性の方も案外多かったです。座席と座席の間の通路の部分に、小柄な女性の方は座ったらどうでしょう、という呼びかけがあり、女子の方々が列になって座ってました。自分は小柄ではなかったのでずっと立っていましたが、かなりの熱気でした。
会見と集会の内容については、togetterにも纏められているようです。 『非実在青少年 規制を考える』記者会見 生放送まとめ 『非実在青少年 規制を考える』【緊急集会】実況まとめ
私の方では、手元のメモ見て自分の印象に残ったことくらいしか書けませんが。 ・里中先生:描く側も覚悟を持って自由に描く ・竹宮先生:8日にファンからのメールでこの件を知り10日に教授会で話題に。自分の作品が引っかかるのではないかと思った ・呉智英さん:法律論(介入について、奨励は問題ないが禁止に警戒)と文明・文化論(文化のネガティブな側面、単純な社会倫理による規制は「?」)、最低限の「理論武装」を。 ・森川嘉一郎さん:規制派が考えているように「良い漫画」と「悪い漫画」は分離できない。日本の漫画はピラミッド構造になっており、底辺に幅広い層の支え手がいる。成人向け、あるいはエロパロ(二次創作)的なものも含めて。そこから文化庁に認められるような作家も登場している。(プロジェクターを使っての発表が面白かったです。でも私の視力の都合で挙げられていた作品はよく見えなかった)(オタクは自分がオタクであることを隠したがるけれど、ときには声を上げたほうがいいときもある、というような発言有り) ・藤本さん:事実とは違う報道(ブラジル会議の例)、表現の自由がなかった戦前の例 ・山口弁護士:表現の自由は、多数決で認められないものをも表現する自由
・規制推進派には「負け」がなく、次がある。反対派は一度負けたら終わり。今回のことだけでなく普段から注意すること。 ・規制の立法について、国会レベルでは憲法との兼ね合いで抵抗も大きいので、条例レベルを狙ってきている。条例の方が決めやすい。都で通れば他県でも追従する。
それぞれの先生が「実在の児童が被害にあう児童ポルノ」には反対という立場を明確にした上で、「表現の自由」に関連して、二次元のキャラクターが登場する作品に対する表現規制に関して意見を述べられていました。 何らかの規制は必要かもしれないが、この条例はおかしい、という論調の方もいました。
私はばりばりの漫画関係者というわけではありません。漫画も多少は読むけどぬるいですし、むしろ活字寄りです。が、今回のことには不安を感じました。 なんか良く分からないまま勢いで参加してしまった部分もあったのですが、行ってみてよかったです。もっと勉強してみようと思った。理論武装。 私の周りではtwitterの読書好きの方が速い段階で情報を流していました。同人系のサイト持ちの方にはひょっとすると話題にしにくい内容かもしれません。政治が絡んでるから。 また、取り上げられている方も「●●が規制されるかもしれない」と自分の活動範囲にひきつけた書き方をされてる方が多いような印象を持ちました。 それぞれの関わり方で危機感の表現は違ってくるのでしょうが、色々な方の色々な書き方を見ていると、かえって、この条例が恣意的な解釈によって運用されかねないという根本的な危うさを感じます。 あれもこれも規制されるよ!と言われているのを真に受けるのも危険だと思うのですがね。デマ的な発言がどんどん広まっていって怖いなあと思うことが五輪からこっち多いので、メディアリテラシーは重要だな、と感じます。自分含めて。
そんなわけで高揚しながら帰ってきたのですが、関係者の方々の発言を見ると状況は依然として厳しいみたいです。 手紙を書きそびれていたのでメール書こうかなあ。既に手紙もたくさん届いているだろうから私はいいかなーと甘い考えを持っていましたが、女性の意見が重要らしいと聞いて自分に出来ることなら、と思ったり。とにかく時間がないそうなので。 手紙のことなどは「非実在青少年」規制問題・対策まとめを参照。
個人的には里中先生のお話中に貼紙が落っこちたり、竹宮先生が意図せず年齢詐称をなさったりしたのがちょっと面白かったです。 あと新宿の道がわからなくて帰りに危うく迷うところでした。地下を通ったほうが数倍分かりやすいのに、地上からふらふら帰ろうとするから。 新宿…臨也さんの活動域で練さんの根城か…などと考えたりするヲタクでありました。
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