薔薇園コアラの秘密日記

2004年11月05日(金) もてなし上手

 今月号のミセスの特集は「もてなし上手になるために」

 すぐに参考になることは少なかったけど、もてなしの心得へのモチベーションが高まる内容だった。

 我が家も、来客は多い方・・・かな?
 月に1〜2回は誰かを呼んでお酒を飲んでいる。
 みんな声をかければ、喜んで足を運んでくれる。
 みんなも我が家で、ゆっくりお酒を飲むのが好きなんだそうだ。

 私は、特別お料理ももてなしも上手ってなわけでもない。
 要領が悪くて、準備も中途半端だし、片付けの気がつくわけでもないし。
 いつも持ち寄りでお願いしてるし。

 でも、何となく、我が家は居心地がよくて、のんびりできるそうだ。
 そういってもらうといつもすごく嬉しい。

 でも、これだけは絶対にはずせないぞ、といった私なりのポリシーならいくつかある。

 まず一つ目は、お花。
 家に目に優しいグリーンならいっぱいあるんだけど、色物の花はない。
 だから必ずお花を用意している。
 ただの薔薇とかの花束を無造作にいけることもあるし、アレンジメントを花屋で作ってもらうこともある。
 おっきなパーティのときに、友達に豪華に活けてもらったこともあたっけ。
 (殿方は無関心だったようだけど)

 ふたつ目は、アルコール。
 何かにつけ我が家でお祝いすることが多いから、ヨーロッパ的に、必ずスパークリングワインで乾杯する。ちゃんと子供用のシャンペンブラスも揃っている。特別なお祝いのときは脚の長いグラスにリボンの飾りをつける。私なりの演出。
 ビールはもちろんふんだんに用意しているし、ワインも我が家で出して恥かしくないものを選んでいる。ワイングラスもワインの味を引き立てる形のものを選んでいるのだ。
 夏はサングリアを用意する。アルコールが低いので飲みやすいからね。リゾートに一緒に行った仲間が常連でもあるから。
 後はお好みで。強いの弱いの、なんでもあり。
 でも、我が家の常連のお客さんで、お酒が強いひとは……残念ながら、いないかな。

 三つ目は、キャンドル。
 うちの天井の照明が、ちょっと変わってて、ちび電球がたくさん付いて丸い形になっている。一つ一つは小さいけど、数が多いのでかなり眩しい。だから私は、キャンドルだけのほうが好き。目が慣れるまで時間がかかるけど、ロマンティックなのだ。
 キャンドル越しに見る女の人もきれいに見えるのに……。
 私、きれい? ……って、誰も気付いてくれない。ったくもう。

 四つ目は、楽しい会話かな。
 私は、あんまり台所でこもりきりにならないようにしている。
 とにかくがやがや、リビングのソファか、来客テーブルでバカ話をしている。うちの便利なところは、来客テーブルの私の指定席の後ろが、台所のドア。ささっと席を立って、台所から何かを取ってきて、すぐに座り込むことができる。ワイン抜き係はパパだし。

 ここ最近の定番。
 お夜食に冷やしざるうどん。子供たちが喜んで食べてくれる。
 これは、富山からわざわざ送ってもらっている、「氷見うどん」。
 薬味は葱としょうが。麺つゆも濃縮ものだけど美味しい。

 なんだかここでオチのように、とってもジャポネスクー。

 先月は一件も来客がなかったから、そろそろ誰かを呼びたくなってきたなー。ね、うちに飲みに来るぅ?
 
 



2004年11月04日(木) 11月上旬で16℃

 今日も一日暖かかった。

 この陽気に誘われて、お昼にかけてゴルフの打ちっぱなしにいってきた。
 1カゴだけ。

 へへへ、明日もお天気がよかったら、ラウンドしてこようかなぁ。
 今シーズン最後の。9月末以来だ。うーん、したいしたーい〜。

 打ちっぱなしの後は、歯医者へ。
 ようやく、本日で奥歯の治療が終りました。
 今通っている歯医者さん、個人的な経路で知り合った。
 お友達がペットのように連れ歩いている。
 出先で何度か一緒になったことがあるのだ。

 診療所に入っていくと、と甲高い声で
「ユーコ、げんきぃ?」
とかなりのハイテンションで私を出迎え、右、左、右と頬にキスをする。
 はいはい、元気だよぉ。
 まったくもう。抱きしめる腕の力を抜いてくださいな。

 このパベウ、もろオカマッぽい。そうだな、山咲トオルみたいな感じ。
 女にはむっちゃ甘いけど、男には思い切り性格が悪いのだ。
 ま、あたしゃ関係ないけど。私にさえ親切ならばそれでよい。

 今日は治療が長引いて、唇がかさかさになったのを見て、ご丁寧に私の唇にクリームをぬりぬりしてくれました。
 はいはい、自分で塗れるからね。手鏡とティッシュをくださいね。

 唯一、この人のことを評価するとしたら。

 おばさんたちに囲まれて、年齢のことが話題になったときのこと。
「僕は、30歳です。……来年の夏に。ホントは29だけど……」
と、年齢を切り上げて答えたのだ。周りは30代後半から40代前半。
 おばさんの年齢と比較して、私たちに恥をかかせまいとしたのだろう。
 かわいい奴だ。
 
 ニッポン人だったら、さらにさば読んで若いフリをするだろうけど。
 
 
 
 



2004年11月02日(火) ペンションアキコツアー

 ポーランド南部のリゾート地・ザコパネからさらに南へ、山の上のペンションアキコで2泊してきた。7家族の大所帯。移動時間6時間半ぐらい。

 私たち、アキコさんのところに行ったのは初めて。
 ワルシャワ在住の日本人が、何度もあんなに遠くまで足を運ぶ理由がようやくわかったような気がした。

 何と言ったって、アキコさんがバイタリティあふれる魅力的な人なのだ。
 ペンションアキコ 有明 

 初日の晩に、キャンプファイヤー。
 翌日、バスで隣国・スロヴァキアの温泉へ。
 翌々日、バスでクラクフまで出て、電車でワルシャワへ。





 上の画像は、スロヴァキアの温泉。
 温泉というより、プール風露天風呂。やや硫黄臭がする。

 二つのプールがあって、手前が、35度。向こう側は38度。
 両方ともぬるいので、いつまでも浸かってることができる。

 結構混んでいた。
 私たち子連れの東洋人が、総勢30人で、ぞろぞろぞろと入場していくと、お湯に浸かっていた東欧人のお客さん、全員がこちらを向いた。 

 無表情でただひたすらこちらを向いていた。
 あの時だけ、そこの時間が止まったかと思うぐらいだった。

 ま、私たちはこちらの生活が長いので、周りの人に見られることに対してはもうすっかり慣れているけど、赴任してまだ間もない人だと、一斉にこちらに向けられたあの視線にはどうも耐えられなかったらしく、集団の陰に隠れて歩いていた。

 中に入っていると、ほとんどのお客さんは、ポーランドから国境越えできた人々のようだった。やたらとポーランド語が耳に入ってくる。

「あれは、中国人か? 日本人か?」
「中国人じゃないのか?」
「いや、日本人かもしれないぞ」

という会話が、いたるところで耳に入ってくる。こういうところでは、妙に愛想がよくて社交的な祐子さん、

「私たち、日本人ですぅ」
といって、私はしばらく隣の老夫婦たちと、ちょこちょこっとお話した。

 回りの人たちも私たちの会話を聞いていただろうから、みんなの好奇心はそれで納まったようだ。
 
 お風呂から上がって、ぽかぽかぽか。
 お腹もぺっこぺこ。

 そこから少し離れたところの、スキー場のロッジでビールと食事。
 ご満悦モードでご帰館。

 それからが、(ナツメロ)大カラオケ大会。
 喉がかれるまで歌いました。はははー。


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祐子 [MAIL]

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