昨晩から、あんまり体調がよくない。 やたらと眠い。今朝はお腹も下した。
家族が出かけたので、ソファで一人でゆっくり、昔のChicagoを聴きながら、漱石の「我輩は猫である」の冒頭を読んでいたら、いつのまにかブランケットにくるまってぐーぐー寝てしまっていた。
慌てて顔を洗って、一日を始めることにした。 メールチェック。 パパが昨晩、私に返信したはずのメールが14時間後にようやく届いていた。どこをさまよっていたものやら。
「もう、間違えて違うYUKOさんに送ったんじゃないの?」 と昨晩、ぎゃーぎゃー責めたてておいたんだけど、パパは無実潔白であった。当たり前か。
紅茶でもいれて飲もうかなぁと台所へ。
パソデスクに戻って紅茶を飲もうとしたら、なんと、インスタントコーヒーの味だった。寝起きでまだ相当ぼんやりしていたらしい。
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顔を洗ったままのすっぴんちゃんなんだけど、今耳に、買ったばかりの琥珀のピアスをつけている。
U字ピンの下に3個の色違いの丸い琥珀がついたシルバーのバーがついている。長さが5cmくらいなので、ぶらぶら結構目立つ。
私、耳たぶにちょこんとつけておくのよりも、耳にぶら下げる派手なピアスが大好きなの。こういうピアスのほうが顎の輪郭がきれいに見えるからね。
でもね、ポーランド製のピアスのピンって、いつも私が着けなれているドイツ製のものよりピンが太いらしい。耳を貫通させるときに、ちょっとだけ痛みを伴う。
痛みを伴うってことは、穴の部分のどこかがわずかに裂けているということだから、小さな傷から分泌物が出て、やがては穴を狭めてしまう。
狭めたままそれが固まってしまうと、次にピアスがはいりにくくなって、毎回裂けては塞がり、裂けては塞がりを繰り返す。だから、たまに穴にピンを入れて、広げたまま固定しておかないといけない。あんまり痛くはないんだけどね。
ま、人それぞれに、アクセサリーを身につけるにあたっていろいろ苦労があるのです。
でもね、こういうブラりんと長いピアスをつけるようになってから、耳たぶが発達して、ふっくら福耳になってきたの。まじに。
福耳だからぶら下げタイプのピアスをつけても耳たぶが耐えられるのか。ま、どっちがどうなのかわかんないけど。
いずれにしろ、こういうぶら下げピアスをして外出するときは、必ず人目に止まるので、それに応える私も、冴えのあるとびっきりの笑顔を用意しておかないといけない。
朝起き抜けに外を見たら、またまた一面びっしり真っ白。 今日明日は、私の車がないので、家でのんびりする。外出予定もなし。
そろそろ、3月末締めの長編を仕上げないといけない。 ここんところはずっと推敲に明け暮れていたけど、量があるのでしんどくなって、お休みしていたのだ。
数日前から、イメージ力をつけるためにチャンドラーの「THE BIG SLEEP」の原書をぺらぺらめくっている。難しい単語はすっ飛ばしているけど、各々の情景の描写がきめ細やかなので、このお話は映画をみているようにイメージできるのだ。
日本語の小説は、漢字の表記が単細胞の私の想像力を狭めてしまうことと、文体にひどく影響を受けてしまうのが嫌なので、創作しているときは熱心に読み込まないことにしている。 不思議なことに、ポーランド語なり英語なり、外国語に熱心に取り組んでいるときって、文章の創作がぐぐんとはかどる。 きっと頭の中の言語野が刺激されると、脳の他の部分も活性化されてくるのだと思う。
さてと。そろそろ本格的に取り組まないといけない。 といいつつも、のんきにここで日記なんか書いてたりして。。。
2005年02月15日(火) |
祐子、ナスダックについて考える。 |
先日のお酒の席で、私がナスダックについての話題を振った。
私が「ナスダックのさぁ〜」といっても……私が何について話題にしているのか誰もわからなかったらしい。経済と無関係なわたしだから。 「ほら、おはよう日本とかBSニュースの最後に言うやつ」 「ジャスダックのこと?」 「え? ジャスダックっていうの? よくわかんないけど、数字いっぱい言うやつ」 なんと祐子サン的なノータリンな返答。 って、一応、株価指数とかのことを意味していたの、私。 まぁいい。この際ナスダックでもジャスダックでも。 「でね、ニュースでアナウンサーが言ってる数、頭ン中で数字に直してみようとしたんだけど、桁がとんでたらわかんなくなって、数字にできなかったのよ」
と、その作業が頭ン中でいかに難しかったかと、祐子はみんなに力説したの。 大きな数の概念を小学生に教えている先生方や、株価ぐらいいつもチェックしているお父さんたちを相手に話していたんだけど、あっさりみんなに一言で片付けられてしまった。
「普通の人は、そんなこと、してみようともしませんよ」って。 ははは、やっぱりそうですかねぇ。 でも、私は耳から入ってきた数を数字に置き換える作業を本当にしていたのですよ。あの晩。
きっと、相変わらず頭ン中がぶっとんだおばさんだと思われているだろう。 ここで一応、祐子さんの頭ン中の思考回路の説明をさせていただきたい。
まずは、経済オンチな祐子さんがなぜに株価指数などを気に留めるに至ったかについて。
その当時、私、知人にお借りした熱心に「ダ・ヴィンチ・コード」を読んでおりました。 「ダ・ヴィンチ・コード」の本はどなたにお借りしたかというと、ワルシャワの日系銀行勤務の方。あはは、いうまでもなく日系銀行はワルシャワには一行しかありませんでしたねぇ。ご家族と一緒に駐在されてるパパさんです。 その方と賀詞交換会でその本の話題になって、いそいそと後日奥様からお借りしたのです。
で、その晩、ずーっとダ・ヴィンチ・コードを読んでいて、合い間に、リビングでぼんやりJSTVのニュースを聞き流していたんですよ。
で、「株と為替の値動きです」とニュースのアナウンサーが言ったとき、ハタと思ったのです。この本を貸してくださった銀行の方って、日頃こういう株価のニュースとかを意識して、「お、何ポイントあがった!」とか「さがったー、く〜」とかって一喜一憂されているものなのかなぁ……と。
まぁそういうことは直接伺ったこともないし、本を貸してくださった方が、どういうお仕事をされているかも存じないんだけど、銀行勤務のかた=株価の上下と、単純な祐子さんは思い至ったのです。 で、数字を頭に残さない主義の祐子さんとしては、(残さない主義じゃなくて、抜けていくだけ。数字に無頓着だから。前頭葉が未発達なの)ここで、一念発起(?)して、株価の数字を頭に留めてみようと思い立ったのです。
アナウンサーが言った数字、聞いた端からどこかに消えていきました。祐子さんの記憶力、あっけなく、玉粋。 特に、桁がとんだらわかりにくい。ポイント0何とかって言うのも難しい。
例えば、株価ってわけじゃないけど、「よんじゅうまんきゅうせんさんじゅうななてんぜろご」って、すぐに数字に直せますか? 409,37.05……うそうそ、409,037.05 ギャハハ、やっぱ間違えたまじに。なっさけなー。
ただね、私はいつも、日常生活で、3、4桁ほどの数なら、必ず値段や年号の数字を頭で置き換えているのです。値段なら値札の中に値段を思い描いているし、年号なら年表に置き換えているの。ドイツ語や英語、ポーランド語の数も聞き違えるといけないので、必ずいつも頭の中で数字になおすことにしている。
だからね、株価指数とかのおっきな数も頭ン中で置きなおそうとしてみたのよ。 でもね、私ができるのは、せいぜい4桁までみたい。
あれぇ? ナスダックも千の位の4桁コンマ二桁だっけ? って、ナスダックってイッタイナンナノサ? 祐子さんが完璧に理解できるように説明できる方がいたら、百万円をぽんと差し上げよう。
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