薔薇園コアラの秘密日記

2005年11月19日(土) パントマイムで怒りを表現

 う〜ん、いいかおり。洗濯したてのフリースから柔軟剤のやわらかなかおり。この2日間、フリースを洗濯していたので、着るものがなく、終日ベッドの中にいました。他にも着るものはあったんだけど、このフリースじゃないと落ち着かない。某自動車メーカーので、裏地があるから暖かいのよん。 

 今日、日本人学校で土曜参観がありました。
 1時限目は普通の授業参観。6年生国語、4年生算数。
 2時限目は、海外青年協力隊の渡辺氏による特別授業「国際協力」
 3時限目は、パントマイムアーチストのコマさんによるパントマイム芸術

 渡辺氏からは、日本のことを何も知らないポーランド人にニッポン文化を伝えていくうえでの苦労話など興味深く聞いた。

 私も、ドイツ時代、近所の小学校で日本文化を伝えるためにボランティアをしたことがある。お茶の心得も無いのに、茶器を送ってもらって抹茶を立てたり、折り紙や太巻き作りなんかも教えたことがあった。

 そのころは、そういうことにすごく一生懸命になれたんだけど、お話を伺いながら、今の私には、そういう情熱が一切ないことに気付いた。ドイツではできたけど、ポーランドではできない。なぜだろう。
 
 アジアブームという時代の変遷もあるんだけど、ポーランド人は、ドイツ人よりも+α、何か高度なことを求めているような気がするからか。

 私が教えられる簡単なことは、すでに誰もができることだったりする。
 折り紙なんかは、本も出版されているしネットでの検索も簡単。すし屋さんなんかは、そこらじゅうにあるし、スーパーでも売ってるから、太巻きなんてめずらしくも無い。

 細かいことを説明するにしても、語学力が伴わない。
 たぶん、これが一番のネックなんだと思う。


 パントマイムは、身体中で感情を表現するとおっしゃってた。

 今後、ママの怒りはパントマイムで表現します。
 怒鳴らない分、怖いかもよ〜。

 覚悟あれ、男衆! 

 



2005年11月18日(金) 傷跡

 昨日、カルフールのレジの列で。

 私の前に並んでいた青年が、端正な左横顔を見せて並んでいた。
 細表の左頬骨の上に、生々しい傷跡。二つ。白い肌に赤い傷。

 見てはいけないものを目にしたようで、私はすぐさま視線をはずした。
 左の頬の傷、ということは右利きで殴られたときの擦過傷だろうか。
 血気盛んな青年風だし、お酒の席の喧嘩かもしれない。
 感じのよさそうな青年だけに、ちょっとむねがチクンとした。

 傷跡が炎症をおこしかけ、あまりにも生々しい色だったので、無意識ながらもそこを凝視してしまった。

 一箇所の傷に、等間隔に3本の横線。頬骨の上とモミアゲの真下。

 もしかして。これって、ジレットの剃り傷かい? ぎゃははは。
 あんちゃん、まだ若くて髭も柔らかいようだし、新しい髭剃りかなんかで、角度を誤って肌を切ってしまったのかい? やーだ、もう。。。
 ちょっと笑える。げらげらげら。

 何か忌まわしい事件に巻き込まれて怪我したのかと思って、まじに胸を痛めて、おばさん、そんしちゃったぁ。



2005年11月17日(木) そろそろ冬かも

 いつまでも気温が穏やかなまま、秋が終わりを迎えようとしています。
 それでもようやく今週末あたりで、初雪の予報。

 私、冬のカジュアル服、全然もってないの。昨日全部捨てちゃったから。
 今から、アルカディアに買いに行こうかなぁ。
 子供達の服もないんだよな。ちょっくら派手に散財しに行ってこようかな。

 実は、久々の外出。冷蔵庫も空っぽ。

 昨日、パパに、「引越しのために食料品減らしてるの?」
 と聞かれたんだけど、いやいや、ただ、買い物のために外出しなかっただけなのさ。

 *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 昨日、台所でお料理しながら、本を読んだ。

 新潮社 三島由紀夫著「春の雪」
 これ、妻夫木聡・竹内結子共演で映画化されてるみたいだね。

 映画「春の雪」

 三島の原作は、1、5回ぐらい(?)読んだことがある。
 で、今回もぺらぺらと。

 案の定、集中できず。
 でも、最初の4ページ目で、大笑いしてしまった。以下部分引用。

 清顕(きよあき)が子供のころ、召使におどかされて、怖れていたのは鼈(すっぽん)であった。それは祖父が病気になったとき、力をつけるために百匹の鼈が贈られ、それを池に放生したのが殖えたのだが、指を吸いつかれたら最後、とれなくなるという話を、召使たちがしたのである。

 公爵家ともなると、じいさんの病気見舞いに、スッポンが100匹も贈られてくるのか。ぎゃはは。すごいなぁ〜。スッポン100ぴき!

 赤ひげ薬局からは何も送られてはこなかったのだろうか?

 大正初期らしいけど、それにしても、どうやって運んだのだろう。
 ペット輸送業者もいないだろうし。桶にでも入れて運んだんだろうか。

 池にスッポン100匹だよ。すっごーい! (←しつこい?)
 まぁ、公爵家の池だから、民家の小さな池とはわけが違うんだと思うけど。

 祐子さんは閑人だから、いつも妙なことにこだわって読んでいる。
 今回は、最後までちゃんと読破できるかなぁ。
 冒頭の三島の大仰な文章は読むのに疲れる。
 ストリーが流れると面白いけど。春の雪のキスシーンは圧巻。
 
 今回は、妻夫木聡のイメージに固執してしまいそうだなぁ。
 いままでは、三島自身を主人公にイメージしてきたんだけど。
 

 

 


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