兄とのツーショット
昨日、魚津市江口の杉山篤勇氏の献穀斎田で抜穂祭が滞りなく執り行われた。
この斎田で収穫されたお米は来月29日に、奉耕者が宮中に献上することになっている。
春から、たなもみ、播種祭、御田植祭、と今回の抜穂祭で4回の神事があった。
神事では、兄が斎主を努め、従兄と私が祭員としてご奉仕。
私の所役は、警蹕と玉串後取。 神事的には目立たない役柄だったけど、参拝者の全員の注目の的だったみたい。
昨日は、午後から神輿と一緒に回って、お宮さんに戻ったのは晩の11時を過ぎていました。祭日ってこともあり、若い衆も盛り上がって賑やかに神輿を担いでいました。一軒一軒そこの家の方ともじっくりお話しできて、嬉しかった。
私はピンクの装束を着ていたので、小さい女の子が、あ! ピンクの神主さんだぁ……って、なついてきてくれました。
2012年09月20日(木) |
神事を大切にする企業 |
地元に神事をとても大切にする有名企業があり、私も何度かそちらで神事に携わった。
私は感覚でしかものを言えないけど、そういう風に神事を大切にしている企業に行くと、ひときわ神様を身近に感じるものである。神主の立場としても、帰り際まで神様の御加護を祈念しながらその企業の敷地を後にする。
・・・・・
また別の企業では、長年続いてきた伝統的な企業がらみの恒例の神事をキャンセルしてきた。
そのキャンセルの旨を伝えるのに、電話では失礼だと思ったのか、直々に会社の担当者三人でこちらの社務所までみえた。
宮司の兄は、企業側の事情を鑑みて、すぐに了承したのだけど、私は納得がいなかった。
その神事は、大切な6柱の神様を祭る祭事でもあり、自然災害を引き起こす伝承もある神様なので、こういうご時世に絶対にないがしろにしてはいけないと思ったのだ。差し出がましいようだけど、せめて祝詞だけでも読ませてほしい……と私から伝えてみた。
私の思いを理解してもらえたのかどうかはわからないけど、一週間後の今日、先方から連絡があり、今までどおり神事を執り行いたい、との返事を頂いた。
・・・・・
電話を切った後、仕事の探し物をしていたら、本棚でその6柱の神様に関する父が記した記述を偶然みつけた。ホントグッドタイミング過ぎて鳥肌が立ってしまった。
きっとその神様たちに呼び寄せられたのだろうな。
|