きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 ママ想いのRin

本日の担当:銀吟

このところ毎日曇り空・雨模様で、今年の梅雨は本当に「梅雨」なんだなと
思わせる日々が続く。
やはり天気が悪いと体調にも影響があるようで
Rinとユキリンは夏風邪にやられてしまっている。
(もともとボクがうつしたのだが)
特にユキリンはここ数日、鼻水が止まらずに苦しんでいる。

昨日ボクが仕事から帰ってきて、Rinの熱烈な出迎えを受けた時
何気なくお土産だよ、と駅でもらったポケットティッシュを渡した。
それを手にしたRinはすぐさま『ママ? ママど〜じょ?』と聞いてきた。

ん? ママど〜じょ?

つまり君は、ママが風邪をひいて鼻水が止まらずにいるので、
パパがティッシュをもらって来てくれたんだね? と解釈したのだね。
それですぐママにどうぞ、と渡そうとしたんだね。

う〜ん、君は母親想いだねぇ。
君も鼻水たらしているのにねぇ。
パパは感動してしまったよ。
うっとうしい梅雨どき、ちょっとうれしいRinの一言だった。

2002年06月26日(水)



 そんなあなたがとっても好きよ

本日の担当:kina


☆最後の一本

この前、Sizがクレヨンを箱ごと落として散らかしてました。

もちろん、自分で拾わせて。





「ないね〜」




...ほんとだ。1本足らない。何色だろ? 悩む間もなく


「きいろ!」



へっ??






☆最後の一葉

我が家ではミントを2鉢、育てている。

スペアミントは元気で葉っぱばしばし。
ペパーミントは虫に食われて葉っぱなくなっちゃいました。

2鉢並べて覗き込むあたしの横をウロウロするSiz。

スペアミントを見て。

「みんとちゃん、あるね〜」




ペパーミントを見て。

「みんとちゃん、ないね〜」


ぷぷぷぷぷっ。








語尾の「ね〜」の言い方がとっても好き。



2002年06月25日(火)



 今は勘弁して

本日の担当:SHY

 「サービスの本質を理解しなさい」
 何のことかと言うと、お給仕のこと。
 この週末は肌寒い2日間で、出かけるつもりが家でゴロゴロ。
 午後にkinaが何か飲む? と聞いてくれたのでコーヒーをお願いした。
 本を読みながらコーヒーを飲んでいたら、煙草が吸いたくなって本を持ったままベランダへ。
 しばらく経って目を上げると窓ガラスの向こう側にはマグカップを持ったSizの姿が。
 サッシを開けると「はい、ど〜ぞ」と温かいコーヒーを私に差し出してくれた。
 テーブルの上から、飲みかけのをわざわざ持ってきてくれたのだ。
 私は礼を言って、彼女の気遣いを褒め、そして寒いから...と部屋に戻した。
 寒いベランダで読書、煙草、そして温かいコーヒー。
 少し幸せな瞬間。

 夜にkinaがマンションの管理組合の打ち合わせで出かけていたので、夕食はもう「面倒くさい」モード。
 私がピザでもとれば、と提案してそれに決定。
 親子でピザをバリバリ。私とkinaはビール(発泡酒)をじゃばじゃば。
 食後にやはり煙草が吸いたくなって、ベランダへ。
 23:00くらいになっていて、もう部屋着では寒い。
 吸い終わったら早く戻ろうと思っていると、窓の向こうにSizの姿が。
 「はい、ど〜ぞ」
 彼女が持っていたのは冷たいビール。
 彼女は私にグラスを差し出して褒めてもらうのを待っている様子。
 少し不幸せな瞬間。

 どうやって何を教えたらいいのか、と苦笑しつつビールで芯まで冷えたそんな夜。

2002年06月24日(月)



 ジプシー

本日の担当:SHY

 「キミはどれだけあれば満足するの」
 何のことかと言うと、寝るスペースのこと。
 我が家の寝るときのレイアウトは東から順に、私→kina→Siz。
 頭は当然、南向き。
 しかし、Sizは自分のポジションでは寝ない。
 だいたい3人分のスペースの中央でまず眠りに落ちる。
 それを見届けてから私とkinaはネットサーフィンをしたりTVを観たりする。
 ささやかな夫婦の時間。
 そして2人で寝るときに、kinaがSizを持ち上げて、彼女のホームポジションへと運ぶ。

 Siz、一瞬痙攣。

 しばらくするとSizは転がってきて、kinaの背中を直撃する。

 Siz、行き止まりなので泣く。

 kinaは仕方なく場所を譲る。
 その頃になると、私はもう眠ってしまっていて何が起こっているのかはわからない。
 しかし、朝起きるとSizは私の足許か、すぐ隣りかのどちらかにいる。
 一晩にどれだけ移動しているのだろう。

 たまにホームポジションから転がる方向を間違えて、半回転したところで壁に当たって泣くのが困りもの。
 寝相のいい私と、悪いkinaのどちらに似るのだろうとそんなことを思う毎夜。

2002年06月21日(金)



 「かわいそう」と「かわいい」は紙一重

本日の担当:ユキリン

先日のリンの誕生日のこと。
買い物+料理を7人前、掃除+飾り付け、その間にお昼を作り、Rinを昼寝させる…というスケジュールに普段ぐうたら生活で時間に迫られる必要のない私は焦っていた。

そして作業に没頭するあまり、Rinの姿が見えないことに気付かなかった。
ふと気になり、あわてて探す。
2階の寝室のドアが開いていたので、入ってみたところ、、、。
Rinはベッドからよじのぼったらしく出窓のところに座っていた。

ん?…はっ!!!!

今朝、出窓開けて網戸にしたんだった!!と発見と同時に気付き、真っ青。
あわててRinを抱き上げた。
窓を見ると、網戸はいじられていないようだった。
開けることが出来なかったとしても、もし思いっきり押したりしたら網戸ごと転落するところだった…。
この高さで下はアスファルトだから、多分落ちていたら…。
ゾーッ。

「ダメ!!あそこにのぼったらダメなの!!」と叱った。
ベッドが出窓のある壁にぴったりくっついているのだからのぼろうと思えばのぼれる。
そんな所にベッドを置いたんだから私達も悪いんだけど、命の危険があるんだから叱らないと伝わらない、と思ってこんこんと何度も
「あそこにのばったらダメ」と説いた。
Rinもいつもと違う母の表情と声にただならぬ空気を感じたのか
ひたすら「はいっ。はいっ。はいっ〜〜。ううっうぅー」と涙声でしがみつく。

Rinは怒られるとき、何故か必ず「はい」と返事する。
やはりこちらがマジメに何か言っているのは分かるみたい。
そしてひたすら、「はいっ」と繰り返し返事しながら涙ぐむRinは
なんだかとっても小さくてかわいく思えてしまうのだった。
銀吟と「さっき怒られてたときのRin、かわいかったよねー」
などと不謹慎にも話したりして…。

いつもRinが泣いていると「かわいいなー」なんて笑みがこぼれる。
多分、泣き顔が新生児の頃と変わらないからかなぁ。
転んで泣いてたりする時に、親が微笑んでるってちょっと不気味だけど
「かわいそうな時」って、なんだか「かわいい」のであった。


(その後ベッドは即刻位置を変えました…)


2002年06月20日(木)
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