日々のあわ
あかり 



 ちあきなおみのほくろ。

稽古日だった。
スタジオを出て空を見ると妙に明るい。
あー、満月かぁ。なんてみていたら、まあるい月のすぐ下にぴかーっと輝く火星を発見。
うわぁ。そうだった。今日が一番接近する日だったね。
真ん丸く発光する月にすいこまれそうなほどすぐ近くに、
しかしすいこまれることなく力強く輝く火星。
すごいバランス。絶妙。

電車で帰る途中、友人からメールが届く。

「火星は少しずつ移動して、今はちあきなおみのほくろくらいの位置に。」と。

23時くらいでしょうか。駅をおりたら確かにそのくらいの位置に移動してた(笑)

家の近くに来ると、ちょうど我が家の男3人組が近所のおばあちゃんの家から帰ってきたところに遭遇。
JGと長男Rと次男Kが並んで月を見上げている。
その間抜けた後ろ姿がなんとも愛しくて、しばらくだまって見ていた。

月と火星はまた少しだけ離れてしまっていた。

2003年09月09日(火)



 UAの声がしみた。

UAの野音ライブに行ってきました。

一緒に出演する友人が声をかけてくれたので
喜んで行きました。
なので、
今回は彼女を観ることよりも、友人を観るのが目的で。
UAは好きだけど、曲はあまり知らなかった。4曲くらいでしたか。

それでも曲を知っているかそうでないかは関係なかった。
秋の初めの野外で、彼女の言うところの「虫の声と一緒に」聞いた
歌声は、
しみじみと心に、身体に、しみました。
綺麗でしたね。なにもかも。動いている空気とか音とか。
声に魅力のある人が内面の世界を渾身の力をこめて歌えば
最強ですね。でも力が抜けているから押し付けがましくない。
するーっとしみてゆく。
バックの楽器陣もすばらしく、友人の音にも感動しました。

すばらしいものを観る機会を与えてくれてありがとう。
ひっさびさに会った友人はまったく変わっていませんでした。
昔の友達も来ていて、野音の階段が学生のころダラダラ過ごしていた校庭の階段に似ていて、
いっきに10年近の時間が行ったり来たり。
2倍も3倍も幸せな時間がオプションでついてきたライブでした。

そういえば、友人が終わってから何度も
「晴れてよかったなぁ・・・」
とつぶやいていたのが印象的だったな。
UAも、火星のせいで空が赤いとか言ってたな。
ほんとか?(笑)






2003年09月07日(日)
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