日々のあわ
あかり 



 へぼへぼ。

練習ができない。
時間がない。
こんなんじゃ舞台に立てない。
思っていたよりも踊れてない。
ちっとも心のリセットができてない。
まったくもって自分のことがわかってない。
人前にでるのが恐い。

・・・というような理由で凹んでおりました。

なのでね、だーれにも「見に来てねー」って言ってませんでした。

が、もう10年以上前に一緒に踊っていた友達からメールがきまして。
絶対見に行くから。と。
私は彼女に言いました。上に書いたようなことを思っているので見に来てもらうのは申し訳ない。ってなことを。
すると、

「主婦、母、OL、踊り子と4足の草鞋を履いているんだから、アプアプして当然でしょ。
どんなんでも久々に靴を履いたあなたの踊りが見たい」と言ってくれて・・・。

また、もう一人の友達からは

「一緒に踊り始めたころからあなたの踊りが好きだった」と言われて。

いっきに浮上しました(笑)単純です。椿さん。

だけれども、こんなに嬉しい言葉はありません。はっきり言って踊りは下手です。私。
だけど、「上手いね」っていわれるより、「好きだよ」と言われると嬉しかった。昔から。

すごく恐がっているんです。厳しい目にさらされたくない。っていうへたれた自分がいるんです。
初めての発表会のときのように、踊れるだけで嬉しい!っていう心にリセットされたい。

『誰になんと言われようとこれが私です。』と堂々としていられる日はくるのでしょうか・・・・。

精進あるのみ。

2003年09月24日(水)



 今度は拘束。

本日、母校にて友人が講義をするというので、仕事を抜け出し聴きにいってまいりました。
卒業以来はじめて訪れた母校。10年以上ぶりなのに、全くといっていいほど変わっておりませんでした。

校舎の中に入り、暗い石の階段をゆっくり昇って、途中の踊り場にステンドグラスの光が射していて、
ちょっと立ち止まって見とれていたら、階段の下からこれまた10年ぶりの顔が現れた。
昔一緒にバンドをやっていた仲間。

「あれ。椿ちゃん。ひさしぶり。」

相変わらず朴訥とした言い方が懐かしい。
彼も友人の講義をこっそり(?)聴きにきたらしい。
2人でちんまり並んで講義を聴く。話の途中に演奏もあり。
周りの学生達の反応をちらちら伺いながら、友人の話に引き込まれる。

もちろん音楽の話だったんだけど、彼のバンド活動でのエピソード等「へぇ〜」を心の中で50連発くらいしながら聞いていた。
そしたら、こんなことを言った。

「拘束された環境で、かえって創作活動の成果があがることがある。」

まぁ、これは彼が非常に拘束された環境で過酷なツアーを回っていて他に何もできない状態で余計な事を考えず、本当に何も考えずやることで普段得られないものを得るっていうことだと理解したんだけど、「うーん。今度は拘束か。」と一人唸ってしまった。ほら、昨日まで「自由とは〜」などと
悶々としていたわけですからね。私は。
まあ、ココで言う「拘束」は、私の日々の生活での拘束とはまた全然違うんだけども、なんていうんだろう、
時間や環境についてあれこれ考えたのは事実です。

というかんじで、保育園のお迎えの時間があったので終わって軽くお茶をして帰ってきました。
電車の中でもしばらくボーっとしてました。

途中で偶然同じ保育園の友達に会ったんだけど、彼女が私の様子をみて、

「椿ちゃんはさぁ、何をしてるときが一番疲れる?」っていきなり聞いてきた(笑)
(ふつう、「何が一番楽しい?」とか聞かないか?:笑)

そうだなぁ・・・・
踊っているときは身体が疲れる。でもなんか覚醒するので終わったあとはハイテンション。
子供といるときは身体も心もバランスよく疲れる。でも反面どこか癒されていたりする。
仕事しているときは身体がいや〜な疲れ方をする。頭も痺れてる。・・・・。
あー、この疲れが一番いやだなー。やっぱりなぁー。
あー。つらいなぁー・・・。


2003年09月22日(月)
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