日々のあわ
あかり 



 しばらくは闘病日記になりそうだ。

なんだか闘病日記みたいになってしまいそうで(べつにそれでもいいんだけど)
なんとなく日記を書く手も重〜〜く・・・(笑)・・・うそです。

今日は退院後初の外来診察でした。
耳の聴こえの検査をしたんですが、たいていここで、
「回復してました!」とか
「なんとか聴こえるようになりました!」とか言える方のほうが割合的に多いそうなんですが、私は駄目でした。
更に悪化していて、もう難聴ではなく高度難聴というより、
失聴だそうです。

音を失う。

ちょっとこの単語すごいですね。
また入院になるかも、ということだったし、治療のことも考えてやはり仕事はしばらくお休みすることにしました。
電話でJGに報告しながらボロボロ泣いてしまったけれど、
「大丈夫。きっとよくなると信じて頑張ろう。」と励まされ、ちょっと気合がはいる椿さん。(単純)

職場では
「治療に専念してください」「誰に気兼ねすることなく、とにかく身体を治してください」「仕事は代わりが居るけれど、あなたでないと駄目な人たちのために頑張ってください」
などと、頭があがらないほど優しいお言葉をいただく。
そして休むことに決めました。

そもそもね、なにかきっと変わる時なんでしょう。
私、自分の身体の声を聞けていたかな〜?と思うと自信ないし、いろいろと大切なものを疎かにしてしまっていたのは確かにあったと思います。
何が優先か、何に一番向き合わなければならないか。
ちょっと我利我利しすぎてたかもしれん。
きっと何か気づかなくてはいけない時だったんでしょう。
残された左耳で大事な声を聞けと。

それにしても私の心の潤いって、触れたり感じたり聞いたり見たり踊ったりって、五感がとっても大事なことばかりだなぁとあらためて思いました。
それが全てなくなるわけではないけれど、まずは生きることを考えないとね。
前を向いて。



2004年05月11日(火)



 ありがたや。ありがたや。

私の耳のことを知らなかった友人から、
今年も野音でライブをやるから誘おうと思ってたと連絡を貰う。
行けない理由を知って彼はとても驚いていたけれど、
もしも彼のように音楽を生業にしている人がこの病気になったらどうなってしまうのだろうと思って人事ながら怖かった。
彼は「心身ともに大事にして」と言ってくれた。
たぶん私が音楽や踊る事を大事にしているのを知っているから。
忙しさが落ち着いたらとにかく会いに行くとも言ってくれた。
ありがたかった。

「いろんな意味で気楽な友達でいたいから」遠慮せずに甘えてくれと言ってくれた女友達もいた。
顔をみるなり飛びかかって抱き着いてきてくれた友人もいた。
忙しい中お見舞いに来てくれた人達。
「病は自分が作り出したもの。だから治すイメトレをしろ。」と入院患者にカツを入れる人(笑)や、
私の事もそうだけど、元気がないJGのことも心配してくれたりね(笑)
いっぱいいっぱいやさしい心を貰ったなぁ・・・と。

男でも女でも関係ないですよ。
友達は大事です。と、何を今更ですがそんなことも思う今日この頃。

それからそれから、
いつもこの日記を見てくれている方々。心配してメールくれた方。
ほんとうにありがとうございます。

・・・って、いやん。なんか辛気臭い。

弱っちいなぁ。

巷は黄金週間じゃないですかッ!
私は実家に帰ってます。今夜は中華料理をたらふく食べました。
「あなた、点滴しながら中華中華って言ってたから」と母が連れていってくれました。
ありがたや。ありがたや。

連休が終ったらニコニコツアーが始まりますね。(って、だれに言ってるの:笑)
あーん。チケット3枚も取ったのになー(号泣)

ところで映画はどうなんだろう。映画館で映画を観るのは大丈夫なんだろうか、私。
何が出来て何が出来なくなるのかちょっとまだわからない状態です。
しょぼん。
・・・あ、やっぱり辛気臭い・・・ぼそぼそ。






2004年05月02日(日)
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