麻綴り
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2002年05月13日(月) やっぱりミヒャが好き。

長い一日だった。
あまり寝てないせいもあって、とても長く感じた。

日付が今日になってから今まで、本当にいろんなことを思い、考えたけれど。
まだちょっと整理がつかない。

ただ、今の私に言えることは、何があっても、やっぱりミヒャが好きだということ。
ううん、こんなことがあったからこそ、よけいに愛を感じるんだ。
つらそうなミヒャの様子を思い出すだけで、胸が苦しくなる。

フェラーリの下した判断について批判が集まるのは、私でも理解できる。確かに、あのレースではルーベンスが勝ちに値する走りをしていたと思うから。
でも、だからといって、ミヒャがその批判の矢面に立たされるのは、あまりにも酷だった。ミヒャ本人も、あのオーダーに従うのは本意ではなかったのだから。
「利益を得たのはシューマッハー本人じゃないか」と言われるだろうけれど、自分でも望んでいなかったものを与えられて、あんなにショックを受けているのに……なぜ、みんなその気持ちをくんでやらないのだろう。
よってたかって個人攻撃をして、何になるというのだろう。

記者会見の質疑応答を読んで、無神経な質問を重ねるプレス連中に対して、私はこみ上げる怒りを抑えられなかった。
「全員まとめてぶった斬ってやる!」とまで思ったけれど。
じきにその怒りも、空しさと苦々しさに変わっていった。
今はただ悲しい。

でも、確かなことは、何があっても、私はミヒャの味方だということ。
全世界が彼に敵対しても。私は彼の味方。
この想いは、1994年、私が彼のファンになった年に感じていたのと、同じものだ。
あれから今まで、いろいろなことがあったけれど、それでもまったく変わらない。
私は彼の味方。

今回は、同じように感じているミヒャファンたちの存在に救われた。
今はネットを通して、たくさんの人たちと想いを分かち合えるから。
想いの通じる人たち、通じない人たち。それはもちろん様々だけれど……。

私はやっぱりミヒャが好き。
結論はそこに尽きるかな……。

  ***

今日したこと。

夜明け前、羅さんの和訳のチェック(予選分)、翻訳の仕事の原稿(途中まで)。
仮眠後、仕事の仕上げ。
ネット。
ハープを少しだけ練習。
少し仮眠。
幼稚園のお迎え&買い物。
ネット&和訳のチェック(質疑応答編)
娘に夕食を食べさせる。

そこまでです。急いで娘を寝かせに行かなくちゃ。今夜もまだ起きてるんです。


2002年05月12日(日) オーストリアGP決勝(結果あり)

今日は、朝から夕方まで出かけてました。出がけに羅さんの日記をチェックしたら、しっかり和訳がアップされてたので、いそいでプリントアウトしてから出かけました。
外出先でチェックは終えましたけど、まとめがまだ済んでません。この日記を書き終えてから、やるつもりです。
でも、仕事の方も来てるので、それもやらなきゃならないんだよな……。
どっちを先にやろうかな。

  ***

「やった〜!」と娘は無邪気に喜んでますけど。
なんちゅーレースでしょうか。うーん、やっぱり後味よくないですね。
ミヒャも不満そうでしたし。
こういうレースはいやですね。
チームの判断、というのは解りますけど。
解りますけどねぇ……。

最終ラップ、だんだん1、2位の差が詰まってきたとき、「あ、これは抜かせるのかも……」とは感じました。でもやっぱり、実際に最終コーナーでルーベンスがスローダウンしたときには、「えーッ……本当にやるの」と、信じられない思いでした。
「……血も涙もないな」と、夫。

これじゃ、ミヒャが悪者じゃん……。
でも、パルクフェルメでのミヒャとルーベンスの様子を見ていたら、ミヒャも嬉しそうじゃなくて。
ルーベンスに表彰台の一番上を譲り、トロフィーを譲り、とどめにプレカンの真ん中の席を譲り。ミヒャとしても、今日の勝利は本意ではなかったのでしょう。
プレカンによると、チームオーダーが出ることは知らされてなかったらしいですね。

ルーベンスも気の毒でしたけど、ミヒャも気の毒でした。
なんだかんだ言っても、結局勝ったんだからいいじゃないか、と思われるかもしれませんが。それでもファンとしては、何があってもミヒャに感情移入してしまうわけで。
あんな不本意な勝ち方をしてしまった自分に腹を立ててる様子のミヒャを見て、心を揺さぶられちゃったりするわけです。
あーー。次はブッちぎりで勝ってね、ミヒャ。

  ***

たっくまんの事故には、あせりました。
心配しました。とりあえず生命に別状はないようで、ホッとしましたが。検査で何事もないことを祈ってます。

  ***

しかし、うちのお嬢さんは、またもや11時過ぎまで起きてました。
こんなことで、明日起きられるんでしょうか。


2002年05月11日(土) 眠いよぉ……

眠い眠い眠い。ひたすら眠い。
不覚にも、予選放送の途中で眠ってしまったほど眠い……。
はじめ、あまり車が走り出さないうちに眠ってしまい、はっと気づいたら、もう予選は半分終わってた。
それからは起きてたんだけど、かわりに横で夫がグーグー寝はじめた……。
我が家はみんな寝不足だわ。

  ***

午前中は、ハープクラブという集まりに出かけた。
ハープを持ち寄って、それぞれ練習したり、アンサンブルをしたりして楽しむ会だ。
6月にミニ発表会があるので、練習にも熱が入ってきた。
大きなフロアハープの人たちと合わせると、音に厚みが出て、とてもいい感じ。
まだ、人と合わせると、しょっちゅうつまずいたり、おいてかれたりしているけれど、以前よりは上達してきたかな……。

  ***

午後は、母の日のプレゼントを買いに行った。夫がずっと留守にしていたため、今日まで時間がなかったのだ。あれこれ悩んで、お互いの母親のために、それぞれパジャマを買った。
ついでに私の服も買った。まあ、私も母親だ、ということで。べつにいいよね。

そんな買い物をしていたので、フリー走行の中継は最後の方しか見られなかった。ビデオには録ってあるけれど。まだ見てない。
ふつうは、週末のスケジュールはF1中心に組み立てて、フリー走行から予選まで、生でじっくり見るんだけど。
今日はまあ、不可抗力かな。

  ***

予選の結果については触れませんが。
明日は、ひたすら面白いレースを期待してます。
娘は、絶対ミヒャが勝つと信じ込んでるけど、さてさて、どうなることやら。


2002年05月10日(金) オーストリアGP初日。

どうしてこう、毎日天気が悪いんだろう?
雨が降ってると、気分が沈むうえに、体調まで悪くなってくるみたい。
いや、天気のせいばかりじゃないのかもしれないけど。今日も不調だわ……。

昨日は結局、仕事をする気になれないまま、ネットをさまよっていたら夜中になり、そこで「あーもうダメ。ちょっとだけ休ませて……」と横になったら、朝まで爆睡してしまった。
朝、6時前にハッとして飛び起きて、慌ててお仕事。
夫が出張中のため、本当は私が娘を送って行かなくてはならなかったのだけど、仕事がギリギリまで終わらず。結局、おじいちゃんに代わりに送っていってもらってしまった。ああ、ありがたいことです……。

その後は、またつらつらとハープを弾いたりしていた。
午後は、雨の中、郵便局まで歩いて行って税金を払ったり、おばあちゃんとお茶を飲んでお喋りしたり。家事は放置したまま、ダラダラ過ごしてしまった。

  ***

はい。始まりましたね、F1オーストリアGP。
私は、午後6時からと、8時から、2回のフリー走行をネットライブでフォローしてました。
例によって、フェラーリ勢がトップ。さほど、特筆すべきこともない、いつも通りの金曜日だったみたい。1回目はミヒャが1位、2回目はバリが1位。だからどうということもないけどね……。
1回目のフリーでは、ミシュラン勢が下位に沈んでたけれど、2回目になったら順位を上げてきたので、まあいつも通りかな、と。

……深く分析するには、今日はちょっと気力が足りないので、このへんにしときます。

そうそう、バリの契約更新の件について。
私としては「あー、やっぱりね」というのが感想。だって、フェラーリは現在「チーム・シューマッハー」だし、そのシューマッハーがバリに満足している以上、首をすげ替える理由がないんじゃないか……と。
私だって、個人的にはいろいろ思うところはあるけどね。

  ***

娘が呼んでます。「ママ〜。本読んで寝ようよ〜」……
今夜名古屋から帰って来る夫は、深夜0:15に駅に着くそうで。
車で迎えに行くことにしてます。
娘と一緒に寝ちゃいそうだけど、こらえなくちゃ。
はぁぁ……。不調だわ。


2002年05月09日(木) 惰性のままに……

頭、痛い……。

夫が今日からまた出張なので、駅まで車で送るために私も朝5時半に起床。
送ってきた後、本当は寝直したかったけれど――どうせすぐまた起きなきゃならないんだから、ということで、寝るのはやめて、ハープの練習をしてしまった。
(弾き方の加減で、小さい音でも弾けるので、早朝や深夜でも練習してます。)

その後、いつもながら寝起きの悪い娘を起こし、ご飯を食べさせ、弁当を作り、支度をさせて、幼稚園に送っていく。夫が出張だと、朝も私が送らなくちゃならないので、しんどい……。

帰宅して、しばらくネットを覗いたりしたあと、あまりにも頭が痛いので、「今度こそ寝るぞ〜」と思ったんだけど……。
なぜかそこでハープを手にとってしまったら、弾きやめられなくなった!
いつしか昼になり、昼御飯を食べて、また弾いて。
せめて1時間は寝ようと思って、目覚ましもかけたのに、そこでまた弾きはじめて……。
結局、まったく眠れなかった。
何やってるんだ、私。

お迎えから帰って、今度こそ寝るぞ!と思ったのに、なぜかまた、ハープを手にしてしまう。そしてやめられず、ついさっきまで弾いていた。
頭、痛いです……。
ついでに腕も痛くなった……。

まあ、レッスンの直後はだいたい、こんなふうに練習にハマリがちになるんだけど、これほど弾いた日は久しぶり。
娘は1階のおじいちゃんおばあちゃんのところで遊んでたし。
夕食はおばあちゃんが作ってくれたし。
家事は放りっぱなし……ははは。

惰性のままに過ごした一日になってしまったけれど、今夜は翻訳のお仕事なんだよね……。ちょっと、つらいかも。

  ***

いよいよ、明日からオーストリアGP。
ミヒャの未勝利の地、A1リンクだけど――どんな週末になるんだろう。
面白いレースは見たいけれど、でも、なんだかんだ言っても、ミヒャには勝ってもらいたいので。別にブッちぎりでも許します!


2002年05月08日(水) ハープのこと。

 今日はハープのレッスン日。
 私は、去年の12月からアイリッシュハープを習っている。膝にのせて弾く、22弦の小型のハープだ。
 子供の頃から、ハープは憧れの楽器だった。お菓子の空き箱に輪ゴムを張ってハープもどきを作ったり、ストーブの前面についている金網(というか、柵状のもの)をハープに見立てて掻き鳴らしたりしていた覚えがある。
 だんだん大きくなっても、その憧れが消えることはなかった。中学に上がる頃、ファンタジー文学にのめり込みだすと、そういったお話に登場する吟遊詩人への憧れともあいまって、ハープへの思いはいっそう深く私の中に根付いていった。
 といっても、自分が実際にハープを習うようになるとは、思ってもみなかった。だいたい、吟遊詩人が持ち歩くような小型のハープが、今でも手に入るなんて知らなかったし。私がやりたいのは、あくまでもそういう小さなハープで、間違ってもグランドハープのような楽器ではなかったから――それが日本でも手に入り、レッスンを受けることが可能だなんて、考えたこともなかった。
 いろいろと伏線はあるのだけれど、結果としては、インターネットのおかげで、楽器とレッスンのことを知り、こうして長年の夢がかなって、ハーパー(クラシックのハープ弾きはハーピスト、トラッドのハープ弾きはハーパーという)への道を歩みだすことができたというわけ。

  11月に注文したハープが入荷するまで、2カ月近く待つことになった。その間は、電気ストーブのカバーをはずして(ちょうど、金属の柵が22本だったので)運指の練習をしたりしていた。
 やっと自分の楽器が手に入ったときには、もう嬉しくて嬉しくて、しばらくの間、あいている時間はすべてハープに費やしたほど。
 いつも、F1のオフシーズンは、半ば燃え尽きたようになって「あ〜、つまんない。早くシーズンが始まらないかなぁ」などとぼやいているのだが、今年のオフはハープに捧げた感じ。おかげで退屈はしなかった。
 最近は、ようやく落ち着いてきて、練習も四六時中という感じではなくなったけれど、それでもフリー走行であんまりマシンが走っていないときなどは、ついハープを弾きながらテレビを見てしまったりする。ミヒャが走り出すと、さすがに弾きやめるけれど……。

 前置きが長くなったが、今日はそのレッスン日。月に2回、都内までレッスンに通っている。娘は同居のおじいちゃんとおばあちゃんにお願いして。

 ……うーん。自宅では完璧に弾けていたはずの曲が、先生の前で弾いたらボロボロ。何回か繰り返しているうちに、少しずつマトモになってきたけれど……。人前で弾くって、難しいなぁ。
 結局、その曲(All Through the Night)は、いちおう合格になった。あー、汗かいた……。


2002年05月07日(火) 雨は苦手。

 昨夜、夫が帰宅したのは、結局夜中の3時近かった。遅すぎる。
 もう2時頃には待ってられなくて、寝ちゃったけど……。

 ***

 今日は朝から雨。
 雨は苦手だ。気が滅入るし、出かけるのも嫌になるし。
 雨の中で車を運転するのもキライ。3年前に免許を取り、1年間のペーパードライバー生活を経て、去年から運転するようになった私は、ようやく運転に慣れてはきたものの、雨とか夜間の運転はまだちょっと好きになれない。神経を使うから疲れてしまう。
(そのくせ、F1では、「ウエットレースにならないかな〜」なんて考えてたりして。雨の中を走るミヒャ様は、本当にゾクゾクするほど綺麗でカッコイイから……!)

 娘は、車で30分近くかかる、遠くの幼稚園に通っている。我が家は去年の6月に隣の市から引っ越してきたのだが、引っ越し前から通っている園に、そのまま通いつつけているのだ。以前は園バスで通えたのだが、今は車で送り迎えをしなくてはならない。
 朝のお送りは、原則として、夫が出勤前に回り道をして乗せていってくれのだけど、帰りは私の担当。片道30分、往復で1時間。迎えに行っても、すぐ帰る気になってくれないこともあって、かなりの時間を使う。運転に慣れるまでは、ものすごく負担だった。
 それでも今年度は、お迎えが2時から3時に変更されたので、だいぶ心の余裕が出てきたのだけれど……。

 今日は、3時のお迎えに行き、そのまま幼稚園の個人面談があった。まあ、それほど大仰なものではなく、娘の園での様子を聞いたり、家庭での様子を話したり、というだけだが。
 娘は今年、年長さんになり、はりきって小さい子たちの面倒をみているようだ(2歳から6歳までの縦割り保育で、少人数の園なのだ)。ついこの間まで、面倒をみてもらう側だったのに、今やいっちょまえにあれこれ世話を焼いているらしく、話を聞きながら先生と一緒に笑ってしまった。

 面談の後、先生と娘の友だち2人を遠くの駅まで乗せていったり、買い物をしたりで、帰宅は6時近くになった。……疲れた。

  ***

 今日はもう夫が帰ってきた。9時半だ。
 ずいぶん早く帰ってきたと思ったら、すぐにテレビをつけた。そうか、今日のプロジェクトXは、ホンダのマン島レース挑戦だったっけ。すっかり忘れてた……。
 夫はホンダファン。F1でのホンダの不甲斐なさには、かなり腹を立てている。「早くカナダになれ……!」。カナダから、エンジンが新しくなるとかで、それに期待をかけているようだ。

 夫婦そろってF1ファンというのは、なかなか快適だ。今日は、わざわざ職場から電話をかけてきて、用件は「F速もう買った?」だって。
 いつも雑誌を買ってくるのは夫だ。以前は、私が本屋で立ち読みをして、買うべきと判断したものだけを選んで買っていたが、子供が生まれてからはそれもできなくなり、夫が手当たり次第に買ってくるようになった。
 昔からF1ファンだった夫としては、私が後からファンになったことで、雑誌を買うのにも口実ができたといった感じで、際限なく買ってくる。
「ちょっと買い過ぎじゃない?」と私。
「そうか? 君に貢いでるつもりなんだけど」と夫。
 まあ、今や、F1ファンとしての熱烈度では、私の方が夫を上回ってしまっているので、“貢ぎ物”という位置づけも、あながち間違ってはいないけれど……。

  ***

 ああ、また10時になってしまった。娘を寝かせないと。
 おとうさんの膝にだっこされて、プロジェクトXを見ていた娘。毎晩、夜更かしだなぁ。


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