麻綴り
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2002年05月20日(月) |
5歳児のコスモロジー |
幼稚園からの帰りの車の中で、娘が突然、「空って丸いんだ!」と言い出した。自分で考えついたのだという。 「へぇ。そうなの。それで?」と訊いてやると、5歳児なりの宇宙観がいろいろ飛び出してきた。 「空は丸くて、地球も丸いんだよ」 「3歳の頃はね、たいらだと思ってたんだ。でも、5歳でね、わかったの」 「お日さまが西に沈むとね、待っていた月が出てきてね、それから星が上ってきて、星が一番上までのぼると、真夜中になるの」 「空って、ふわふわしてるみたいだね。わたしが乗ると、重すぎて落っこちちゃうかなぁ。ハルくんの妹の赤ちゃんだったら、大丈夫かなぁ」 面白かったので、「それ、絵本にしたら?」とけしかけてみた。 「うん! いいね!」と、乗り気になる娘。 帰宅後、早速、色鉛筆で描き始めたが、表紙と前置きのところまでしかいかなかった。書きかけで未完に終わる作品が多いので、明日はなんとか本題に入るようにけしかけてみよう。
「ちきゅうのえ本 ★★★さく わたしが ママと おさんぽしているとき かんがえた。そこで……(お散歩している絵) 『そーだ!』(ビックリしている顔のアップ) しゅわ しゅわ……(ソーダ水の入ったコップの絵)」
――今日書いたのは、ここまで。「そうだ」と「ソーダ」のシャレがツボにはまったらしく、ケラケラ笑って、それ以上先に進まずじまい。 何を思いついたことにするのか、その先が読みたいんだけど……。
***
昨夜、娘は「ミヒャにお手紙書くの〜!」と大騒ぎで、なかなか寝ようとしなかった。まずは日本語で下書きをしなさい、と言ったら、一生懸命何やら書いていた。 今、それを思い出したらしく、また騒いでいる。 もう10時になりそうなので、早く布団にやりたいのだけれど。 毎晩夜更かしで、困ったもんだわ……。
久々に呑んだくれてます。 ……といっても、グラス半分のワインを2回おかわりしただけなんだけど。 すぐ酔っぱらう私は、一杯目からすでに真っ赤。
今夜もトマトスパゲッティに赤ワイン。グランプリがない方が、安心して呑める。 お酒、弱いんだ……。
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日曜は毎週、家族で教会に行っている。これでも一応、クリスチャンなので。
午後、昼食の片づけが一段落したところで、友人たちとお喋り。 ミカファンのHちゃんが、F1の話題を振ってきた。 「ねぇ、なんであんなに文句いわれなきゃならないの!?」 (オーストリアGPのお話……) 私も勢いづいて、ここぞとばかりに不満をぶちまける。 「そうだよ! チームオーダーなんだからさぁ。なんでドライバーがあんなに責められなきゃならないの!」 ひとしきり喋りまくって、ちょっとストレス解消……。
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夕方帰宅後は、ちょっとだけハープを練習して、また布団に撤退。 寝ても寝ても眠いのはなぜ……。
ああ〜疲れた。 今日は、ここ数日引きずってきた懸案事項を3件ほど片づけて、少しホッとした一日だった。 これでやっと、逃避モードから復帰できるかも。
しかし、振り返ればあまり内容のない一日で、日記に書くことがない……。 人にメールを打ったり、電話をかけたりしただけだもの。 お昼に食べた味噌煮込みうどん(夫の名古屋みやげ)が美味しかったとか、夕食に食べた、おじいちゃんが育てた春菊(ゴマあえ)とカブ(浅漬け)と大根(ブリ大根)が美味しかったとか……それくらいなら書けるけど。
(あ、とりあえず、羅さんの和訳へのコメントは、やっと完成しました。ちょっと難しかったけど……逃避してなければ、とっくにできてたはず。申し訳ないです。)
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書くことがないので娘の話でも。
昨日、語学関連のダイレクトメールの封筒を見ていた娘が、そこに書かれていた字を読んでいた。 「にほんご……えいご……」 「へー、漢字読めるんだ」 「うん。あのね、あたしがやりたいのはねぇ、ドイツ語」 「どうして?」 「だって、ミヒャとお話できるから!」 ――だそうな。 英語とフランス語のCDは時々聴かせてるんだけど。やっぱりドイツ語のも買うべきかしら……。
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もう10時過ぎなのに、やっぱり寝る気配もない娘。 今夜は、一生懸命、お友達に手紙を書いている。 そろそろ寝かせないと……。
――今見たら、なんかものすごい手紙だ。
「**ちゃんへの みまいの てがみ **ちゃん、わたしが すきですか。わたしも **ちゃんが すきです。あなたのかおが むしにさされていて かおが はれあがっていると でんわで ききました。おいのりして おります。おとうさんと おかあさんに よろしく おつたえください。小がっこうは どうですか。 わたしも●●●(幼稚園の名)の ねんちょうさんが なれてきました。 6月1日は うんどうかいです。ぜひ よかったら きてください。そのほか、わたしの いえにも きてください。水きんは だめですけど そのほかの日は ぜひ きてください。おまちして おります。 はやく はれてるのが なおると いいですね。また きょうかいがっこうで、ごいっしょしましょう。おだいじに。 では さようなら。★★より**ちゃんへ」
いや、ちょっと……あまりにも大人っぽい手紙なので、親の私もビックリしてしまった。
ダメです。 今日も逃避モード。
昨夜、またまた仕事をせずに寝てしまったので、6時おきで仕事。 娘と夫を送り出して、やっとの思いで仕事を終えるや、そのまま布団に撤退。 こんこんと眠って、午後に起き出し、遅い昼食を取って幼稚園にお迎え。 今日は娘のスイミングの検定日。「見に来て〜」と言われていたので、早めに園に着き、「けのび」だの「背浮き」だのをやっている娘を見守る。この間まで、けっこう怖がっていたのに、今日は余裕の風情。
帰宅後、お茶を飲んで、娘が園から持ち帰ったものと水着を洗濯。 夕食。 食後、娘の入浴はおじいちゃんに任せて、私はなぜか布団へ。寝るつもりもなかったのに寝てしまう。 その間に、娘は自分で日記を書き、プリントをやって、片づけまでしていたらしい。 娘に起こされ、娘の部屋に行って、おやすみ前の読み聞かせをする(昨日から、『ナルニア国物語』を読み始めた)。 娘を寝かせて、さっき下に降りてきたところ。
逃避モードなのです。 決断しなくてはならないこと、やらなくてはならないこと、書かなくてはならないメール。 いろいろ溜まりすぎると、突如、逃避モードに突入する私。 なにもかも捨て置いて、暇さえあれば、吸い込まれるように寝てしまうのです。 いい大人のやることじゃないですね。 うーん……。
2002年05月16日(木) |
「お手紙書こうかな」 |
5歳の娘は、字がだんだん上手に書けるようになってきて、最近「お手紙」にハマっている。 お友達や先生や家族に、しょっちゅう手紙を書いている。 そんな娘が今朝いきなり「ミヒャにお手紙書こうかな〜」と言い出した。
「英語じゃなきゃダメ?」 「そりゃそうだね」 「お元気ですか、って何ていうの?」 「How are you じゃないの」 「どれくらいでドイツまで着くかなぁ」 「ミヒャのおうちはスイスだよ。フェラーリチームに送ればいいんじゃない?」
なんだか真剣に検討している様子。 「“いつまでも、おうえんしています”って書くんだ〜」 本当に書くのかわからないけれど、日本の子供からそんなファンレターが来たら、ミヒャも喜ぶかしら。
その後、「バリケロにも書こうかな〜」と言っていた。 理由を訊くと、「だって応援してるもん」だそうだ。 「バリケロは応援してるよ。でもモンチは応援してないけど」 「なんで?」 「だってぶつかってくるもん」 それを横で聞いていた夫が、苦笑していた。「よく教育が行き届いてるなぁ!」 別に教育してるつもりはないんですけど……。
娘はホンダファンのおとうさんに笑われたので、「そうだ、ホンダにも書こうかな」と言いだした。 「ほら、この旗にもホンダって書いてあるんだよ」と、しばらく前に自分で作った応援旗を見せる。
まぁ、要するに、教育するつもりがなくても、親の影響はここまで絶大だということかな……。
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今日は久々に予定のない一日だったので、どっと疲れが出て、お迎え以外はほとんど寝て過ごしてしまった。本当に、なんにもしていない。 いろいろやらなきゃいけないことはあるのだけれど……。 とりあえず、今夜はまた仕事だ。
もう9時過ぎだけれど、娘はまだ起きていて、あくびをしながら絵日記を書いたりしている。まずは娘を寝かせないと……。
昨夜のすぽるとで、佐藤琢磨のインタビューをやっていた。 私は仕事中だったが、ヘッドフォンをかけてテレビを見ていた夫が、急にヘッドフォンのピンジャックを引き抜いて、「佐藤琢磨のインタビュー……」と教えてくれた。 見ると、琢磨がラフな服装で、こちらを向いて喋っている。 内容は、詳しくは覚えていないが―― 事故のとき脚が痛かったので手を振って合図したこと。脚が挟まってマシンから抜け出せなかったこと。脚に感覚があったのでよかったと思ったこと。モナコの出場は大丈夫といわれていること。等々……。 話している内容は報道で知っていたけれど、いつもの爽やかな笑顔で語っている彼を見たら、なんだか涙が出そうになった。 ――ひどい週末だったけど、あんたが無事でよかったよ……。 ありがとう。生きててくれて……。
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今朝、娘が階段から落ちた。 寝起きで寝惚けていたのか、3階(というか、小屋裏というか)の自分の部屋から降りてくる途中で足を踏み外したのだ。 もちろん大泣き。 背中とすねを打って、右手中指を突き指した。 私も去年の鈴鹿で、逆バンクの急斜面の階段を踏み外して左手中指を突き指したんだけど……かなり長いこと(冬くらいまで)痛んだっけ。 「痛かったらあんまり動かさないで、そっとしときなよ」と言ったら、何かにつけて大げさな娘は、朝食をとるにも「お箸が持てない」とメソメソしている。不自然な持ち方でスプーンを持ってようやく食べていた。 でも、幼稚園に行ったら、いつしか大丈夫になったようで、元気に走り回っていた。夕食も普通に食べていた。とりあえず一安心。(無事でよかった……。)
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昨夜は仕事の途中で「も〜ダメ!」と布団に入ってしまったため、早起きした。 仕事をほうって寝てしまうと、安眠できなくて、しぜんと朝早く目が覚める。 急いで仕事をしたが、結局かなりかかってしまい、幼稚園の交流会には30分遅刻した。やれやれ。
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幼稚園の運動会が6月1日に迫っている。 園児たちはいろいろ練習を重ねているようだが、今日新たに、「何か曲をかけて、子どもたちに自由に踊らせたらどうか」というアイデアが出された。 まあ、それはいいんだけど…… 曲を「『おさかな天国』にしたら?」と先生がおっしゃったそうな。 うわぁ……そ、それだけは勘弁してくれぇ。 魚売場を通りかかっただけで、頭にこびりついてはなれなくなるのに……。
娘は踊りが大好きで、今日はフォークダンスの曲の入ったCDを幼稚園から借りてきて、部屋で練習していたんだけど。 娘よ……たとえ幼稚園で「おさかな天国」をかけて踊ることになっても、それだけは家で練習しないでおくれ……!
疲れてます。 心身両面において弱り切っているので、今日はまともな文章が書けそうもありません。ごめんなさい。 仕方がないので、事実を羅列してみます。
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昨夜は、娘を寝かせに行って、そのまま娘の隣で朝まで寝てしまった。 朝起きて、朝食を用意して、弁当を作って、娘と夫を送り出して、それから家事。 今日は、娘の幼稚園の先生が家にいらっしゃることになっていたので、真面目に掃除をする。 ふだんちゃんとやってないせいで、ひどく時間がかかる。
ギリギリで掃除を終え、娘を幼稚園に迎えに行き、先生をお連れして帰宅。 娘は大はしゃぎで先生に部屋を見せ、いっしょに遊んでもらう。 夕方、先生を駅まで送る。 夕食の支度を少しして、一泊旅行から帰ってきたおじいちゃんおばあちゃんを駅まで迎えに行く。 夕食を作って皆で食べる。 切れていたfax用インクリボンを買いに車で出かける。 風呂から上がってきた娘が、日記を書きながら机で寝てしまったので、布団に入れる。 そして今に至る、という次第。
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つまらないただの日記でごめんなさい。 今夜は、F1のことを書く体力が残ってないんです。
明日は、幼稚園の交流会があるので、朝までに仕事を終えて、娘と一緒に登園しなくちゃなりません。そのまま一日外出の予定なので、何かと大変。 ふう……。
では、また明日。 読んでくださって、ありがとうございました。
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