麻綴り
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2002年06月03日(月) トマトの国?

昨夜は仕事だったので、寝るつもりはなかったのに、いつしか床に倒れて寝ていた。しばらくして、自動的に布団に移動したけれど。
仕事が気になって、またもや安眠できず……。
明け方に何度も目を覚まし、最終的に5時半頃に起き出した。

今日の原稿は、アナ・ゴーニというWRCの女性コ・ドライバーのインタビュー。女性の言葉って、ふだんあまり訳さないので、やや悩む。
わりに長いインタビューだったけれど、時間までには訳了。

  ***

昼前には、銀行に行ったり、100円ショップをうろうろしたり(結局、お手紙書きに凝っている娘のために便箋を買っただけ)、駅前のドラッグストアで自然食の調味料を買ったりして帰った。
昼食の後、ちょっとウトウトして、ハッと目を覚まし、お迎えへ。

幼稚園に着くと、園庭の真ん中にそびえている枇杷の大木から、先生が枇杷の実をとっているところだった。先生が高枝ばさみで切った枝が落ちてくるところを、他の人が受け止めるのだが、娘は受け止めようとして見事に下に落としてしまった。
その落ちた枝をいただいて帰る。

  ***

夕方、2階でハープを練習していると、1階から何やらものすごい音が聞こえてきた。ドシン、バタン、ドカーン!
「きゃはは……! ●対▲!」娘の大きな声。
1階の部屋で、おばあちゃんと娘がサッカーの試合をしていたらしい。
あまりにもすごい音がするので、家が壊れるかと思った!
後で聞いたら、おばあちゃんは初めは嫌々やらされていたのに、そのうちに本気になってきて、おもいきり戦ってしまったらしい。後で「疲れた……」と言っていた。

  ***

今、イタリア対エクアドル戦が始まるところ。
エクアドルが、バナナの色のユニフォームというのはわかるけれど、イタリアのはどうして青いんだろう?

そういえば、夕食の時、サラダのトマトを食べながら、イタリアの細長いトマトの話になった。娘はトマトが大好き。
「イタリア、行きたいなぁ〜!」と娘。
「うん、行きたいね〜」と私。
「イタリアは、トマト食べられるしさぁ……トマトだから、イタリアは赤いのかなぁ……」と娘。
どうなんでしょうね。

おっと、イタリア先制ゴール。うーん、上手だなぁ……。

  ***

今、娘が風呂から上がってきた。テレビをちらっと見て、
「おかあさん、どっち応援してるの?」と娘。
「うーん、イタリアかな」
「わたしも〜。イタリアはトマトがあるし」
「へー、そうなの。フェラーリがあるからじゃないの?」
「うん、フェラーリもあるよ」
――娘の場合、結局、食い気の方が勝っているらしい……。
アトピーで食事制限があるせいもあってか、食べ物に対する執着が人一倍強い。まあ、とにかくよく食べる子供なのだ……。

  ***

もう9時。そろそろ寝かせないと。
娘は、今日はまだ日記を書いてないけれど。

おっと、イタリア2点目。うわー、強い。相手ディフェンスを跳ね飛ばしちゃったよ……。
では、おやすみなさい。


2002年06月02日(日) 地元での初試合。

イングランド対スウェーデン戦、引き分けで終了。
ワールドカップ、開幕後はじめて、テレビ中継なるものを見てしまった。夕食の間はテレビを消していたので、見たのは後半からだったけれど。
これ、うちの近所(といっても、それほど近くはない)でやってた試合だったんだよね。家の上を飛んでいるヘリの音がうるさかったりとかはしたけど、べつに関係なかったな……。
出先から車で帰ってくるときに道が混むかと思ったら、みんな外出を控えたのかどうか、いつもより空いているくらいだった。交通規制をやっているあたりは通らなかったけれど、「交通混雑」の予告の看板は近所の道にも立っているんだよね。

地元ならではの話題といっても、ほとんどない。
友人の話では、昨日、同窓会で行ったホテルにイギリスチームが泊まっていたとかで、警備や人がすごかったそうだけど。
あと、今日、おばあちゃんは電車でイングランドのサポーターを見たそうで、「大きい声でね〜」と眉をひそめていたけど。
それくらいだな……。

中継を見ていても、サッカー自体がよくわからないので、とりたてて感想はない。「へー、このひとがベッカムさんかぁ……」ってくらいで。あ、そういえば、ベッカムさんも“デビッド”って名前だったのね。
デビッド=ダビデ。
今日、私はたまたま、教会学校のお当番で、“ダビデさんが巨人ゴリアテをやっつけるお話”というのを子どもたちにしたんだ……。
3メートル近い巨漢のゴリアテが、イスラエルに対して「誰か代表を出して一騎打ちしろ」と挑んでくる。着ていた鎧の重さが現代の単位に直すと57kgだとか、槍の穂先だけで7kgあったとか、ものすごい話になってるんだけど、この巨人を羊飼いの少年ダビデが、獣を撃退するときに使う石投げ紐だけを使ってやっつけちゃう、というお話。お話としては面白いよね……。ダビデさんは、「血色のよい美少年」だったと書かれてるし……。
“デビッド”という名前の由来が、このダビデさんだというのは、考えるといろいろ面白い。美少年で、勇敢で、竪琴の名手で。でも、王になってからは、部下の奥さんに手を出して、その不倫がばれそうになると、部下を戦場の最前線に送って殺しちゃったりして。この件では、かなりたたかれてます。
デビッドと名の付く人は、ホントに大勢いるけど。その名前の由来は、このダビデさんなんだなぁ。

激しく話がそれた……。
すみません。
プレーは見ていて、「やっぱり上手だな」とは思いましたよ。
あと、芝生はきれいでしたね。県民の税金をつぎこんで、あんな辺鄙なところにあんな立派なスタジアムを作っちゃって……この後どうするんでしょう。
交通の便が最悪なんだよね。我が家からは、車ならまあ近いけれど、公共の交通機関で行こうと思ったら、えらい遠回りになる。あんなとこで試合があっても、私なら行きたくないな……。

まだヘリが飛んでる音がする。
観客の皆さんは、無事に家路についてらっしゃるのでしょうか……。
今後も、無事に大会が進行していきますように……。


2002年06月01日(土) 3度目の運動会。

運動会、無事終了。
天候にも恵まれて、とてもいい運動会だった。

幼稚園の運動会といってもいろいろあって、事前に園児を猛練習させて、ピタッとそろったお遊戯やら行進やらをご披露するところもあるらしい。
娘の幼稚園の運動会は、それとは対局にある。
ひとりひとりが、日頃こんなに頑張って、こういうことができるようになりました、という成果を発表する場なので、整然としたまとまりは求められていない。むしろ、子供の個性を見せようとしている感じ。
入場行進は、園児がひとりひとり行進し、おのおのについて紹介のアナウンスが入る。こういうところは、少人数の園ならでは。

娘にとっては、年少のときからこれが3度目の運動会だった。

思い起こせば、年少の運動会は、もう、笑ってしまうようなエピソード満載だった。
入場行進は両手両脚がそろってしまいそうな、おぼつかない歩きぶりだったし、平均台は、みんながスタスタ歩くなか、先生に支えてもらってやっと歩いていた。2度目はひとりで歩こうとしたら、こわくて立ち上がれず、台にしがみついてベソをかいていた。
さらには、プログラムとプログラムの間に、何でもないところで転んでしまい、ひざをちょっとすりむいただけなのにものすごい大泣き。瀕死の重傷を負ったかのように脚をひきずって、その後のリレーもひとりでは走れず、おとうさんに手を引いてもらって泣きながら走っていたっけ……。

そんな弱虫の娘が、今や年長さんとなり、立派に各種目をやってのけるのを見ると、やはり感動してしまう。
先頭で入場行進をして、自信に満ちた歩きぶりを披露。
器械体操も、自分なりにこなし、フィニッシュのポーズも決めている。
大好きなダンスは、誰にもまして楽しそうに踊っている。
パン食い競争も、リレーも、やる気満々で、思い切り走っている。
……いやー、大きくなったなぁ。

娘はメダルと「がんばり賞」の賞状と、ご褒美の賞品をもらって、満足げ。
そして、今春卒園してしまった仲良しのお友だちが来ていたので、嬉しくて嬉しくて仕方がないらしく、お昼の後はずっと一緒に遊び回っていた。
2組のおじいちゃんおばあちゃんも、孫の晴れ姿を堪能したようで、まずはめでたしめでたし。

私はといえば、裏方の手伝いやら、お昼のバーベキューの手伝いやらで、ぐったりと疲労してしまった。昨夜はほとんど寝ていなかったうえに、暑い日差しに照らされて、まず猛烈な頭痛に襲われた。
バーベキューでは、自分は何も食べずに最後まで魚を焼き続け、その後、空腹に食べ物を詰め込んだら、今度は気持ち悪くなってしまった。鉄板を片づけているときは、吐き気がして目眩がして、死にそうだった……。

帰宅して少し休んだらマシにはなったけれど……やっぱり胃はおかしい。
とりあえず、今日は早く寝たい……。でも、まだやらなきゃならないことがあるんだ……。
あーあ。では、今日の日記はこの辺で。おやすみなさい。


2002年05月31日(金) 明日は運動会。

明日は娘の幼稚園の運動会。
例年、5月の最終土曜に行われていたようだが、今年は6月1日。
天気がちょっと心配だったけれど、今見た予報では、OKらしい。一時、雨の予報も出ていたので、気が気じゃなかったが……。

娘の行っている幼稚園は、ちょっと変わった園で、モンテッソーリ教育に則った自由保育をしている。
定員は20名だが、この春9名の卒園生を送り出して、現在は13名しか在籍していない。年長さんが、娘を入れて3名、年中さんが4名、年少さんが3名、さらにその下が3名。一番小さい子は、まだ2歳4カ月だ。
全年齢層一緒の縦割り保育なので、年長さんは小さい子の面倒をみてやったりして、先生のお手伝いなど、いろいろ頑張っている。

モンテッソーリ教育というのは、子供の自主性というのを特に重んじるらしくて、子供が自分で選び取った活動を自力でこなしていくのを、大人は援助するという立場をとる。
もともとマイペースのわが娘は、この園で、のびのびと様々な活動にいそしんでいる。工作やお絵かき、ねんど、絵本作り。ままごと、屋外での遊び、教具を使ったお勉強まで。
ちょっと、運動が苦手気味だったが(これは母親のせい)、弱々しかった年少のときの運動会から較べると、今や格段にたくましくなっている。なにせ、もう年長さんだもの……。年長児は3人とも女の子で、しかもそのうちの1人は病気のため、運動会には出られないことになってしまった。娘は自分が年長さんとして、リーダーとして頑張るんだ、と張り切っているようだ。

明日は、同居している夫の両親のほかに、私の両親まで応援に来ることになった。どちらにとってもまだ唯一の孫なので(夫の弟妹も、私の弟もまだ結婚していない)、娘は関心の的だ。私と夫も入れて、6人もの応援団。娘も大変かも……。
まあ、本人はいたってマイペースで、運動会をひたすら楽しみにしているようだが。

娘は、今日はスイミングの日だったため、帰りの車で寝たまま、7時半頃まで熟睡していた。そのせいで、まだ起きていたりするのだが(もうすぐ10時)、群馬のおじいちゃんおばあちゃん(私の両親)への手紙を書き終えたようなので、急いで寝かせることにしよう……。
私は私で、明日の用意があるので(一応部屋を片づけたりとか)、今夜は忙しい。
ではとりあえず、おやすみなさい。

あ、世間ではもしかして、ワールドカップとかが開幕したんでしょうか。さっき帰宅した夫がちょっとテレビつけてましたが。私は忘れてました……。


2002年05月30日(木) 爆睡。

昨夜、日記を読みに来てくださった方、すみません。(現在31日午前11時過ぎ)
昨夜は、日記を書く前に娘を寝かせに行ったら、そのまま一緒に寝てしまいました。夜中にいっぺん起きたにもかかわらず、自分の布団に移動して、朝まで爆睡……。
眠かったというより、仕事からの逃避でしょうか。
朝も、何度か目が覚めたのに、寝直してしまい結局起きたのは6時半頃。
おかげで、ちょっぴり入稿時間に遅れました(ごめんなさい)。

  ***

そもそも、あまり日記に書くべきことがなかったのも敗因なんだよなぁ……。

午前中はハープの練習とネット。
昼に洗濯。
午後は、娘のお迎えと買い物。
夕方はちょっと部屋を片づけて、夕食の支度。
娘にシャワーを浴びせて、寝かせる。

それだけだもん……。
さあ、今日の日記には書くことがあるのだろうか……。


2002年05月29日(水) 久々のレッスン日。

今日は、久々のハープのレッスン日。
3週間あいだがあいたので、本当に久しぶりという感じ。
仕事が珍しく昨夜のうちに仕上がっていたので(寝たのは夜中の3時半だったけど)、今日は朝からたっぷり練習ができた。
腕が痛くなり、指先がひりひりするまで弾いた。

レッスンは夕方。
娘をおじいちゃんとおばあちゃんに託して、都内に出る。
時間がギリギリになったので、駅まで走ったりして、余分な体力を使ってしまった……。

今日の課題曲は、イングランドの曲で“Drink to Me only with Thine Eyes”。前回のレッスンでは、前の曲に手間取ったため、この曲の簡単なアレンジだけを教わって帰った。
簡単なので、すぐに弾けるようになってしまい、この3週間、関係ない曲ばかり練習していたような……。昨日と今日は、さすがにちゃんと練習したけれど。

先生の前で弾くのは、やはり緊張する。あれほど簡単と思っていても、一ヶ所ちょっぴりつかえてしまった。
とはいえクレームは付かず、これに、さらに音数を増やしたアレンジを教わった。
教わりながらその場で憶えて弾いていくのだが――かなり難しい。
メロディラインに和音で装飾を加えながら弾くので、指使いがこれまでと変わってしまうのだ。
四苦八苦しながら、40分のレッスン時間内で、とりあえずなんとか弾けるところまで到達した。

「じゃあ、これは自分で練習しておいて」と言われ、次の曲を指示される。
待望のカロランの曲だ。(“Planxty George Brabazon――Second Melody”)
このトゥアロウ・オ・カロランという人は、アイルランドの音楽を語る上で避けて通れないハーパー(ハープ弾き)なのだ。このところ、私が自分で勝手に練習しているのも、もっぱらカロランの曲ばかり。
これで、やっと先生に教わって弾けるんだ〜と思うと、ワクワクする。
次回までに右手を練習してくるように、と言われたが、実はもう別の楽譜で両手で弾いてしまっているんだ……。
ああ、早く次のレッスンにならないかなぁ。


2002年05月28日(火) まったりした一日。

まだ体力が回復してません。

昨日は、義母が「しんどいでしょ。早く寝たら?」といって、夕食の時間を早めてくれたのに、娘の遊びにつきあったり、日記を書いたり、帰宅した夫の食事につきあったり……ダラダラと過ごすうちに、結局、寝たのは1時過ぎになってしまった。

それでまた、今朝も娘が6時過ぎに起き出してきたので、一緒に起きざるを得ず。
どうも疲れが抜けない。

今日は、夫が研究所の方に出張なので、娘のお送りは私の担当だった。
娘も寝不足で(寝たのは10時半頃だったもの……)車の中で熟睡していた。

娘を送り届けてきて、あとは洗濯をして、掃除は省略。
久しぶりにゆっくりハープを練習した。
明日はレッスン日。前回から3週間あいたので、途中かなり練習をサボってしまった……。でも、課題曲は簡単なので、たぶん楽勝(のはず)。

娘のお迎えは、おじいちゃんが行ってくれたので、ひたすらハープを弾いていた。

……という、まったりとした一日。
今、娘はおじいちゃんとお風呂。今夜こそ、早く寝かせよう。
運動会が近づいていることもあって、毎朝、おじいちゃんとランニングをするつもりらしい。
本当は、こっちも早く寝ないと身がもたないんだけど……。
今夜はお仕事。朝やることにしようかな……。

  ***

ところで、昨夜のすぽるとを見ていたとき、夫が「なんでトヨタの結果は言って、ホンダには触れないんだ?」と文句を言っていた。
「フィジケラがポイント獲ったのに……」
うーん、確かに。オールホンダじゃないからいけないのだろうか。それにしても、ホンダの扱いがあまりにも冷淡という気はする……。
“日本勢”と言って、琢磨とトヨタのことだけを指すというのは……なんか違うような。

「ジョーダンやBARは日本のチームじゃないからかなぁ」と私が言うと、夫は「トヨタだってドイツのチームじゃないか」といたくご立腹。
うーん……どうなんでしょう。


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