麻綴り
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実家に来ています。 現在、13日(火)の朝7時半です。 昨日、娘と一緒にあっさり早寝してしまったため、ネットにも繋がず、日記も書かずじまいでした。
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――では、12日の日記を。
前日に、仕事の途中で寝てしまったため、朝起きて仕事をしました。起きたのが遅かったのと、調べものをしたりしてじっくり訳していたのとで、入稿がかなり遅れてしまいました。 それが終わって、渋滞予測などをネットで確認し、荷造りをして、夫と一緒に車で出発したのが1時過ぎ頃(だったかな)。途中で、昼食をとったり、夫が大学に寄って用を済ませたりして、高速に乗ったのが3時頃。到着は4時頃でした。
高速に乗るまでのBGMは、アルタン。高速走行中は、OASISでした。なかなか気持ちよかったです。
実家に到着すると、娘はメールに書いてきていたとおり、おばあちゃんに買ってもらった「新しい、かわいいおようふく」を着て迎えてくれました。……確かに可愛い。白いレースのヒラヒラが目一杯ついていて、私だったら決して買わない類の服ですが(だって、すぐ汚しそうだし……)。でも、似合ってました。
ひとりで1週間近くお泊まりした娘ですが、「とてもいい子だった」と褒められてました。父母に再会したら、気が緩んだらしく、ちょっとワガママを言ったりもしましたが。
実家の部屋を見渡すと、さんざん一緒に遊んでもらった痕跡がそこらじゅうに見受けられます。娘が作ったらしいパーティの飾り付け(「まえばしにこられてよかったねパーティ」をしたんだそうな)、ボウリング大会の表彰状(娘がおばあちゃんを表彰している)、おびただしい絵や工作etc...。 あちこち連れていってもらったらしいし(プールのほか、昨日は交通公園でゴーカートに乗ったと言っていた)、おじいちゃんおばあちゃんは、本当にお疲れさまでした。
夕食後、娘と一緒にアッという間に寝てしまいました。布団の中で「雷のカミゴロウ」(私の創作)のお話はしてやりましたけど。娘は私にひっついてきて……やっぱり、ちょっとは寂しかったんでしょうか。
あ、今、朝8時過ぎになって、ようやく娘が起きてきました。では、このへんで。
眠いです。ゆうべの夜更かしがたたってます。 「スターウォーズ・エピソード2」なんか見に行って……。 あの映画――はじめてスターウォーズを観る人間が、観るべき作品じゃなかったですね! 完全な間違いでした。 夫と二人で見に行ったのですが、帰りの車の中で、私が“いかにつまらなかったか”、夫が“いかに面白かったか”を説明しあって、お互いの感想のあまりの違いに爆笑しました。 物語全体の設定も伏線も知らずに観たのでは、ただ“ドンパチ”やってるだけの映画じゃないですか。主人公にも女主人公にも、感情移入しようがないし……。 いや……約2時間半の映画でしたけど、最後の1時間はもう限界が来ていて、あくびを連発したり、もぞもぞ座り直したり……。コンサートとかで、娘がまっすぐ座ってられなくなるときの気持ちがよくわかりました。 そういえば、「スターウォーズ」って、タイトルからして戦争映画なんですね。 私は戦争が大嫌い。アクションものも嫌い。 うーん。考えれば考えるほど、私の観に行くべき映画じゃなかったです。 ま、いいんですけど。
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今日は、日曜日。いつものように教会。 今度の金曜から土曜にかけて、サマーキャンプがあるので、その準備などがあって忙しかったです。賛美歌の歌詞をたくさん、模造紙に書いたりしました。 「賛美の集い」というプログラムで、伴奏にハープで加わる予定なので、楽譜をコピーしてきて、帰宅後、軽く練習しました。
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さて。今夜はちゃんと仕事をしなくちゃ。明日はいよいよ前橋に行きます。 そして、金曜日に、前橋から、サマーキャンプをする狭山市に直接移動する予定。帰宅するのは、土曜日になります。ハンガリーGPの週末なんですよね……。 いつも金曜と日曜のドライバーズコメントを翻訳してますが、キャンプのために、土日に変更してもらいました。――キャンプから帰ってくるなり、予選と仕事……。なんか、キツそうだなぁ。
では、今、仕事の原稿も届いたので、さっそく仕事にかかります。 今夜は、フェラーリのテストチーム・マネージャーさんのインタビューです。F1の原稿は、なんだか久しぶりだわ……。
週明けには、夫と一緒に、娘のいる私の実家に行くので。それまでが、とりあえず、私の夏休みなのです。
というわけで、今日も夏休みらしい一日を過ごしました。
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昨夜は、夜更かし……というか、夜明かしというか。寝たときにはもう、空が白んできていました。 最初は、終電で帰ってくる夫を駅まで迎えに行くために、起きてたんですが。教会の「サマーキャンプのしおり」など作っていたら、夜が明けてしまいました。
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今朝は眠い目をこすって起きて、ハープクラブへ。 前回、宇宙研に行くためにお休みしたので、久々のクラブでした。
まずは、“Brian Boru's March”の新しい楽譜をもらって、ひととおり個人練習。“Amazing Grace”を弾いているひとがいたので、その楽譜ももらって、ちょっぴり弾いてみる。 今回は、“Brian Boru”の合わせと、久々の“Carolan's Concerto”の合わせをやりました。うーん。カロランの方は忘れてる。時々練習はしてるんだけど……合わせるとなると、つっかえたら復帰できないので、またもやボロボロ……。
同じ機種のハープ(ストーニーエンド社のイヴ)を持っていて、同じ先生についている姉弟子のMさん。彼女が弾くと、イヴがいかにも“アイリッシュ”という感じに、素敵に響いて……私は練習中に、手を止めて聴き惚れてしまいました。あああ……あんなふうに弾けたら! まあ、彼女はもう5年ほど習っているということなので。私もあと何年か続けたら、ああなれるのかしら。
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午後はハープを練習……するつもりでしたが、しばらく弾いたところで睡魔に襲われ、風通しのいい居間で、床にころがって昼寝をしてしまいました。 気持ちよかった……。 これぞ、夏休みですよね……(と、こじつけてみたり)。
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これから夕食で、その後、夫と映画のレイトショーなど観に行くことにしています。「エピソード2」……これまで、スターウォーズをひとつも、まともに観たことのない私が、いきなり観に行っていいのでしょうか。
ま、ともかく。行ってきます。
マグリット展を見に、はるばる渋谷まで行ってきました。遠かった……。
マグリットは、高校時代から好きな画家です。 心が吸い込まれそうな青空とか、異世界へ誘ってくれるような絵が好きです。 今回見られた絵の中では、「光の帝国」と「心の琴線」、「アルンハイムの地所」が好きでした。 「アルンハイムの地所」といえば、E.A.ポーですが……。今回初めて、マグリットとポーの共通性というものを、考えさせられました。 ポーという人も、イメージの組み合わせで「新奇なもの」を創り出そうとしていた作家ですが……マグリットをそれに重ね合わせたのは、今回が初めてだったな……。
展覧会に、ビデオ上映のコーナーがあったのですが、座って見ていたら、何度もこっくりしそうになってしまいました。眠かった……。
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帰りに本屋とCD屋に寄りました。 HMVで、ケルト音楽のコーナーに直行し、そのコーナーにあるCDを一枚一枚チェックして、ハープがフィーチャーされているものを3枚見つけて買いました。 ついでに、アルタンの“The Blue Idol”と、OASISの“heathen chemistry”も買いました。 今、OASISから聴いてるとこです。いいですね〜。
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歩きすぎて、また足にマメができてしまいました。あー痛い。サンダルが合わないんだよなぁ……。
今日も、ぜんぜんスポーツじゃない日記でしたね。 今日、アロウズが記者会見する予定、とか聞いたけど、どうなったんでしょう? 今のところまだ、ニュースは上がってないみたいですが。
そういえば今日、ボーダフォン&フェラーリのラッピング広告をまとった、真っ赤なトラックが、渋谷を走ってるのを2度、目撃しました。 例の、ヘルメットをかぶったミヒャの写真がついてました(キャンペーンのチラシと同じ)。思わず立ち止まって、振り返って、まじまじと見つめちゃいましたわ。 あれって、広告のために走り回ってるのかしら?
……と、つけたしのように、F1の話題を書いてみたところで、今日はおしまいです。ではでは。
2002年08月08日(木) |
アルパの演奏/夫の帰国 |
今晩、夫が無事帰国しました。 ――というわけで、しばしの独身生活は終了です。 娘はまだ、実家ですが……(今日もメールがきてました。またプールに連れていってもらったようです)。
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では、今日の日記を――。
仕事もなく、ひとりきりの朝。 のんびりと起きだして、いきなりハープを弾いたりして、勝手気ままに過ごしました。
それから、かなりの時間を費やして、メールの整理をしました。 なんと、未読メールが500通を超してしまったので、こりゃ、マズいな、と思いまして。 メーリングリストだの、メルマガだの、いろいろ購読しすぎていて、忙しくなると、読む暇がなくなるんです。それがたまりにたまって、500通……! それを片端から整理していきました。えらく手間がかかりました。 そのくせ、その整理したメールの中に入っていた、メルマガ紹介のメールから、さらに2つも新しいメルマガを登録してしまったりして。ちっとも懲りてませんね。 読まないものは、さっさと解除しなきゃ……。
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午後、近所の公民館の「音楽鑑賞教室」というものに行ってきました。 アルパ(南米のハープ)の演奏が聴けるというので。 自宅から歩いて2、3分のところで、ハープが聴けるなんて!……と楽しみにしていたのです。
以前に一度だけ、アルパの演奏は見たことがありました。だから、驚きはしなかったけど、やっぱり、アイリッシュとは全然感じが違いますね。 音楽のリズムや、ノリ自体が違うというのもあるのですが、やはり奏法が違います。左手はオクターブの和音で、リズムを刻むのが特徴的なようでした。右手はコードでメロディーをとることが多いみたい。 情熱的……というか、やっぱり暑い国の音楽なんだな……という気がしました。
アルパと呼ばれるものは、南米各国にあるようですが、今回登場したのは、パラグアイのハープでした。演奏者の女性は、パラグアイの民族衣装という、金色の布の上に赤いレース地のような透ける織物を重ねた、美しいドレスを着ていらっしゃいました。ニャンドゥティー(?)と呼ばれる織物だそうです(蜘蛛の巣、という意味だとか)。
プログラムは10曲で、アンコールが2曲。曲やパラグアイについてのお話を交えて、約1時間の「音楽鑑賞教室」でした。 アルパの弾き方を解説したプリントなども配られて、興味深かったです。 できれば、実際に楽器に触らせてもらいたかったけれど……まあ、それは仕方ないですね。
聴衆は、ご近所の中高年の女性が圧倒的多数でした。定員は100名ということだったけれど、集まっていたのは、だいたい60名くらいかな(数えたわけじゃないので、確かではないけれど)。 こういうローカルな催し物って、ほとんど参加したことがなかったので、新鮮でした。この辺も、けっこうお年寄りが多いんだな……。
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帰宅後、軽く片づけなどをして、6時過ぎに、夫を駅まで迎えに行きました。 無事の帰国で何よりです。 夕食は、帰国祝い……というわけでもないのですが、私も珍しくビールだのワインだのを飲んで、少々酔っぱらってしまいました。……といっても、ビールを2口と、グラス半分のワインを2杯、飲んだだけなんですけど。
まだ少し、酔いがまわってるみたいですが、これからお仕事です。 F1のニュースは、さっぱり入ってきませんね。このところ、もっぱらWRCネタばっかりです。 しかも今夜のは、かなり長い……。
それでは。
2002年08月07日(水) |
買い物、そしてレッスン。 |
今日は、いっぱい歩いた……。 歩きすぎて、足が痛いです。
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午前中は、仕事とハープの練習。 6時頃に起きて仕事をしたものの、調べものをするついでに、ネットで遊んでしまったりして、結局入稿は10時ギリギリでした。 ハープは、今日がレッスン日だったため、追い込みで“The Grenadier and the Lady”が中心。でも、カロランの曲を何曲か弾いたりもしました。
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午後、ハープのレッスンに出るついでに、都内でショッピング。 娘もいないことだし……と、昼過ぎから夕方まで、さんざん、あちこち歩き回って、あれこれ買いました。夏物一掃セールで洋服を買ったり、その他もろもろ。 いや〜疲れた。
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レッスンのことを書いておきます。
まずは指慣らしから。いつもの音階練習の後、片手ずつ、ドミソドソミド、と上がって下がってくる練習。次に左右の指3本ずつで、ドミソ/ドミソ……♪というアルペジオの練習。次にドミソ/ミソド……♪のパターンで練習。
“The Grenadier and the Lady”、右手の和音なしと、和音ありの2パターンを続けて弾きました。ちょっぴりつっかえ気味の箇所もあったのですが、「はい、この曲はいいです」と、あっさり合格してしまいました。必死で練習していった甲斐があったともいえますが……やや拍子抜け。
次の“Planxty Irwin”は、Sylvia Woodsのバージョンが、やや普通のメロディと違っているので、それを手直しして弾くことになり、お師匠さまが、変更点と指使いを教えてくださいました。私はそれをメモしながら、一生懸命おぼえました。 何度か右手を練習した後、左手のコードを教わって、和音で伴奏の練習(お師匠さまがメロディを弾いてくださって合わせる)。 伴奏の弾き方を教わって「じゃあ練習してきて」ということで、レッスン終了。
前回のレッスンがしんどかったので、今回はなんだか、とっても楽でした。 とりあえず、練習が足りてたからかしら……。
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娘は前橋で楽しくやっているようです。 昨夜、父のアドレスに、娘あてのメールを送っておいたら、今日返事が来ていました。
「おかあさん、Eメールありがとう。 おかあさんのメールはたのしかったよ。
いつもおしごとがんばってね。
●●さま(おじいちゃん)、●●●さま(おばあちゃん)もおげんきですか?
きょうはまた、かわいいおようふくを かってもらいました。
こんどおてがみかくからね。 にっきもたのしみにしていてね。
♪♪♪
おげんきで。
♪
★★★より」
というわけで、相手をする実家の父母は、たいへんだと思いますが、娘本人はじつに楽しそうです。よかったよかった。
娘を前橋においてきました。 今週いっぱい、母親業は休業……ということで、夏休みをエンジョイさせていただく予定です(仕事は休みじゃないけど)。
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昨日は、娘と一緒に、午後2時過ぎに出かけて、電車で高崎まで行きました。 電車はさほど混んでいなくて、大宮の先ですぐに座れました。 娘は、「いつ着くの〜?」「まだ〜?」と、そわそわ。 私は半徹夜状態で、眠くてたまらなかったのですが、娘は興奮して、いっこうに眠くなる気配なし。 手元にあったハンカチや小物で「ごっこ遊び」をしているうちに、ようやく高崎に到着。
迎えに来ていた私の両親とおちあい、車で実家へ。 その段階ではまだ、私は泊まるかどうか決めていなかったのですが、結局泊まることにしました。
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娘は大はしゃぎ。昨日も今日も、おばあちゃんやおじいちゃんにプレゼントを作る、といってあれこれ工作らしきものを始めたり、幼稚園の宿題をしたり、やすみなく動き回っていました。 夜も、寝付きはよかったし、ひとりでお泊まりもへっちゃらなようです。
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私は娘をおいて、今日の昼頃、こっちに戻ってきました。 駅までおばあちゃんの車で送ってもらいましたが、同乗して行った娘は、途中で眠くなり、別れるときも寝ぼけまなこで「ばいば〜い」と手を振っていました。
その後、娘はおじいちゃん・おばあちゃんと一緒に、温泉&プールのある施設に遊びに行ったようです。 さっき電話してみたら、疲れて寝ているとのことでした。 楽しそうで何より。
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私は、こっちに戻ってきて、ハープを練習して、昼寝をして、義母と鉢植えを買いに行って、夕食を食べたところです。 娘がいないと静かですね。
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今回、実家に持っていって読んでいた本のことをちょっと書きます。 実家で読み終えて、今日、帰りの電車の中でも読み返していたのですが、とても面白かった……。
ローズマリー・サトクリフ作『ケルトの白馬』(ほるぷ出版)
私は、ケルトの渦巻きや、流れるような不思議な文様に、とても惹かれます。そこには、確かに魔術的なものが宿っていると思うし……。 この本の主人公が、竪琴弾きの音楽を聴きながら、それを絵(というか文様?)に描いていく、というシーンがありました。音楽と美術が絡み合い、溶けあう瞬間……。なんだか、それがとても胸に響いてきて……。 読んでいて、無性にハープが弾きたくなりました。 私も、ハープの響きで魔法が紡げたら、と切に願ってしまいます。 ケルト特有の旋律や装飾音を弾きこなせば、いつか私にも、魔術的な空間が作り出せるのでしょうか?
大好きなR.A.マカヴォイの“The Book of Kells”にも、主人公がケルトの渦巻き文様をトレースしていたとき、それがイリアン・パイプ(アイルランドのバグパイプ)の音楽と重なり合って魔法が起きる、という挿話があったっけ……。
全然、サトクリフの本自体の感想にはなってませんね……。 素直に入り込んでいける、よくできた物語だったと思います。 ケルトの芸術に惹かれたことのある者には……とても切実で、心を刺されるような物語でした。
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さて、仕事の原稿が来たので、仕事に移ります。 F1は夏休みで、ニュースも夏枯れですかね……憶測記事は、いろいろあるようですが。 今日のニュースは、WRCネタが2本と、その他が1本。
ではでは。
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