麻綴り
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2002年09月28日(土) |
無限回よりもっと“愛してる”…… |
アメリカ時間のおかげで、1日の区切りがはっきりしません。 どこからどこまで書けばいいやら。
アメリカGPのフリー走行は、土曜の午前1時からが1回目、3時からが2回目でした。セッション後のコメント翻訳の仕事があるので、とりあえず、2回目のセッションめがけて起きることにして、3時に目覚まし時計をかけて寝たのですが……結局つらくて起きられず。やっと布団から抜け出したときには、もう5時になっていました。 そろそろコメントが上がってくる頃かな……と、まずネットをチェック。まだだったので、ネットでフリー走行の流れを確認したり、あれこれしているうちに、原稿が上がってきました。5時40分頃だったかな。 それからおよそ2時間半で訳し終え、チェックして入稿したのが3時間後くらい。
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それから娘を起こしたり、朝御飯にしたりしているうちに、かなり手間取り、ハープクラブにまたもや遅れそうな時間になってしまいました。
小雨の降る中、夫に車で送ってもらって会場へ。 ある方に「疲れてます?」と訊かれたけど……うん。さすがに寝不足が顔に出てたかも。ちょっとハードでした。
今回のクラブは、特に充実した練習ができました。 今回はいよいよ、発表会の曲決めということで、練習も具体的になりました。 私は、練習室に着いて、ひとしきり個人練習をした後、Mさんとアンサンブルをする曲の合わせをやりました。 曲はカロランの“Hewlett”に決まったので、いちおう軽く練習はしておいたのですが……合わせてみると、すぐつっかえてしまって。もっと練習しなくちゃ。 Mさんの指は、軽やかに弦の上で踊ってるみたい……! ああ……憧れるなぁ。
大勢で合わせる曲は、“Brian Boru's March”に参加することになり、後半は5、6名でこれを一生懸命練習しました。これは、くり返しの多い、わりと単純な曲なので、“Carolan's Concerto”の時ほど大変ではありません。それほどプレッシャーもかからないので、ホッとしています。
個人で弾くクリスマス曲も、曲名を申告するように、ということだったので、申告してきました。私は“Away In A Manger”と“Infant Holy”をメドレーで弾くことにしました。どちらも、飼い葉桶で眠っている幼子イエスを歌った可愛らしい讃美歌で、もともと大好きな歌です。一般にはあまり知られていない曲ですけど。 教会に行っていると、メジャーな曲はだんだん飽きて来るんですよね……。
ともかく今回は、合わせの練習をたっぷりできたので、充実感がありました。さあ、発表会に向けて頑張らないと。 そういえば……次回のクラブは、鈴鹿行きのため欠席することになるのでした。
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午後は、娘の喘息の予後の確認のため、またG医院へ。 聴診器で胸部を診察したG先生、「100点ではありませんね」だそうな。 薬、何回か、のみ忘れたしなぁ……。もうしばらく、薬をのむようにとのことでした。
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買い物をして帰り、入浴してから早めの夕食。
娘は、昨日からずっと「ホットケーキ作る!」と言い続けていました。買い物から帰るとき、おとうさんに「もうすぐ夕御飯だから、今日はダメだよ」と言われたら、車の中で暴れた暴れた! もう、言葉通りの大暴れ! 私と夫は大笑いしてしまいました。夫が「子どもみたいだよ」と言ったら、「子どもだもん!」 結局、ご飯の前にホットケーキを焼いておき、食後のデザートにすることで話がまとまりました。私が材料の下ごしらえをしておいてやって、娘が混ぜ、おばあちゃんと一緒に焼きました。美味しかったです。
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もうひとつ、娘の名言を記録しておかなくちゃ。
わが家の子育てのモットーは、子どもに親の愛情をいやというほど思い知らせる、わからせる、ということです。「愛してるよ」とか「大好き」とか「かわいいね」とか……ベタベタの台詞を毎日浴びせかけて育ててます。
買い物を終えて、娘をチャイルドシートに座らせるとき、夫が「★★★(娘の名)、愛してるよ。……もう聞き飽きたか?」と言ったら、娘の答えがイカしてました。 「ううん。全然飽きない。もっとも〜っと、無限回よりもっと、地球じゅうに“愛してる、愛してる、愛してる”って書かれるくらい、言ってほしい」 この名台詞には、私も夫も大笑い。 「そういうことは、結婚する相手にいいなさい。そういう殺し文句は……(笑)」と夫。
この発言は、しっかり記録しておこうと思ったのでした。
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夕食後、仮眠をしようと思ったのに、ビデオの整理をしたりしていたら、フリー走行の時間に突入。 でも、ビデオを回したまま、じきに寝てしまいました。夫は初めからフリー走行は捨てて、布団に入ってたけど、私はテレビの前で、ヘッドホンをかけたまま、座布団の上でうたた寝……。 ふと気づいたら、いつの間にかMonoコックになってたので、いったんビデオを止めて、またウトウト。 それでも、予選の前には自然と目が覚めました。予選は夜中の3時から……。 夫を起こして、一緒に予選を見る。
まあ、なんというか……ミヒャにとっては、今回のGPはまだ、誰にも脅かされていない感じですね。予選でも、特にハラハラする場面もなくて。
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というわけで、4時半頃に布団に入りました。 テレビの前では安眠できていなかったので、布団で寝られるのが3時間きりというのは、ちょっとつらい……。(翌日に続く……)
(前日から続く)……というわけで、早寝したため、夜明け頃には目が覚めてしまいました。5時半頃に起きだして、ネットを巡回してからお仕事。
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夫と娘を送り出し、無事入稿してから、しばらくハープ演奏の録音にトライしてみました。こぷさんが丁寧に教えてくださったので、録音自体にはすぐに漕ぎ着けたのですが……問題は演奏の方。 録音しているというだけで、なんであんなに間違うんでしょうね。いつも弾けている“Amazing Grace”を録ってみたんですが……結局最後まで、完璧には弾けませんでした。録音してみると、演奏のアラがバッチリわかって、思わず苦笑してしまいます。もっと修行が必要ですね。
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早起きすると昼間は眠くて、午後、お迎え前に、ちょっと昼寝をしたりしました。 そう、今日からもうアメリカGPなんですよね。今回は朝方のお仕事になるので……やっぱりキツイです。ああ、もう寝ないと起きられませんね。 やっと日記が今日の分に追いついたところで、おやすみなさい……。
(前日から続く)……というわけで、眠い一日でした。 洗濯などを一通り片づけて、仮眠。お昼も食べずに寝ていました。
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目が覚めてすぐ、食事の暇もなくお迎えへ。 お迎えの帰りに、眼鏡屋&眼科に寄りました。 目的は2つ。私の眼鏡のレンズがかなり傷ついているので(コーティングが剥げてるらしくて、すごくみっともない)、どうにかできないか相談すること。そして、娘の健康診断書(受験に必要)に記入するために、視力検査をすること。
私の眼鏡は、結局レンズ交換が必要とのことでした。最終的には、「フレームにも寿命がありますからねぇ……」などという店員さんの言葉に乗せられて、フレームごと完全に新調することに……。うーむ、また散財だ……。
私が眼鏡を作るために受けた視力や目の検査と同じものを、娘もそっくり受けてました。娘の視力はごく普通ということで、よかったよかった。 本の虫で、よく暗いところでも読んでいたりする娘なので……視力は将来ちょっと心配です。両親とも近眼だしね。
あれこれ時間がかかって、すっかり夕方になっての帰宅でした。
昼抜きだったので、さすがに空腹で、夕御飯は早めにしてもらいました。食後はもう眠くて眠くて、お風呂の後、娘も巻き込んで早寝しました。娘はひとりで寝かせようとするとグズって面倒なので、もう最初から、娘の部屋の布団で私も一緒に寝てしまいました。仕事は翌朝まで放置……。
ハープのレッスン日でした。
朝は仕事で、ルノーF1のニュース1本と、ミヒャの記事を1本訳しました。前の晩は、早寝してしまったので。
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レッスンの前に、ビッ●カメラで録音用のマイクを購入。いろいろ迷ったけど、結局、昨日こぷさんに見せていただいたのと同じ機種にしました。 これで、とりあえずハープ演奏の録音にトライできるぞ……と。
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レッスン。
いつも通り、指慣らしから。 指3本で、ドミソミド、レファラファレ……と上がっていって下がってくる練習。 同じく指4本で、ドミソドソミド、レファラレファラレ……。 それから、左手で2音のコードを順に弾きながら、右手でドミソドソミド、レファラレファラレ……と弾いていく練習。同じく右手をドレミファミレド、レミファソファミレ……というパターンに変えて練習。
“Trip to Sligo”――まず、前回教わったとおりに弾く。ちょっとつっかえ気味のところもあったけれど、繰り返すうちになんとかマトモに弾けた。「きれいに弾けてると思います」と先生。……わーい。 後半のコード伴奏を、一部手直しするように教わる。右手のメロディと離れている箇所は、左手に高音を足して、間を埋めるように。 その弾き方をその場で練習。そして最初から通す。ちょっと指が引っかかったりして、余分な音が出てしまったりする。これは次回までに練習してくることに。 “Farewell”――まず右手のメロディを弾く。先生が伴奏をつけてくださる。 次にコードを教わって楽譜に書き込む。左手を2音の和音にして伴奏をつける。前の曲と同じく、右手と離れているところだけ高音を足して3音の和音にする。ゆっくりと練習。 これは、次回までに弾けるようにしてくる……ということで、今回はここまで。
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帰りに教会の集会に出てから、車におばあちゃんと娘を乗せて、私の運転で帰りました。ナイトドライブは、少し緊張します。娘は、いつもなら眠くなるのに、おばあちゃんと「しりとり」で盛り上がってしまい、ぜんぜん眠らずに家まで帰り着きました。
娘が寝てから、ネットであれこれ調べものなどしていたら、深夜になってしまいました。そして、いい加減もう疲れ切ってから、2日分(日曜と月曜の分)日記を書いて、ぐったり。月曜の分は、アップするときに吹っ飛んだので、2回書く羽目になったし……。 寝たのは明け方でした。翌日眠かった……。
先日、ハープクラブにも来てくださった、こぷさんのお宅にお邪魔してきました。 自分のハープ(イヴ)を持って、電車を乗り継いで……。 人身事故で電車が止まってたりしたので、予定より少し遅れての到着になりました。
お宅にお邪魔させていただくと、娘さん(赤ちゃん)がじーーーーっと私を見ている。終始、私の方を警戒(?)しているみたいでした。ごめんねー、へんな奴がお邪魔しちゃって(笑)。 私が気になるせいか、ちょっと床に下ろされただけで、「うぇ〜ん!」と泣き出してしまい、ママは大変でした。うーん、うちの娘も、こんな時があったなぁ……。床におくとすぐ泣くので、ずーっと膝に抱いたまま生活していたっけ……などと思い出してしまいました。
こぷさんとお話ししたり、録音に使う機材のことを教えてもらったり、ハープを弾かせてもらったり……とても楽しい時間を過ごすことができました。
こぷさんのハープは、ストーニーエンド社のロレインという、私の憧れのハープ。イヴと同じメーカーで、弦数の多い、姉貴分にあたるハープです。 初めて弾かせてもらったんですけど……まあ、なんて素敵な響きでしょう! イヴより大型だけあって、豊かな響き。それでいて、タッチにもあまり違和感がなくて、楽に弾けたし……。ますます憧れが強くなりました。 うーん。私もいつか絶対、手に入れるんだ〜!
私がロレインを弾かせていただいて、こぷさんがイヴを弾いてくださって、一曲(“Planxty Irwin”)合奏もしてみました。私が弾いたバージョンはレッスンで習ったもので、部分的にメロディが変わっていたので、ちょっとうまく合わせられずにつまずいた箇所もありましたけど、なかなかいい感じでした。さすが、同じメーカーのハープだけあって、音もよく溶け合っていました。楽しかった!
長々とお邪魔して、夕方に帰途につきました。 イヴは軽くて、電車での移動もさほど苦にならないのですが、ロレインだと大変だろうなぁ、と思います。こぷさんは、一度ハープを持ってクラブに参加してみたい、とおっしゃってましたが……。
2002年09月23日(月) |
写真館&サンシャイン60 |
もう! この日の分、やっと書き上げたのに、アップしようとしたらエラーで全部飛んじゃいました! もーいやッ。
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娘の受験の願書に貼る写真を撮りに行きました。 まずは、私の翻訳の仕事が終わってから、電話帳で調べた写真館に電話。 娘の前髪を切り揃えてやり、土曜日に買った服に着替えさせて、写真館へ。
隣駅の近くにあるその写真館は、大正時代から営業しているという、由緒正しい写真館です。ネットで調べたら、NHKの「なっちゃんの写真館」のモデルにもなった、などと書いてありました。物語のモデルじゃなくて、建物のモデルでしょうか。詳細は不明ですが。
ともかく、門構えからして、由緒正しそうな造り。古い建物のピカピカした急な階段を上っていくと、待合室とスタジオがありました。待合室のガラス戸棚の中には、古いカメラのコレクションの数々が……。
古めかしい雰囲気の中で、最新のデジタル証明写真を撮っていただきました。デジタルは、出来のいいショットを選べるからいいですね。娘は、私と違って、写真写りはいい方ですけど。
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午後は、池袋に遊びに行きました。9月いっぱい有効の、サンシャイン水族館の券をもらっていたので。本当は先週行くはずだったのですが、風邪で延期になり、今日出かけることになりました。
出がけに、ふと、「昔もらった招待券がなかったっけ」と思い立って探してみると……ありました。水族館と展望台の招待券が2枚ずつ。 この招待券、今を去ること●年前、私が高校を卒業して上京した頃に、誰かからもらったものなのでした。今更使えるのか、半信半疑でしたが、結果から言うと、立派に使えました! びっくりした……。おかげで、水族館は家族3人無料、展望台は250円払っただけで入場することができました。
体力の落ちている私に、人混みはつらかった。 休日だけあって、水族館はものすごい混みようでした。まぁ、覚悟はしていましたけど。 娘は、いろいろ興味を持って、ひとつひとつの水槽をじっくり見物していました。
展望台は……私は学生時代、その近所に住んでいたにもかかわらず、てっぺんまで上るのは初めてでした。 折しも夕暮れの時間帯で、空は曇りがちながら夕焼けの色に染まり、地上には灯がともりはじめていました。 あれが昔住んでいたあたり、あれが川口の高層マンション、あれが荒川……などと、わかるところを見つけては、娘に教えてやりました。
最後に、屋上のデッキにも出てみました。なにやらもの悲しいBGMがかかっているのを聴いて、娘が一言。「なんだか寂しくなってきちゃった……」 そして、「ふるさとを思い出す……」ですって。 これには思わず笑ってしまい、「ふるさとってどこ?」と訊いてみると、「前橋」だそうな。 確かに、娘は前橋で生まれて、生後1カ月は前橋に住んでましたけどね……。それで郷愁なんか感じちゃうの? 面白い。
帰りの電車では、娘はあっという間に寝てしまいました。楽しくてよかったね。
2002年09月22日(日) |
お父様とお母様のお洋服…… |
まずいです。大変まずいです。 またまた、ものすごく日記が溜まってしまいました。あーあ。 これ以上、溜めると二度と復活できないかもしれないので、今夜中に書けるところまで書いてみます。
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前日に娘の洋服を買ったので、この日は、夫と私の洋服を買いに行きました。お受験の面接に着ていく服がなかったからです。
教会の礼拝と、聖歌隊練習の後、歩いてお買い物。 さんざん時間を費やして、結局、夫のスーツを2着と、私のスーツを2着買いました。いやはや、えらい散財です。いつもラフな格好ばかりしているツケが、こういう時に回ってきますね。
しかし、本当に疲れました。ただでさえ、このところ、体調不良気味の私。 帰宅後は、やっとの思いで夕食のスパゲッティを作ると、少しだけ食べて、すぐに寝室に引っ込んで布団に直行。そのまま寝てしまいました。
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ちょっとだけ、娘の話。 娘は、お昼ご飯の後、教会に来ている子どもたちをみんな集めて、「いいものがあるんだよ! ほら」と、昨日、スクールフェアの縁日でもらったキャンディの首飾りを見せました。 そして、「みんな、ひとりひとつずつだよ」と言って、全員に配ったのでした。 昨日、もらってあんなに喜んでいたキャンディを、まったく物惜しみせずに友達にあげてしまうというのも、私から見ると不思議です。私だったら、誰にも見せずに、全部自分のものにしていたと思うのに。 でも、自分が嬉しいからこそ、人に分け与えたいという気持ちを持てるなんて――幸せかもしれないです。
娘は、ものをあげることが大好きです。 じつは、この日、私の洋服を探して、店の中をぐるぐる歩き回っていたとき、「前橋のおばあちゃんに何か買ってあげたい〜!」と、だだをこね続けていたのでした。 自分のためのおねだりじゃなくて、ひとのためのおねだり。ちょっと変わってますね。 以前、「おかあさんに何かプレゼントしたいの〜!」と、同居のおばあちゃんにおねだりして、ジャスコでブラウスを買わせてしまったことがありました。
まあ、まだ自分のお小遣いもない身で、“誰かに何かを買ってあげたい”というのも、ちょっと違うという気はするので、今回は「何か手作りのものをあげれば」と説得しました。本人はどうにか、カレンダーを作ってあげる、ということで気持ちをおさめたようですが。
自分の娘でも、自分とは全然違ったりするんですねぇ。
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