雨が少しづつ降ってくる夜に 帰り道 もうすぐ家につく道を 傘をさして歩いていく
街の小さなイタリア料理屋の主人が 向いのクリーニング屋の店主と 笑って話しながら 看板を店の中に入れる
角の本屋のおばさんがいそいそと 気難しい表情で 雑誌をかかえて中にしまう
何気なく見ていた人達の風景が なぜか今日はとてもあたたかで 人のいとなみを見ているだけで 幸せな気持ちになる
人が人のために仕事をして 今日いちにちの仕事を終えて そして安息の眠りについてゆく時間 そんな風に いろいろの人が 息づいてつくっている街
街も 人も ほんとうは それほど わるいものじゃないのかもしれない
そして明日もまた 朝がくれば 人は起きて うごきだす この小さな街
たまには、普通につぶやきの日記を・☆
最近、実はお料理に精を出しています。 これまでの長い人生、ほとんど料理なるものを していなかった。これはいけない・・と思い お寺でのすばらしく手際よい精進料理をつくる 現場を見てしまい、今になり お料理大好き 街道をはしりはじめました。
今日は、友達に教えてもらった 初めての本格手作りパスタ・・
”トマトと茄子のオリーブオイル風味 スパゲッティー”に チャレンジ。
にんにくと、玉ねぎをかくし味に、 ホールトマトで煮込んで・・
めちゃめちゃおいしいのができて 幸せ(^^)でした ばんざーい。
現在、おいしく簡単、 とっておきレシピを募集中です。 目下の課題は、 「ネギ、またはピーマン」をいかに美味しく料理するか です。 いい案をご存知の方☆ぜひ教えてください♪
鳥を見ました 茶色くてふわふわして くちばしで羽根をつついていました その鳥を見ていたらもう 気持ちがおさえられませんでした その鳥にそっとそっと うしろからしのびよって 前足の爪をしまいこんで 音を立てないように そして後ろ足を屈伸して 思いきり飛び跳ねました 全身に力がみなぎるのを 感じました 鳥のやわらかな羽根が 羽毛が舞いあがりました あたたかな身体でした それでもう私は夢中でした 鳥をくわえて走りました だってご主人はいつも 私を撫でていてそれだけで 私が鳥を獲る力を持っていることも わかっていない だからこそ今日はやりました まだあたたかな鳥をくわえて つばさをおさえて まっしぐらに軒先に走りました 鳥はしんなりして息はかすかでした 夕食はこの鳥にちがいありません 途中、隣町のネコが目を光らせていましたが 私は目も合わせませんでした 500メートルほど走ったその我が家の 軒下に鳥を置きました 鳥をくわえた歯に羽根がまとわりついていたので 前足でなめて顔を洗いました そうしてご主人がやってきて 目をまるくして私を褒めてくれるまで 家のガラス戸を見上げて ただ待っていました
お人形 さみしい目をしてる このお人形だけが 私の心 わかってくれたのね 小さい頃から ママもきらい・・ パパもきらい・・ でもこのお人形だけが 私の味方だったの あるとき、お人形の姿が見えなくて 泣いて探した タンスの奥にお人形がみつかった かくしていたの きっとママね どうしてそんなことするの 私がお人形としか お話しないから? 私のたった一人の お人形 誰とも話したくないの お人形と一緒に いさせて ふとんからも出たくない あれから大人になって お友達と言うような人と 話すけど やっぱり何か違うの はやく戻りたい 私だけの お人形
鳥がいる すごい数の鳥がいる えさをさがしてる ついばんでる 一羽、二羽、三羽 鳩もくる 二羽 スズメもくる たくさんとんでくる 水溜まりで羽をあらってる はじめてみた 鳩が一羽 こっちにくる 私がこのあいだえさをやったのを 覚えてるのだろうか こっちにきて うろうろしてる また黒い烏もくる 羽をあらってまた飛んでく なぜこんなに鳥がいるのか 鳥が木の下のほうに歩いてく 懸命にえさをついばんでる えさをさがしてる とにかく鳥がたくさんいる
目まいとゆううつと たたかいながら 家を出ると 門のわきに 猫がすわっていた こっちをみて鳴いた それだけで ほっとして 今日もまた大丈夫と思えた
傷ついた心のまま 心を閉ざした幼い日 口をきかない という 人間に対しての ささやかな 抵抗
傷ついた心のまま 家を飛び出した あの日 都会で 奔放に恋をし 何人も傷つけた ・・それが復讐のはずだった
でも、どうして? むなしさの残るまま 私、孤独にあえいでる
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