くるくるくろりくくろにくる
いんでっくす|ふるいの|あたらしいの
2004年03月29日(月) |
ああ、なんの捻りも無く胃炎ですわ。 |
兎に角痛い。 空腹時とか食後とかの期間限定ではなく、常に痛いのよ。 もう、本当に、先週の無理無茶阿呆浅薄が全て祟ってますね。 風邪→胃炎。そして睡眠不足。生活滅茶苦茶ですわ。本当に勘弁して下さいな。 お陰様で、土曜日も日曜日も起き上がることが出来ませんでした。 ああそうさ、試験だって受けられなかったよ。 痛み紛わす為に小説書いてたら夜が明けてしまって、仕方が無いのでそのまま風呂に入って胃を暖めて出勤。 貫徹で出勤は久しぶり。しかも体調絶不調。コーヒーは飲めないし、睡魔より胃痛がキツイわ、メシ食ってないから貧血気味だわ、倒れないように祈りながら一日もたせて、何を食わせてよいのか途方に暮れて、ガンモを煮てみる。つーか好きなんだろう、ガンモが…
ふへぇぇぇぇぇ。
それにしても、番組改編だね。 お気に入りがドンドン終了していく。
感傷にひたり…つーかシンミリする間もなく胃が痛いのであった。
おとなしく寝ます。
2004年03月19日(金) |
MATRIXを創らせし物 |
すげーーーー期待!とかしていなくて、どちらかと言えば「押井の9年ぶりのアニメだなぁ( -o)y-~~~ スパー」ぐらいの平常心で見てきました。
『イノセンス』
あああ、もう、押井ワールドにドップリでした。 アバロンで構築された彼の世紀末的(だから、もう既に現実の時制は世紀末では無いのだけれど、混沌とした世界を生きている我々はその呪縛から逃れることは出来ないのでしょうね)な世界の風景の再現化。色と構成とアングル。 そして物語は少佐を失った(?)バトーを軸に進む。 士郎正宗なのか押井守なのか、攻殻機動隊は誰の物なのかもう判らないところにあるような気がするが、少なくとも彼らの作り上げたあの世界がMATRIXを引き寄せたことだけはよくよくよく判った。 ハッキングされて見せられる無限ループの悪夢に酔いながら、螺旋階段を登るネオを思い出したりするのも、当然と言えばあまりに当然な成り行きで。 そうして見入っている映画の中で、既に自分の意識がその映画を通り越した遥か向こうに行っていることに、無意識に少佐を探していることに徐々に気がつく。まるで、バトーのように、宛ても無く少佐に向かいネットの海に飛び込まんばかり…
少佐に対する憧れってのが漠然とあったけど、その理由がハッキリしていく。
もう、本筋とか主題とか関係ない。これは少佐の物語だ。
ラスト15分頃に、忽然と登場する一台のガイノイド。 彼女がバトーの銃を抜き取り向き合うシーン。 あれが一番いい。何度でも見たくなる。鳥肌が立つ。
少佐は己が信じる生の中に居る。
私が考えても越えることの出来ない概念の向こうにいとも容易く潔く行ってしまった人だから憧れるんだろうか?
昨日、映画「フィラデルフィア」を見ながら、自分は同性愛についてはどんな意見を持っているのかを考た。 嫌悪感や偏見が無いリベラルな感覚を持っているんじゃないかと思いながらも、実は身の回りに観察する対象がいないので問題として表面化していないだけであって、本当は極端に糾弾したいなんて事もあるんじゃなかろうか?と自問自答。
種族を残すと言うナチュラルな生態に対する異端ねぇ。
問題は、生殖行為がその意味を無くしているところなんだろうか?
たとえば性交が種族を残す為のものであれば正当化されるが、そうでなければどんなに愛情表現の一端だと言っても快楽追求というか欲望の提示でしかないような意味合いが濃厚になる。遥か太古から続く罪悪感の植付けの成せる業とも言えるけどね。
それは男女間だとて同じ意味合いなのだが、異性間であれば、好むと好まざるとに拠らず妊娠の余地があるから良しとされるのであれば、そんなの個人の意識のレベルであって道徳で論じるのはナンセンスだよな。
人間は快感を得る体を持ち合わせているのだから。
同性間の恋愛が異端視される根源はそこにあると思い至り、自己ではない他者を受け入れ信頼関係を築くという所謂『愛』と言われている精神的な部分は無いものとされるのはやはり憤慨なのだった。
その昔ニューヨークのブルーノートに行った折、ゲイのカップルと相席になったが、『おお!初めて実存するゲイ・カップルを見たぞ!』って一瞬だけ思ったなぁ。でもそれ以上もそれ以下も無かった。その一瞬の驚きが去った後はただ楽しくお喋りしていた。カップルとして普通にのろけられたり、そののろけに対してからかったりしてね。二人ともとても素晴らしい人たちだってのは、一見の旅行者に対しての接し方で良く判った。
結局、カップルの性別がどうであれ、向い合って二人を見たときに、その二人の醸し出す信頼関係がこちらにどう映るかってことなんだね。
巷じゃ見ていて反吐が出るアホカップルが氾濫しとりますから。
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