その瞬間には気づかずなってから気づく一つ忘れないうちにまた一つ失くした痛手は新たな痛手により癒されるのではなく麻痺させる事ができる
感情を呼び覚まそうと微かな吐息にも似た言葉を懸命に思いだし捕まえようとする目には見えないように指先でしか感じられぬような小さなサイン自分を見やるため一つ一つを思い出す時間を停め全体を見渡しわずかな突起に目を凝らす引きずり出せた言葉には何を散りばめているのだろうか