デコラのひとりごと。
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まとめて、日記を書いてみた。 かなり手抜きかも(笑) 正直、けっこうきつかった(爆) やっぱり、その日の日記はその日のうちに。
さて、明日からはいつもの日常に戻ります。 お盆が終わると、かけ足で夏が過ぎてゆきます。 今日、見上げた空はほんのり秋の色をしている気がしたよ。 まだまだ暑いけれど。 いろいろと思い悩むこともあるけれど。 明日から、また頑張ろうっと。
友達数人と海辺でバーベキュー。 準備にえらく時間がかかり、なんだかとっても大変(笑) でも、どうにかこうにか。 私たちにしちゃあ、上出来よねと笑いつつ。 周囲は宴も酣な頃、私たちの宴会は始まる。 波の音と隣りのグループが流すラジカセの音楽をBGMに 食べて食べて、飲んだ。 最後のシメは、やっぱり花火。 豪快な打ち上げ花火からチマチマ線香花火まで。 たくさん買っておいたのに、あっというまに終わってしまった。
久し振りに会うのに、まったくそれを感じない。 昔からの友達って、ホントにいいな、と思う近年でござる。
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友達がたまたま見ていた地元のケーブルTVに 精霊舟を見送るウチの家族が映っていたらしい。 (全然、知らなかった・・・) うちの母はアップで映り、流れてゆく精霊舟に手を振って、 それから目尻に浮かんだ涙を拭いていたそうだ。 ・・・気がつかなかった。お母さん、泣いてたんだね。
海に行きたいと、あれほど言っていたのに 盆が過ぎると気が抜けて、家でボケッと過ごす私(笑) すると、やさしい友からメールが入る。 『海、行くぞー』
というわけで、急遽、海に行く。 免許とりたての友達の車は実にスリリングで(笑) なかなか楽しい。 田舎道に入るとラジオの入りも悪く。 それでもリップスライムが流れるとボリューム上げて 私たちははしゃぎ出す。ノイズ混じりの「楽園べいべー」いぇー。 天気は文句なしの快晴。 面倒くさくて半分しか空気の入ってない浮輪を奪い合いながら、 海に飛び込むギャル(?)な私たち。 なにかがチクチクしたけれど、今年はクラゲは出てないらしい。 ひとしきりパチャパチャやった後、調子に乗った友達がひとこと。 「海のハシゴしよーぜー」 そうして私たちは次の目的地へ向かうことに。 友達はなにを思ったか、曲がらなくてよいところで右に曲がる。 近道だと思ったらしい&冒険心。 すると山道に入り込んでしまった。ヲイヲイ、山越えかよー。 大丈夫なのかー?初心者マーク。 まんまと上り坂でエンスト。坂道発進すること十数回(汗) 携帯は圏外。半ば本気で遭難の覚悟。 ようやく前進、すごすごと来た道を引き返す(笑) いやはや、前後に車が現れなくて良かったなり。 そんなこんなで、2つめの海にたどり着く。 西日が海に反射してキラキラまぶしい。 プカプカと浮かんで空を見上げる。 子供の頃の夏を思い出しながら。 いつまでも、漂っていたいような。そんな気分。
・・・・・・・・・・。 そういえば、今日はうちの会社やってるんだっけ。 ふと、そんなことを思い出して、 ほんの少し罪悪感。あんど、お得な気分。 やっぱり、休みとって良かった〜(^▽^) ハッハッハ
ドンドンパチパチと、花火の音が聞こえていた。 お盆に墓の前で花火をするという風習が珍しいことだと 知ったのは、故郷を出てからのこと。 それでも私にとっては、懐かしく馴染みのあるこの光景。 ドンとかまえた大きな盆提灯に火を灯し、 夏の夕暮れ、まだうす明るい空の下、小さな花火大会が催されるのだ。
それから一度家に戻り、精霊船を運び出す。 1m大くらいの小さな船に小さな提灯をいくつか下げて、 果物や亡くなった人の好きだったもの等を乗せて海に流す。 昔はそこらへんの海に流していたものだったが、 最近は環境がどうのとうるさいらしく、沖まで出なければならないそうだ。 そこで我家は、業者の出すフェリーに乗ることにする。 フェリーに乗ったのは、うちも含めて50隻ほど。
沖に出た頃にはもう空も暗く、見上げると満天の星。 提灯と線香に火をつけて、次々と精霊船が暗い海に流されてゆく。 それは、幻想的でどこか物悲しく、そして美しい光景だった。 父の船は、先に流した船よりも早くグングンと我が道をゆくふうに 進んで行き、それはとても彼らしい姿でもあり家族の微笑を誘った。 私たちは、いつまでもいつまでも、お父さんの船を見送った。
明日から18日まで、生まれ育った町に帰る。 海と緑のきれいなところ。
お盆という行事を、きちんとした意味を持ち、 心からかみしめて過ごすのは、これがきっと初めてのことだと思う。
今年は、父の初盆。 昨年の夏には、体は少々不自由だけれど 元気に明るく生きていた。 私の体と仕事と結婚をひどく心配していて、 彼との結婚に「知らない町には行きたくない」と 子供のようにゴネる私を 「どうしても嫌やったら、帰ってくればよかたい」 と笑ってなだめた。 彼は、昔から私にものすごく甘い父親だった。
ずっとずっと、いてくれるものだとばかり思ってた。 ずっとずっと、守ってくれるものだとばかり思ってた。 大人なのに、子供な私。
母と兄と姉と私。 久し振りに家族そろって、お父さんの思い出話をしてこようと思う。
木曜の夜から、彼がきていた。 そうして、今日の昼頃帰っていった。
それからずっと、眠っていた。 いろんないろんな夢をみた。 父や母や姉や彼や友達の。
目が覚めると外はすっかり夕暮れで。 私は窓辺に座り込んで、彼の大嫌いな煙草を吸った。 数日ぶりの味に、夢と現実のことを考えた。 眠りすぎた夕暮れはいつも記憶が曖昧。
彼と食べた昼食の中華も 真夜中に幼なじみが水着を借りにきたのも 母からの電話も 今日の大雨も 大好きなあの子の悲しみも さっき、姉と一緒に出かけたドラッグストア あれは夢?これも夢? もういないはずの父が、もう一度その曲を聴かせてくれと言った。
煙草を消して、冷蔵庫を開けると 昨夜、友達が持ってきた水着のお礼のプリンとヨーグルト。 彼の食べ忘れたレアチーズケーキ。 うん。これはきっと現実。 私は彼の忘れものを食べながら、ふと 海に行くんだと嬉しそうに言っていた友達と今日の雨を思って あ〜あ。と他人事ながらもため息をついた。
2002年08月07日(水) |
晴れて降って、また晴れる。 |
晴れて降って、また晴れる。 今日の天気はそんな感じ。
じりじり太陽。 たたきつける雨。 ほんとにギャップの激しい空だった。
洗濯当番だった私は、降りだした雨音に 大慌てで屋上にかけのぼった。 みるみるうちに、Tシャツにドット模様。 見上げると、厚くおおった夏の雨雲に 青空のかけら。
晴れて降って、また晴れる。 あの子の空も、明日は晴れるといいのにな。 せめて、青空のかけら。見つかったならいいのにな。
decora
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