台所のすみっちょ...風子

 

 

受難 - 2004年02月14日(土)

先日、この日記に書いた「湯島のうんち犬」を、

今日、また見かけてしまった。(詳しくは2月6日の日記参照)

今度はおしっこの最中。


この前と同じ電柱に、

「シャ〜〜」っとする様は、なるほど犬というのは

そうやって自分の縄張りを守るのだな、と彼らの生態を

私に再確認させてくれた。


再びの出会い。

短い期間に2度も会うと、とても他人の犬とは

思えない。

室内犬のたぐいはあまり好きではないのだが、

愛着までも湧いてきて、つい、歩く速度を緩めてしまった。


で、犬は飼い主である毛糸の帽子をかぶったおばあさんが見守る中、

コトをなし終えると、後ろ足でしきりにアスファルトを蹴る仕草。

きっと、本来ならそれは土であり、おしっこをした後、

そうやってかけるのが習性なのであろう。

けれど、悲しいかな・・ここは大都会。

シャカシャカと激しく動く犬の後ろ足が、空しい。



うんこをすれば行き交う何人もの人にジロジロ見られ、

おしっこをすればしたで、

後ろ足で蹴るのは冷たいアスファルト。


都会に生まれたばっかりに


犬も大変よのぉ〜。


おしまい。


...

交差点 - 2004年02月13日(金)

私は一人、交差点に立ち、

信号を待っていた。

夜風が冷たかった。

その寒さの中、

ふと、腹に痛みを感じ、私は思うのだった。

(オナラ・・したい。)


町はざわめいていた。

通りを行き交う人々の足音、声。

そして渋滞を我慢しきれない、車たちのクラクション。

私のお尻から多少音がしたって、都会の喧騒が

それを消し去ってくれる・・・そう考えた。


ブ〜〜〜〜〜〜!!

オナラは、自分でも驚くほどの噴射力で、

音も伸びのある大きなものだった。

さすがに恥ずかしいと思った。

周りに聞こえなかっただろうかと。

私は急いで、左右、後ろをできるだけのさりげなさをつくろって、確認した。


すると、、私のちょうど真後ろ、

私のお尻の少し斜め下の位置に・・

ベビーカーに乗った・・

幼児の顔。

てことは・・・?

私のいけない気体が・・

彼の顔面に・・?


エッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!


おしまい。


...

流浪の民。 - 2004年02月10日(火)

どんどん年をとってゆく。

キラキラとした毎日も、

ドキドキするような恋も、

すっかり遠くなった私が、せめて髪型の一つでも変えて、

ほんのちょっと気分を変えたい、と思ったとしても、

バチは当たらないハズだ。


先週の金曜日、

私は美容院に行った。

今、流行のナチュラルなパーマ、

それをかけるために。

さりげないウエーブに憧れて。


だが・・・

「さあ、どうですか〜?」と美容師さんの

声に促され、私が鏡の中に見たもの。

それは、ボヘミアンのような自分。

3倍に膨れ上がり、ツヤのなくなったパサパサの髪は、

まさに、流れ流れて場末の酒場に辿り着いた、ジプシー女そのもの。



かかった費用は13000円。



本当にどこかに行ってしまいたい気分になった。


おしまい。


...




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