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才女。 - 2004年02月27日(金) みなさんは、パロマのガス給湯システムのCMを ご存知だろうか? 出てくるのは、お嫁さん役の竹○景子と、 名前は知らないが、舅役の男性と、その孫役の男の子の3人。 内容はというと、 舅と孫が一緒に湯船に浸かりながら、 歌を歌い、それを嫁である竹○景子が料理をしながら聞いている。 風呂と台所、両方につけられたインターホンで、 竹○景子扮するお嫁さんは2人の楽しげな様子に笑顔を見せる。 が、ふいに歌っていた舅の声が止む。 歌は「ずいずいずっころばし」である。 舅の声は 「ずいずいずっころばし ごまみそ」まで来たところで、 ぷっつり聞こえなくなる。 竹○景子は焦る。高齢の彼の身に何かあったのではないかと。 のぼせて、気を失っているのではないかと。 そこで、慌てて「おじいちゃん、どうしました?」と声をかける と、舅はそんな彼女の心配をヨソに 「いや〜、(歌詞の)続き忘れちゃって〜」とすっとぼけた答え。 だが、彼女はさすが昔、お嫁さんにしたい女優NO1。 私みたいに「じいさん、、人騒がせな!」なんて言い放ったりしない。 ほっとした表情を見せた後、 「茶壷に追われてでしょ」と優しく歌の続きの歌詞を 舅に教えてあげるのである。 心温まる、良くできた構成だと思う反面、 そのCMを見るたびに、私はいつも思ってしまう。 東京女子大まで出た、才女の竹○景子らしくないと。 だって、 「ずいずいずっころばし ごまみそ」の続きの歌詞は、 「茶壷に追われて」ではない。 それは 「ずい」だから。 おしまい。 ... 絆。 - 2004年02月26日(木) 人生において、午前中に起きることが もっとも苦手な私ではあるが、 早番でバイトに入る日や、友人とランチをするときなどは、 そんなことも言ってられない。ていうか、普通は大人として 言っちゃあならない。 で、そういう時はどうするかというと、 朝、出掛けの旦那に目覚ましをかけていってもらうのだ。 ちなみに我が家には、画用紙に殴り書きされた 「9時半に起こして」の札 「10時に起こして」の札 「10時半に起こして」の札 「11時に起こして」の札 という4種類の札があって、起こしてもらいたい時間の札を 前の日の晩に、旦那が絶対朝見るであろうという棚に置いておくのである。 すると、彼がその時間に針を合わせておいてくれるって寸法。 我ながら、ナイスアイディア。 けれど、昨日、 「10時の札、入りまぁ〜す!」といつものように 元気いっぱいに札を置いた私に、何故か彼は冷たかった。 以下はその時の会話である。 旦那「おまえさぁ〜、俺が出張とかで居なかったらどうするわけ?」 私 「出張行かないでください」 旦那「例えばの話だよ。自分で起きられるように訓練した方がいいんじゃん?」 私「いや、だから出張行かなきゃ、大丈夫じゃん」 旦那 「う〜ん・・・」 私 「ねっ!」 彼は私の返答に呆れたようであった。 そして、10秒ほど黙ったのち、言った言葉が 「まあ、おまえのことだから俺が出張しても、ホテルから モーニングコールしてよ、とか言うんだろうな〜」 というものであった。 さすが、付き合いが長いだけある。 結婚して9年。 日々何気なく2人で生きてきたつもりであったが、 私という人間を彼はそんなにも理解してくれたのである。 夫婦の絆はしっかりと太く育っていた。 感激した。 おしまい。 ... 現実。 - 2004年02月25日(水) ゴクミとアレジ夫妻が成田に降り立ったのは、 先週火曜日のことであった。 駆けつけたリポーター達は、結婚9年目にして、 今だ冷めないアツアツぶりを驚きを持って紹介していたが、 私にしてみれば、それは「うん」でもなく「すん」でもなかった。 10年前、パリに行った時、「ここは新宿中央公園?」と いった感じで、抱擁したりキスしたりする カップルをこれでもか、というほどたくさん見ていた からである。 その光景は向こうでは当たり前だそうで、 「日本みたいに以心伝心って言葉がありませんからね〜、 ああやって、どのくらい相手を愛しているかを、 表現するんですよ〜」 と、案内してくれた人が表情ひとつ変えずに、 事務的に言っていたのを、今でも覚えている。 で、そんなことも忘れかけていたこの前の土曜日のこと。 その日、私は朝から物凄く頭が痛かった。 どうやら、折からの目の疲れが肩こりを引き起こし それが頭痛へと繋がっていたようであった。 そこで、今より少しでも楽になりたい・・と、 旦那にピップエレキ番を貼ってもらうことに。 パーマでカールした髪をふわりと手で一つに束ね、 貼って欲しい肩とは反対の方へ寄せ、「ん〜〜、さあ、貼って・・」 とうなじを出すと、 彼は私の白いそれを何度も優しく撫で、呟いた。 「あ〜、もうこの短い毛ジャマだなぁ〜〜! これってなんか陰毛そっくりじゃん」 (・・・へっ?) そういえば、私のうなじを触っていた彼の手は、 撫でるというよりは、ハエでも「しっし!」とはらってる、 という感じであり、呟くというよりは はき捨てる、といった感じであった。 本来なら色香が漂っているハズのうなじの後れ毛を、 陰毛って・・・陰毛ってなんだよ! 私達も、結婚9年目。 これが日本の夫婦の現実である。 おしまい。 ...
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