台所のすみっちょ...風子

 

 

涙。。 - 2004年03月14日(日)

金曜日の夜のこと。

土曜日仕事になってしまった彼を先に布団に入らせ、

風呂に入るわ!と襖を

閉めようとする私に、

布団を鼻当たりまでかぶりながら、

「じゃあ、明日は6時半に起こして」

と旦那が言うので、

「何言ってんの!」と間髪いれずに返したら、

ふ〜・・っとしたため息と共に、

「おまえさ〜、いつも起こしてもらうばっかりじゃなくて、
 たまには、俺を起こしてくれよぉ・・・」

と彼が私をじっと見つめた。


良く見ると、


眠たいからなのか・・


悲しかったのか分からないが・・・


目が

涙目になっていた。


おしまい。


...

赤いスイートピー - 2004年03月12日(金)

バイト先から帰って、テレビをつけたら、

「歌の大辞テン」というものをやっていた。

古い歌と今流行っている歌に順位をつけ

交互に紹介するというもの。


昨日は「春の名曲特集」だったようで、

松田聖子の赤いスイートピーが思い出の歌として、

上位にランクされていた。


私はこの歌が好きだ。

当時はまだ学生で、彼氏ができたばかりだった。

恋愛とは何かもまだ良くわかっていない自分のういういしさは、

そのまま、赤いスイートピーの歌詞だった。


今でもこの歌を聴くと、私は輝いたあの時を歌詞にダブらせ、

彼への不確かで頼りなかった切ない恋を思い出したりする。


♪春色の汽車に乗って 海に連れて行ってよ♪

― 汽車ではなかったけれど、彼とは良く新潟の海をみたな・・ ―


♪たばこの臭いのシャツに そっと寄り添うから♪

― 彼のたばこを吸う仕草に大人を感じたっけ・・・ ―


♪ねえ、知り合った日から半年過ぎても あなたって手も握らない♪

― ・・・うっ、、こ、ここはダブらせられない・・・―

って。




おしまい。


...

スプリングコートが欲しいのよ。 - 2004年03月11日(木)

肌寒いような、でも、暖かいような・・冬から春へと変るこの季節に、

スプリングコートなしに過ごしてもう4年になる。

その不便さといったら、今まで大変なものだった。

4月の初旬まで、分厚いコートを着るしかなかったり、

さすがに、それじゃあ恥ずかしい日は、

もっこりしたカーディガンを羽織ってみたり。

もちろん、どちらも素材はウール。

季節感のまるでない私の格好は、ハタから見れば、

ダサいとか流行送れとかいう問題ではなく、

「この陽気のせいでちょっと頭があったかくなった女」

と言ったほうが、しっくり来るくらいであった。


そこで、ついに私はスプリングコートを買うことにし、

おとといの日曜日、バイトの帰りに近くの駅ビルに行った。

どこのショップで買うかは、バイト中に駅ビルのホームページでリサーチ

済みであったので、私は迷わずお目当ての4階へ向かった。

ところが、行ってみると、店の感じが随分と若い。

それは、短いスカート、厚底の長いブーツ、

ぐるんぐるんにカールされた茶髪のロング、2重3重のマスカラという

すべての条件を満たした20代前半の女の子でなければ、

入ってはいけないような雰囲気であった。


ちょっと違うかな・・とは思ったが、今さら面倒なので、

とりあえず、ベージュのトレンチコートに袖を通したものの、

鏡に映った自分を見て笑ってしまった。

何故なら・・

通常のトレンチより、大きめな、、そう昔正月に上げたような

ゲイラカイトのような襟。上ものだと言うのに、キュ〜っと絞られたウエスト。

そして丈はロング。

何より、くるくるパーマがかかった私の長い髪が

ものすごくそのトレンチにはいい感じマッチして・・・

まるでその日のためにあつらえたズラのようで・・・


ベルバラのオスカルそっくりだった。


おしまい。


...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail