台所のすみっちょ...風子

 

 

売上 - 2004年03月31日(水)

うちの旦那は営業である。

営業というからには毎月達成しなければいけない

ノルマがある。

3月もあと一日、わずかながらそれで給料

も左右されてしまうので、妻としてもドキドキだ。

だが、今日の夜、会社から帰って来た旦那は、

背広を脱ぐのもそこそこに、

「俺さぁ〜、今日すごく良い情報仕入れちゃった〜」と

顔をやや紅潮させながら、いきなり計算機を取り出したかと思うと、

私の身長と体重の数値を聞き、ものすごい勢いでパチパチやって

「おまえはまだ、糖尿病大丈夫じゃん。俺なんかさ〜もうちょっと

で太りすぎっていう値が出たんだぜ〜。俺今日からご飯一膳にしよぉ〜と」

とぶつぶつ。


どうやら、彼がしていたのは、”あなたは糖尿病大丈夫?”

という計算だったらしい。



ありがとう、あなた。

でも、、いいのよ、私のことは・・。

だって、あなたとの生活の方がずっと大切。


だからお願い。

とりあえず、心配するなら

糖尿病より


今月の売り上げを。


おしまい。


...

ハッピーバースデーナイト - 2004年03月30日(火)

昨日は旦那の誕生日だった。

最近なんだか忙しくてバタバタしていたのだが、

そこは9年間寄りそった妻、

この日だけは忘れちゃならない!と、ここ一週間は

緊張しまくりであった。


ケーキはもちろん彼の好きなコージーコーナーの

イチゴのデコレーション。

今年は2500円と大奮発だ。

年の数に合わせて付けてもらったロウソクを

ケーキにさして火をつけると、電気を落とした暗い部屋の中、

ロウソクの灯かりがゆらゆらと揺れる。

ふと、旦那が

「ねぇ〜、誕生日ってどうしてケーキにロウソク立てて火をつけるのかな〜」

と、そのオレンジ色を見ながらつぶやくように私に話し掛けてきたので、

「そんなの、一本一本にともされた火は、君の今まで生きてきた
 命の炎ってことに決まってんじゃんよ!」

と、自分も良くわかってないくせに、ていうかほとんど

口からでまかせだったのだが、

そんなのもわかんないの〜、バッカじゃぁ〜ん的に

つい、ピシャッ!と返したら、

「きょ、、今日は俺の誕生日なのに・・・」




悲しそうだった。




ハッピバースデー。


おしまい。



...

気合 - 2004年03月28日(日)

バイト先の事務所にいる、どこまでも

限りなく風船に近い少女Sちゃんが、

3月いっぱいで辞めることになったので、

昨日の夜、飲みに行った。


夕方の6時半から2人で杯をかたむけ、気がついてみると

12時を回っていて、川崎に住む彼女が帰れなくなり

タクシーで帰るには

18000円もかかるというので、

急遽、我が家に泊まっていただくことにした。


彼女と過ごした時間は一年と短いが、

もうすぐいなくなってしまうとなると、

あれやこれや話はつきなく、泊まってもらうことは

私にも彼女にも好都合のように思われた。

だが、家に着き、「さ〜上がって〜上がって〜ご遠慮なくぅ〜」

と彼女を促したあと、私は気がつくのだった。

・もてなすにも茶菓子がばあさん臭い「ぬれ煎餅」しかない。

・コーヒーも切らしている

・使っていただく歯ブラシがない

・洗顔クリームが試供品のヤツしかない。

・コーヒーを切らしている

・百貨店に行くのが面倒で、4日前から乳液と化粧水もない。

・な、何より、、今朝、、私の”あれ”を最後にトイレットペーパーが
 1センチもない。

・・・・と。


おまけに、酔っ払ってるもんだから

風呂に入ろうとした旦那の「あれっ!?パンツが1枚もない・・」

の呟きに、

「いや、洗濯はしてあるから大丈夫〜。ベランダの青空タンスから
 取ってぇ〜。エッ?なに?だ、だぁ〜いじょうぶぅ〜だってぇ〜
 はいても冷たくないってぇ〜。君が風呂に入ってる間、部屋の置いとけば、
 本来の乾いた温度をパンツも取り戻すでしょ〜〜〜!!」

と答えたりして、まんまと私たち夫婦の「普段」まで見られてしまった。


もう少し・・・

日々・・

気を引き締めて

生きることにした。



おしまい。


...




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