台所のすみっちょ...風子

 

 

蕎麦。 - 2004年04月03日(土)

おととい、旦那の友人が蕎麦を持ってきてくれた。

夜の11時の話である。

「今から連れて行く」という電話での旦那の言葉に

(なんで〜?何も今日でなくとも)と私が思ったのは言うまでもないが、

これ、食べてくださいと差し出された蕎麦を受け取って、

全てに納得がいった。

その蕎麦が、もう後のない、賞味期限があと一日しかないという

”ぎりぎり蕎麦”だったのだ。

とりあえず、表示は「賞味期限」で「消費期限」じゃなかったのが幸い。

後一週間は食べれる、、と、にこやかにお礼を言ったのだが、

言ってる先から、私はある苦い出来事を

思い出していた。


それは3ヶ月前、旦那の実家に行った時のこと。

帰り際に「これ、年末掃除してたら出てきたの。有名なところの

みたいよ。もらったんだと思うけど・・まあ、食べないから持っていって!」

と義理母からお蕎麦をいただいた。

家に帰って良く見てみると、

賞味期限がゆうに一年は切れた蕎麦であった。

期限切れを貰うというのは、多々ある話で、

それについては、「とにかく土産をもらった」という

お得感ばかりで、なんら心に苦さも残らないのだが、

その「小嶋屋」という店の名前。

その「長岡」という住所。

その「海藻挽きそば」という商品名。

その製造年月日。

明らかに・・・

おととしの夏・・・

私が義母に食べてもらおうと・・・


新潟から土産に買ってきた蕎麦だった。


おしまい。


...

再婚。 - 2004年04月02日(金)

夜、夫婦水入らずの団欒の時、

「明日、池袋に行ってこようかなぁ〜」と

何気なくつぶやいたら、

「どうして〜?」と聞かれたので

「だって化粧水も乳液も、もう一滴もないから」

と正直に答えると、

「おまえそりゃ〜女としてヤバイだろ〜。ブスになっちゃうよ」

と旦那に笑われた。

そこで、

「心配御無用、だってもとからブスだから」

とやや自嘲気味に言ってみたら、あろうことか、

それに対して何のフォローもなく、

それどころか、聞かなかったかのような顔をして、

黙って視線をテレビの方へと移す彼。


もし、旦那と別れて再婚する時は、

「おまえは目が小さくて、しらす目だけど、
 目と眉の間も異常に離れてるけど、
 ”鼻子”といいたくなるぐらい、鼻がでかくて長いけど、
 色気をまったく感じさせないほど、唇も薄いけど、
 毛穴が開ききってる肌だけど、
 年取った亀みたいに二重あごだけど・・・綺麗だよ」

と言ってくれる人と

一緒になってやる。


おしまい。


...

30点。 - 2004年04月01日(木)

私が最近もっとも信用ならないのは

天気予報である。

「暖かくなるでしょう」はイコール「寒くなる」でしょうであり、

「晴れ」は「雨」と同じ意味か?と思ってしまうぐらい、当たらない。

私の友人M美などは先々週会った時に

「これから暖かくなるっていうからコートをクリーニング
 に出しちゃったわよ〜」と

雨の中ものすごく寒そうだった。可哀相に。


予報といえば、うちの旦那は天気予報図にものすごく詳しい。

テレビでそれを見ながら、

「高気圧がここにあるからぁ・・う〜ん明日は雨だな」とか

言ったりする。


私の方はと言えば、それがまったく読めない。

中学生の時、理科で気象はちゃんと習ったのだが、

やたらくねくねした渦巻きの線は、年輪にしか見えず、

高気圧がここだから、低気圧がそこにあるから天気はこうなる、

という定義もまったくチンプンカンプンだった。

もちろん、テストの点も悪かった。なんと30点だった。

分からないので、解答欄に「明日は天気でしょう」とか

「曇り、ところにより雨」と適当に天気予報士調に書いたら、

先生に呼び出されてしこたま怒られた。


あれから、時を経た今、天気予報がはずれるたびに私は思う。

どんなに分析してもこの程度。

所詮、人類がその手中にすべてを収めようとすること自体が

おこがましいことなのだ。


私がテストで30点だったのも納得である。

おしまい。


...




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