台所のすみっちょ...風子

 

 

孤独。 - 2004年04月15日(木)

先週、うちの近所にできたショッピングモール。

連日大盛況である。

地元の人間はもちろんのこと、わざわざ電車に乗って

来る人もいるもんだから、歩道は大混雑で

駅まで自転車で行くこともままならないぐらいだ。


アドバルーンが上がり、犬やくまの着ぐるみが風船をくばり、

開店時間には、ちんどんやが太鼓をたたくのまでは、

私もアリだと思うのだが、

そこから少し離れたやや駅よりのバス停の脇に

つるっぱげの団子頭のオヤジが

きび団子の屋台まで出していたのにはかなり驚いた。


待ちに待った施設。

だが、日を追うごとになんだか私は複雑だ。

歩いている大半はわいわいがやがやと子供を連れた家族連れ。

または近所に住んでるママ友同士といった感じの人達。

その風景は、近所にこの華やかさを共有する友人がいないことを、

いやがおうでも私に感じさせるからだ。


「にぎやかになればなるほど、人が多ければ多いほど、

その中にいる「個人」は孤独になる。」

昔、大学の友人Sが言ったそんな言葉が

つい私の頭をよぎったりする。


けれど・・

だからといって...

その一角のスーパーに入った

新潟の寺泊から出店しているという魚屋「角○魚類」の兄さんに

ここにいる方達は全員新潟の方なんですかぁ〜?

私も新潟出身なんですぅ〜と声をかけ、

大いに盛り上がった後に頑張ってください!と

エールまで送って、上機嫌でそこを後にした今日の夕方の自分を、

いくら孤独を感じているからといって・・

・・・・・・・・・・・?

どうかと思う。


おしまい。


...

遺産。 - 2004年04月14日(水)

夜、旦那と火サスを見た。

今日は遺産相続をめぐる話で、

見終わった後、夕飯の後片付けをしていたら、

飲み物を取りに来た旦那が、

「あ〜、誰か俺にも遺産くれねぇ〜かな〜」

と言ったので、

「うちはどっからも遺産なんて入ってこないでしょ!
 それはね、地道にコツコツ努力して生活しろってことなのよ!わかった?」

と皿を洗う手を休めることなく整然と言い放ち、

ふと後ろの旦那の様子を伺うと、

生き方についての心がけを、

せっかく妻が説いてあげたというのに


彼ったら、、


「そぉお〜〜だねぇ〜」とやる気なく、、


右手で鼻をほじっていた。



おしまい。


...

再認識。 - 2004年04月13日(火)

9年間一緒にいる旦那は、私のことを何かにつけて

「まったく気が強いよなぁ〜」と言う。

しかし、そのセリフは今まで付き合ったすべての

男性から言われまくった御馴染みなもので、

私にしてみれば、だからどうした?てなぐらいでしかなく、

また自身も自分をそういう女だと思っていたりするのだが、

たまに(本当の私はそうなのだろうか・・?)と

心が揺れてしまうことがある。


それはどういう時かと言うと、、

例えば、、

「最近飽きちゃったなぁ〜、まっいいか、」と

生○への注文をしないまま外出し、

家に戻ってポストに挟んであった

「今週ご注文がないと、注文書のお届けをストップさせて
 いただきます」

というコメントの紙を見て、

「毎回80円の配達料を払っているのに、たった5回
 頼まなかっただけで、ストップとは片腹痛いわ!
 注文なんかできなくても、ぜ〜んぜん体制に影響なし!」

と散々悪態をつきながらそれをごみ箱にポイッと捨て

その数時間後、配達員から駄目押しのようにかかってきた

「今週もご注文がなかった・・・もんで・・・
 メモを残しましたように、注文用紙の配達も止まってしまいます
 ・・よろしければ注文を・・夜9時までコールセンターで
 受付ておりますから・・」

という電話にも、

(今、ご飯食べてたのにぃ〜)とかなりイライラしたくせに

受話器を置いた途端、猛スピードで残りのご飯をかっこみ、

注文用紙に印をつけるやいなや受話器を取り

「あの〜・・22番フィリピン高原バナナ一つ・・
 277番・・若鶏ウイングスティックひ、、ひとつぅ〜〜、、」

とオペレーターに向かって口を動かしている自分に

ハッと気がついた時である。


おしまい。


...




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