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ナンパ - 2004年06月06日(日) 暑かったからか、旦那がサーフィンをしに行った千葉の海岸に、 今日は女の子を求めて浮遊するナンパ野郎たち がチラホラいたそうだ。 彼が見かけたのは2人組みの女性たちに絡む18歳ぐらいの男2人。 「ね〜ね〜ね〜ね〜、、どこから来たのぉ〜?」 「東京の西の方ですけど・・」 「えっ!府中?」 「府中じゃないです!」 「これからさ〜、飲みに行こうよ〜!飲みに行こうよ〜!」 「・・・・・・・」 彼らの間ではこんなちぐはぐな会話が交わされたらしい。 それを聞きながら30半ばの旦那はこりゃダメだ!と思ったという。 彼が俺なら!という取って置きテクを話してくれた。 「まずさ〜、すみませんちょっといいですか? どこからきたんですか?って丁寧に聞くわけよ。 で、相手が地名を言うでしょ。そしてら、マジっすか!?じゃっ!って もうそれ以上は聞かずにサッときびすを返すわけ」 「ん?・・それじゃあナンパになんないじゃん!」 「それが手なんだなぁ〜、えっ?終わり?って驚かせるの そうすると、いったいこの人なんなの?って思うでしょ。 どういう人なんだろうって、俺に興味がわくじゃない」 旦那はかなりしたり顔。そしてここからが肝心!と続ける。 「でね、その場から離れようとすんの。そんで少し歩いたところで、 急に思い出したように、あ〜、そうそう!あと一つだけいいですか? って振り返って言うわけね。 また声をかけられて向こうは、今度は何?って思うじゃない。 そのタイミングで今日夜どう?って一気に攻めるの。絶対成功すんね!」 一度ケリがついたと思わせておいて、 あとから何気ないふうに聞き、落してゆく・・。 彼はこのやり方を・・ 名付けて・・ 「刑事コロンボ方式」と呼んでいた。 おしまい。 ... 歯科助手。 - 2004年06月04日(金) 「歯科助手の仕事って、意外と長くできないんですよ」 今通ってる歯医者の34歳の歯科助手さんから、 少し前にそんな話を聞いた。 だって技術職でしょ〜と不思議がる私に、 「う〜ん、、でもやっぱり男の人は若い人の方がいいんでしょうね〜」 なんて彼女は言う。 確かに、50とか60とかの年取った歯科助手は私も見たことない。 なんでも、リミットは35歳当たりだそうだ。 前に若い歯科助手に処置してもらったら、かえって痛くなった こともあって、私なんかある程度年齢を重ねた 経験豊富な人の方がいいのだが、オヤジも多く来る歯医者では、 若くてキャピキャピした女の子の方がどうやらウケが良いらしい。 今日、2週間ぶりに歯医者にいった。奥歯2本に銀の土台を 入れてもらうためだった。 担当してくれたのは25歳ぐらいの若くて可愛いい女性。 彼女は胸のあたりまである茶髪の髪を左右で2つに結っていた。 「は〜い、じゃあ入れてみますね〜」とか「綿つめますね〜」 などと言いながら、私の口を覗き込む度に、その束ねた髪が 揺れ、私の顎の当たりにさわさわと触れる。 ふ〜ん・・と私は気がついた。 こういうことが、オヤジ達にはたまらないのだ・・と。 (彼女が動いて、髪が揺れるということは・・同時に胸も揺れている・・・ そう・・弾みで胸が当たってしまうかも・・) と治療してもらいながら、彼らが想像をたくましくさせていることは 充分考えられる。 そりゃ〜若い娘がよかろうて。 おしまい。 ... 成功者。 - 2004年06月03日(木) 私は見てないが、映画「ラストサムライ」は 日本のアイデンティティーが、いかに西洋のそれに勝っている かを再認識させてくれる作品らしい。 日本人に生まれて来て、あ〜良かった、と思わせてくれる映画なのだそうだ。 言ったのは私じゃない。美容師さん。 先日、美容院に行った時、馴染みの35歳の美容師が そう解説をしてくれたのである。 日ごろ「アイデンティティー」なんていう言葉自体使わない私。 「う〜ん、、それは大和魂ってこと?」と聞いてみると 彼はゆっくりうなずき 「俺なんかさ〜、こう見ても、そういう日本人気質大切にしてんのよ 大和魂とか結構持っててさ〜〜」 なんて言う。 一見してチャラチャラした恰好の彼だが、大の大和魂好きらしい。 そして彼は熱弁を振るい続ける。 「大体、アメリカとかヨーロッパで活躍してる日本人は、見てると 大和魂を自分の中に持ってる人だね。まあ、そういった意味では、 俺なんか海外でも絶対成功するね!」 すごい自信。本当に立派だ。 だが、その時、私はというと、 着々と仕上げられていく自分の髪型を鏡で見ながら、 もう4年も通ってるのに、何故なんだ・・? どうみても不思議な髪型だろう・・という気持ちでいっぱいだった。 鏡の中にいたのは、真ん中で分けていた前髪を、7:3の割合で 無理やり分けられてしまった私。 短いから、ヘタに突っ立っちゃって、大きく盛り上がった その様は、そうそう!まるで図鑑かなんかで見た、 首長の頭にコブのついた草食恐竜のようだ。 「ねっ!たまに違った分け目もいいでしょ〜?」 という彼の弾んだ声を聞きながら、 私の思いは4ヵ月前のことにまで及ぶのだった。 そ、そういえば、前回はパーマで、疲れた酒場のママになったっけ。と。 申し訳ないが・・ 君に成功は遠い・・と思う・・。 おしまい。 ...
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