台所のすみっちょ...風子

 

 

借金 - 2004年09月18日(土)

初めは「こんなこと普通言わないよね」とか

「みんな何だか泣いてばっかじゃん」などと

どことなく冬ソナを斜めな気持ちで観ていた私。

だが、1巻・・2巻・・3巻・・4巻と借りるうちに

「そういえば、初恋の時ってこんな感じだったかも・・」と

すっかり忘れていた女心を思い出し、毎日借りて毎日深夜に観る

のが日課になってしまった。

そして昨日、ついにあと1巻で終わりというところまで

来たとき、自分の財布にぜんぜんお金がないのに気がついて、

申し訳ないと思いながらも、食費の封筒に手をつけてしまった。



その時、

サラ金で借金してしまう人の気持ちが・・わかった。



...

カナバカリ。 - 2004年09月16日(木)

私がニ十代の頃は決して仲が良いとは言えなかった父と娘だが、

設計の仕事一筋で私や妹を育ててくれた父を、私はかなり尊敬している。

だから、今回のマンション選びでは何かと彼に相談をすることも多い。


おとといも彼に電話をした。ちょっと気に入った物件があったからだ。

「このマンションどう?」

大まかに説明したあと聞くと

「とにかくカナバカリをそこから入手しろ!」と不思議な答えが返ってきた。

「カナバカリ」とは、どうやらそのマンションの詳細な構造断面図

のことらしい。

断熱材がどういう張り方をしているとか、床の構造はとか・・。


「カナバカリ」なんて耳にしたこともない。

どんな漢字?カタカナ?と聞くと父も忘れたと言い、

「う〜ん、今の営業マンにはカナバカリくださいなんて
 わからんだろうな〜」

と呟き、英語の言い方もあったハズでそっちの方が分かりやすい、と私に言った。

結局、その言葉も父は忘れていて分からずじまいだったのだが、

数分後、わざわざ電話をくれて、それが「ディテール」だということを

教えてくれた。

そして、お礼を言って受話器を置いた数分後にまた父からの電話。

「いや〜、さっきのは間違い。本当はデテールだぞ、デテール」


それは聞いてる私としては、例えば「ディスコ」と「デスコ」の

発音の違いでしかなかった。

けれど、父にとっては娘に対しての一生懸命な親心。

私は再びお礼を言った。

父はすごくうれしそうで、上機嫌で最後にこう付け加えた。

「それからなぁ〜、お母さんは今、真っ裸で目の前を通って
 風呂入りに行きました〜」



お父さん、それはマンションとはぜんぜん関係ない。


おしまい。


...

ビデオ - 2004年09月15日(水)

友人M子も冬ソナが良いと言う。

友人Yに至っては、韓国までツアーに行ってしまった。

そして、実家の母は父親に茶化されるのを恐れつつ、

こっそりビデオまで撮って観ていたそうだ。


世の中の冬ソナブームは終らない。

そこで、私も遅まきながら観てみることにし、

おとといビデオを借りてきた。

一気に全部は無理なので、とりあえず1、2巻。


「私これから冬ソナにハマッてみようかと思います!」

そう旦那に宣言し、借りてきたビデオを指差した。

すると

「おまえさ〜、まさか正規の値段で借りたんじゃないだろうな〜」と言う。

「そうだよ、なんで?」

「ばっかじゃーん!携帯からクーポン引っ張ってきて、
 それ見せれば半額だったのに」

「う、うそ、、どうやってやるの、、?」


自慢じゃないが、私は携帯を使いこなしていない。

というか、私は携帯に限らず説明書をほとんど読まない。

だから使える機能は当然、通話とかメールとか読まなくて事が足りるものに限られる。

だが、冬ソナは長い。半額の方が絶対お得だ。


早速旦那に教えてそのクーポンを手に入れた。

「え〜、これどこ押すの」「ね〜、押したけど画面が変わんないよぉ〜」
「ちょ、ちょっと〜、これメモに貼り付けってどうすんの〜」

などと騒ぎながら・・。

そして途中何度も

「ケッ!私は説明書なんか読まなくても、私は分かる女!
 なんて散々言ってたくせによ〜」

などと旦那にバカにされながら・・。


(今日から半額だわ)

1、2巻を朝6時に観終った時、私はすでにその日の

バイトの帰りに借りるであろう3、4巻に思いを馳せていた。




だが、3、4巻は借りられていた上に、

クーポンの有効期限はその日までだった。



残念!!



おしまい。


...




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