台所のすみっちょ...風子

 

 

ローライズ - 2004年10月13日(水)

洋服のことなのだが、

ちょっと前から私は、自分がこの年になって

どんな服を着るべきなのか、また自分が何を着たいのか、

さっぱり分からなくなってしまった。


たぶん、中年に差し掛かった女性で

そういう人は多いのではないかと思う。

この前見たテレビでは、中学生や高校生の娘とその母親

の服装は、あまり大差のない、今やボーダレスだそうだ。

みんな自己を見失っていると言ってもいいだろう。


先日、家の近くで自転車に乗った30代後半とおぼしき、

やや小太りの女性を見かけた。

黄色い長袖Tシャツにローライズのジーンズという出で立ちだ。

ピッタリし過ぎたTシャツにも、苦しいものがあったのだが、

何より私の胸を射抜いたのは、ジーンズの方であった。

股上のその浅さゆえ、尻の割れ目がくっきりはっきりコンニチハしている。

たぶん、普通に立って歩いていれば、そんなこともなかったのだろう。

サドルにまたがった、座った感じだったのがいけなかった。


30代後半の尻の割れ目を見て、いったい誰が喜ぶというのか?


私はこれからも、加齢と共に自分が着たい服を、似合う服を模索していくだろう。

だが、尻の割れ目だけは見せないようにしようと思う。


おしまい。



...

黄昏 - 2004年10月12日(火)

夕方、マンションを見に行った帰り、私の心は沈んでいた。

高い・・高いのだ。到底私達に買える値段ではない。

この地域での物件探しももう一ヶ月半。

週末、休みの度に車で片道一時間、いや、渋滞などで

下手すると二時間の距離を通っているのだ。

ここら辺りに住みたいというのは、私の我がままなのだろうか・・。

無理を言って、彼を困らせているのではないのか・・・。

疲れきった旦那の横顔に私は自問自答する。

先週、私のどうしても!というお願いに、彼は自分の気に行った

千葉のマンションの申し込みを断っていた。


もしかして、私が結婚相手じゃなきゃ、もうとっくにマンションは

決まっていたのかもしれない・・そんな気さえする。


「ねえ、私と結婚したこと、後悔してない?」

ふと、そんな言葉が口をついた。

すると、

「どうして?お前が毛深いから?」

旦那の視線は袖をまくった、私の腕にしっかり注がれていた。



そうじゃないだろ、、

悪かったよ、毛深くて!


おしまい。


...

心がけ。 - 2004年10月09日(土)

Yahooニュースを見ながら旦那に聞いた。

「ねえねえ、もし風が屋根とか吹き飛ばしそうな勢いで吹いて、
 雨も横殴りのザーザー雨でも、マンションのモデルルームは
 開くんだよね?」

「当たり前じゃん」

「それでも営業マンは出勤するってことだよね」

「そりゃ〜そ〜だろ〜。客が来て物件決めるかもしんないじゃん」

「じゃあ、ピザ屋は?」
 
「配達するでしょ」

「もの凄い雨と風でも?屋根飛んでくるかもしないんだよ」

「だって客商売じゃん」


一通りの一問一答の後、旦那が私に向かって言う。

「おまえさ〜、台風だからってバイトは休めないんじゃないの?」


やっぱり。


おしまい。


...




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