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太巻き。 - 2005年02月03日(木) 今日節分は、太巻きを食べる日だという。 関西の方ではそれを「恵方巻き」といって、縁起ものらしい。 だからなのだろう、 夕方、デパ地下に寄ってみたら、すし屋の前に太巻き目当ての 長い行列ができていた。 節分だということも忘れていたのだが、 人々が並んでいる様を見ていたら、なんだかむしょうに欲しくなり、 私も列に加わり、一本買ってみた。 太巻きの種類は3種類。 300円台のものと600円のもの。 それと、超豪華な1260円の名付けて「うず潮巻き」。 直径は人差し指の長さほどもある。 中身はエビを初め、卵、キュウリ、カニカマ、干ぴょう、しいたけと、 様々な具が入っている。なんでも、たくさんの福を、ぐるぐると、 うず潮のように巻き込んでしまえ!ということらしい。 今年は早々にして職を失うことになったばかりである。 引越しで環境も変わる予定。少しでも良いことがありますように、と 大奮発して、1260円のそのうず潮巻きを買ってみた。 私はそれを夕飯の一部にするつもりだった。 半分に切って旦那と私の分でそれぞれ皿に乗っけて出すつもりでいた。 ところが、さっきニュースを見たら、福や縁が切れるってんで、 なんと切ったらダメなんだと。 一本のまま、がっしり掴んでかぶり付くのがいいらしい。 旦那は帰りが遅い。当然、夕飯は別々である。 切るのがダメってことは、一緒に食べなければいけないということだ。 一口かじって次はハイ!あなた!という感じで交代でかぶりつくのである。 彼の帰りを待つしかないのか・・? だが、私は今、ひじょうに腹が減っている。 迷信と割り切ってやっぱり切ってしまおうか・・? 何時に帰って来るかケータイで確認しようか・・? 早く帰って来てあなた、とでもお願いしてみるか・・? 待つにしても、どうやってこの空腹に耐えようか・・? ・・・・? なんだか、ややこしいことに巻き込まれてしまったような気がする。 おしまい。 ... イメチェン - 2005年02月02日(水) 新潟の実家から戻る時のことだ。 「お盆の時に撮ったおまえの写真だわよ〜」と、 母が写真を何枚か持たせてくれた。 だが、それを見た瞬間の私の驚きといったら・・もう・・。 だって知らなかった・・・自分がこんなにも極道ふうだったなんて。 確か撮った場所は駅。 少し遅れて帰って来た妹を、母と先に帰っていた私が新潟駅まで迎えに行き、 何故かそこで母が写真を撮った。 その時の私はというと、 髪はヘアークリームをつけ、きっちりした1つ結びで、 顔はもちろんスッピン。ノーメークだから眉毛もない。 おまけにご丁寧にレンズが茶色がかった細身の眼鏡をかけていた。 自分でもどことなくヤバイと思っていたのが、 写真の中の私は明らかにカタギには遠い。 で、今日、歯医者に行ったら、久しぶりに会った歯科助手の人に 「髪型変えました〜?」と聞かれた。 そう、私は2ヶ月程前に美容院に行って、 ぼうぼうで伸び放題だった髪を切っていた。 その際、今風に前髪を作ってもらい、友人を初め まわりの人からは、前より良くなったと大評判である。 案の定、前髪作りましたね?と歯科助手の人も気がついてくれた。 私は聞いた。 「もう、切ったの2ヶ月も前なんですけど・・似合います?」 すると帰ってきた答えは 「ええ〜、なんかぐっと優しい感じになりましたぁ〜」 やっぱり・・ やっぱり私って恐かったのね。 おしまい。 ... 国盗り物語。 - 2005年02月01日(火) 前にこの日記に書いた、駅前の店舗。 コンビニが入ることは分かっているのだが、 一向に開店する様子がない。 ご近所のSさんとも、白い幕で入り口と窓は覆われたままだし、 どうなってるんだろうね〜とバイトで会う度に話していたのだが、 ある日、その店の窓にポスターのようなものが貼ってあることに 気がついた。 近寄って見てみると、 「成功して、天下を盗りたいと思うなら、オーナーやってみませんか?」 みたいな、まるで織田信長でも出できそうな、 国盗り物語のようなことが書いてあるのだった。 どうやら、まず店を作って、後からオーナーを募集する作戦らしい。 しかし、そのコンビニの先には、 他社のコンビニ2つが、ごく近しい距離で営業をしていて、 しかもそのうちの1つは業界トップのコンビニなのである。 山っ気を誘うように書かれた一言一句をマジマジと見ながら、 天下を盗れるような先見人なら、絶対、ここには入らないんじゃぁ・・・と、 私は思わずにはいられなかった。 おしまい。 ...
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