台所のすみっちょ...風子

 

 

再びの。 - 2005年04月11日(月)

土曜日、サーフィンから帰って来た旦那は嬉しそうであった。

波がすごく良かった、というのもその原因らしいが、

なんてったって、会ったらしいのだ。また再びカモちゃんに。

「今度は近くじゃなかったんだけどさ〜、遠くの方で相変わらず
 坊主みたいな頭、ポコって出したりしてた〜」

彼の声は前と同じぐらい弾んでいた。
 

旦那の話によれば、土曜日の鴨川はすごかったらしい。

青天の空の下、ひと目カモちゃんを見ようと、

ギャラリーがわんさかいたそうだ。

旦那が言う

「それがさ〜、写真撮ってるおじさんが多かったんだよね。
 なが〜い望遠レンズとか持って来ちゃって、本格的なんだよ」


ところが、かもちゃんはああ見えてもなかなかすばしっこいらしく、

「そこにいたと思ったら、次に顔出す時はこっちって感じで、
 すごく動くんだよね。だからおじさん達はそのたんびにカメラ
 持って、それに合わせて移動するわけ」


で、何度かあっちこっちと移動を繰り返した末、まったく動かず、

一点だけに集中してカメラを構える人々が出てきたという。

「その人達、ずっとサーフィンしてる俺たちに向かってカメラを構えてるんだ」


ちなみに、旦那が今日一緒に行ったメンバーは、

高校の時からサーフィンをやっている、I君と、超初心者のS君である。

「それって、みんな、浮いてるしかないS君をカモちゃんと間違ったんじゃん?」

私の口から思わず、そんな言葉が出た。


だって、S君は、今時珍しい・・・

坊主頭である。


おしまい。


...

猫2 - 2005年04月09日(土)

起きてカーテンを開けると洗濯機の上にまた猫がいた。

この前、洗濯機の洗い槽にハマっていた猫ではなく、

黒白のブチだ。

実はこいつ、我が家へ訪問回数が多いヤツである。

ベランダの洗濯機が大好きで、日向ぼっこをする時は

ほとんどそこ。


ヤツはまるで、公園にいる鳩のようだ。人なつっこいと思わせておいて、

近寄るとパ〜っと逃げて行く。

ある時などは、開けた窓から音もなく入って来て、気がつくと

タバコを吸う私の近くにちょこんと座っていた。


人の家の敷地内に足を踏み入れるときは、

挨拶ぐらいするのが常識というものだ。

だが、ヤツはフニャ〜とも、ギャ〜とも言わない。

だから、洗濯機の上で日向ぼっこをするヤツを、

私はその都度、ちょっと恐い顔をして追い払う。

ところが、追い払っても追い払っても、また来るのだ。



そして今日のヤツといったら、

いつものようなお行儀の良い日向ぼっことは違い、

洗濯機の上で、前足は体の方に引き寄せていたものの、

右の後ろ足が思いっきり伸び、洗濯機からはみ出てブ〜ラブ〜ラしていた。


あんなにシッシッ!とやられているのに・・・

リラックスしすぎで

笑った。


おしまい。


...

就活。 - 2005年04月08日(金)

火曜日。友人M子とお昼を食べた。

で、ついでに履歴書も買ってみた。


求人誌などによると、企業に提出する際の履歴書は、

空白の部分が多くあってはいけないそうで、

そういった意味で自分の書きやすい、自分に合った

ものを選ぶものらしい。

だが、普免以外に、なんの資格も取り得もない私である。

まさか、中学生の時、担任からの強制でクラスの大半が採れてしまった、

「実用英語検定3級」なんて書けない。


さて、M子とお昼を食べたあと、一度解散し、互いの用事を済ませ、

再度落ち合って、お茶をした。

店の中はいっぱいだった。

ふと見ると10代後半ぐらいの青年が、友人となにやら

話していたかと思いきや、バックの中から履歴書を出し、相談しながら

書き始め、また、後から入って来た、スーツ姿の20代半ばぐらいの

女性は席に座るなり、まだ何も書かれていない履歴書をテーブルの上に置いた。

さらに、視線を窓際のカウンターに向けたら、

ドレッドヘアーのボンバーな感じの、これまた10代後半の若い男性が、

求人誌を真剣に見つめている。


そんなに店は広くない。席数は30といったところなのに、この景色。

やはり、就職難・・。やはり皆、仕事を求めている・・と実感したその瞬間、

一番焦らなきゃいけないのは、年齢制限で思いっきり門戸が狭くなっている、

そう、こうしてM子と楽しくお喋りを4時間もここで続けている、

私じゃないのか?と思った。



おしまい。


...




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