ミドルエイジのビジネスマン
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2009年09月06日(日) 「アルゼンチン化」の危機迫る 堺屋太一

衆議院選挙は民主308、自民119と平均的なマスコミ予測を超えて、民主圧勝だった。

選挙の前に、堺屋太一が日経ビジネスの8月24日号で、現在の日本は最適農業社会を形成し、そこからの変革ができずに衰退したアルゼンチンとそっくりで最適工業社会を作り上げたまでは良かったが、その後の知価社会に対応できずに衰退していく可能性が高いと警告している。

全く、そのとおりだと思う。


2009年08月30日(日) 衆院総選挙

8月30日、日曜の朝8時半頃に選挙に行った。小学校の駐車場は空いているロットを探すのも苦労するほど自動車が並んでいる。中に入っても、いつもは選管の人にジッと見つめられるくらい暇そうなのに、今回は投票する人の流れができており、選管の人も名簿の照合に忙しそうだ。同じ時間帯で、いつもの選挙の3倍位のひと出だということで、最愛の妻と意見が一致した。午後から図書館に行くと、そこでも奥さんたちが選挙の話をしていた。通常なら人が並ぶこともない投票所で、今回ばかりは自分の前に5人もいて驚いたそうだ。


2009年08月23日(日) 民主党は300議席?

また、理想の休日をやってしまった。朝は美味しいコーヒーをいただき、お昼に自分の好きなつまみを選んでビールを飲み、そのまま昼寝。目が醒めてからは庭の木に停まったミンミンゼミの鳴く声を聞きながら、同じ姿勢のまま半日ピクリとも動かないアマガエルを友にウッドデッキの椅子で本を読む。夜は、レンタルDVDの「トゥウェンティフォー」を深夜まで堪能。はあ〜、これが私の理想の休日か。将来リタイアして、もし働かなくてもよくなれば、こんな毎日を送るのだろうか。

8月30日の選挙まで一週間となった。先週から今週にかけて世論調査が行われ、民主党は290から300議席以上も確保しそうだという。この春までは小沢代表の西松建設問題で、政権交代どころではなかったのに、鳩山由紀夫に代わってからクリーンイメージが浸透したせいだろうか。ついこの間までは240を超えて過半数に達するかどうかが焦点だったはずなのに、いつの間にやら定数の三分の二も夢ではなくなったそうな。

自民党の閣僚経験者や派閥の大物もうかうかしていられないそうだが、彼等は落選しても別に暮らしに困ることもなく、静かに政界を引退すればいいのだから、見方によっては暢気なものだ。そもそも、根性の捻じ曲がった無責任男の麻生太郎などを総裁に選び、日本のリーダーである総理大臣にしたのだから、自業自得ではある。

だが、民主党の政権になったとしても、一夜にして日本に理想社会が実現するわけではない。民主党の支持母体にしてからが、巨大労働組合なのだから、組織に寄生する組合員の既得権を奪うような改革ができるのだろうか。公務員の天下りを非難している自分たちも、実は自己の能力と努力だけで生きている人はほんの一部で、ある者は会社や団体にぶら下がって食い扶持を得ており、ある者は談合一歩手前の商慣習に甘えている。

今から20年も前の日本経済のバブル期に、心あるリーダーが日本の将来を真剣に考えていたならば、今のような惨状にならず、実力にあった国の姿に向かう理念を皆で共有していたかもしれない。


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