戯言。
2002年12月26日(木)  妄想もここまでくると....

とんでもねぇよ(-_-;
完ッ全にキャラ捏造だわ〜と思うんデスガ。
バイト中にふと思いついてレゴとフロの馴れ初め話考え
てた訳だ。
で、決め台詞も決まった訳だ。
※何故か自分は決め台詞からネタを膨らませていく傾向
にあるらしい

ここまできてふと出会ってすぐの2人は互いのことをど
う思ってたんだろう、と思いついた。
なのでメモというか書き出して見た訳だが、なんとまあ。
先に目をつけてたのはフロちゃんだった模様....
てっきり王子が猛烈アタックかけて半ば無理矢理落とし
たんだと思ってただけにちょっとした衝撃だ。
まぁその辺は明日にでも詳しくいってみようかと思う。
とりあえず今はもう寝ることにしよう....


2002年12月22日(日)  指輪的小ネタ・続き(0526)。

王子だけじゃ可哀相なので、フロ編も作ってみた。
てか王子編をフロ側から見ただけだけど〜
当時ちゃんと両方書いとくんだったよ....トホホ


***遥か -side.Frodo-***


−−−−−貴方の想いが、夜毎届くのです−−−−−


「夜が、明けなければ良いのに」


「フロドの旦那?」
「いや、なんでもないよ。さあ、もう休もう」

そう言ってフロドは毛布にくるまり横になった。
サムもそれに倣い横になる。
少しして、その場に漂う静けさ。

だがサムは知っていた。
毎夜フロドがそっと寝床を抜け出し、夜空を見上げて涙を浮か
べていることを。
危険だとは思いつつもサムはそれを咎めることは出来なかった。
フロドの思いが分かるから。
愛する者との別離が如何に辛いか、自分も知っていたから。


そしてその夜もフロドは1人、夜空を見上げていた。



周囲には静けさが漂うのみ。
でもフロドには聴こえていた。
かのエルフが奏でる、美しい調べが。



「聴こえるよ、貴方の想いが」


1人空を見上げて呟く。
目を閉じれば目の前に浮かんでくる、あの頃の日常。
彼の腕に抱かれ、その優しい歌声で眠りについた日々。
旅路は険しく厳しいものだったが、なんと幸せだったことか。


でもその手を離したのは自分。
彼は、彼だけには変わって欲しくないから。
あの優しい微笑みを失いたくはないから。
だから、逃げるように彼の許を去った。



でも自分の心は狂おしいほどに彼を求めていて。
どうしようも無いほど恋しくて。


「レゴラス、淋しいよ」

貴方に、逢いたい。
貴方の腕に抱きしめてもらいたい。
貴方に逢いたいよ、レゴラス。


でも、これは自分に課せられた使命だから。
これは僕がやらなくちゃいけないことだから。
だから、僕に勇気をください。



エルフのように聡い耳は持っていないけれど、貴方の声だけは
この耳に聴こえるのです。
まるでその腕の中にいるかの如く、貴方を近くに感じるのです。
貴方の青い瞳が僕を優しく見つめていてくれていたあの頃のよ
うに、心が暖かくなるのです。

同じ空の下ではあるけれど、遠く離れた場所にいる貴方の歌声。
その声が、込められた想いが、僕の心を癒し、強くするのです。

たとえ運命が僕達を分かとうとも、この想いだけは変えられない。


−−−−−レゴラス、貴方を愛しています−−−−−

(fin.)


フロド編。


2002年12月21日(土)  指輪的小ネタ(0526)

昔ぁ〜し作成した小ネタが出てきたので日記に保存。
コレ確か映画観て殆ど経ってない頃に思いついたような。


*****

遥か -side.Legolas-


−−−−−遠く離れた君に、歌を贈ろう−−−−−


「今日も、だな」
「毎晩毎晩、良く続くことだ」

フロド達と別れ、捕らわれたホビット達を救出すべく旅を続ける
アラゴルン・レゴラス・ギムリの3人。
共に旅をする仲間の数は減ったが、1つだけその頃と変わらない
ものがあった。

それは夜毎響くエルフの歌声。
かつてはその腕の中にホビットの若者を抱いて、そして今は彼を
想うエルフ1人で美しい旋律が奏でられていた。
その歌声は決して大きくはなくどちらかというと控えめな音量だ
ったが、何故か心に染み渡る不思議な響きだった。

その夜も変わらず聞こえる旋律。
アラゴルン達から少し離れた場所でレゴラスは歌っていた。
星々が輝く夜空を見上げ、ただ一人を想って。



「フロド........」


目を閉じると浮かんでくる、あの頃の日常。
かの小さき人をこの腕に抱き、語らった日々。


「レゴラス、貴方の歌声を聴くと心が暖かくなるんです。
 そしてね、強くなれるような気がするんです」

頬を染めてそう語る君の、なんと可愛らしかったことか。

「それはね、フロド。私の歌が君への想いそのものだからだよ。
 君はこの想いをちゃんと受け取ってくれているんだね」


はにかんだように微笑んだ君の姿は今、この腕の中には無い。


「随分と、遠くなってしまったよね」


彼は今頃、どうしているだろうか。
心細くて泣いていたりしないだろうか。
彼を想えば想うほど、恋しさが増すばかりで。


「−−−−−淋しいよ、フロド」


君に、逢いたい。
私の腕の中にいた筈の愛しい人。
君に逢いたいよ、フロド。


でも私には分かってしまったから。
悲壮なまでの君の決意が、分かってしまったから。
だから私は自分に出来ることをしよう。
攫われたホビット達を取り戻し、サウロンの僕を滅ぼして。
そして全てが終わったら、すぐさま君を迎えに行こう。


だから、それまでは。


君の心が休まるように、心を強く持てるように。
その蒼い瞳を曇らせずに済むように。
私は君の為だけに歌い続けよう。

同じ空の下ではあるけれど、遠く離れた場所にいる君に
私の想いが届いていると信じているから。

たとえ運命が私達を分かとうとも、この想いだけは変えられない。


−−−−−フロド、君を愛しているよ−−−−−


(fin.)


王子編。
とりあえず王子のセリフはかなりクサイかと(当社比


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