戯言。
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2004年07月01日(木) 鋼は難しい。
とりあえず書くには書いてみたが微妙。
やっぱ鋼は人様の素敵文章を眺めてる方がいいらしい(爆
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雨の日は、あの日々を思い出す。
この手で得たものと、失ったもの。
こうして眺めている限りは、何の変哲も無い唯の手なのに。
「大佐は雨、嫌いだと思ってた」
ふとかけられた声に横を向くと、先ほどまで目の前のソファーで本を読んでいた少年が真横に立っていた。
その視線は、さきほどまで眺めていた手に注がれている。
「これが、出来ないからかな?」
パチッと指を鳴らすと、素直に頷く。
「確かに湿度が高ければ発火布は使えないが」
「無能だな、無能」
「....人の話は最後まで聞くものだよ、鋼の」
ああ悪ぃ、と言いながら全く悪びれずに話の続きを促す。
「で?」
「まったく....確かに発火布は使えないが、戦い方は他にもあるだろう」
「デスクワーク三昧のオッサンが何言ってやがる」
「鋼の....私はまだ20代だ」
「オレからすりゃオッサンだろ、三十路に片足どころか殆ど両足突っ込んでる癖に」
「....人生経験が豊富だと言って欲しいね」
「女性経験、の間違いじゃないか?」
ああ言えばこう言う。
だが、彼との会話はそれでいて心地良い。
「それで、何故[思ってた]と過去形を使ったのかね?」
気になっていたことを問うと、少しバツが悪そうに。
「なんとなく。雨と手、見ながら微笑ってたから」
「....私は、笑っていたかね?」
「ああ。それに、嬉しそうに見えた....ちょっとだけ、だけど」
「.................そうか」
どうやら今日は少し気が緩んでいるらしい。
それもきっと、この金色の少年が傍らにいるお陰なのだろうが。
沢山の人の命を奪ったあの戦い。
命令とはいえ数多くの命を、その可能性の芽を摘み取った自分。
自らの生み出す焔に、生きながら焼かれる人々の断末魔の悲鳴。
大事な人を目の前で殺される人々の悲鳴、怒号。
眼前には、文字通り消し炭になった、人であったモノ。
あれから数年経った今でも、頭から離れない。
いや、一生離れはしないだろう。
それでも至高の場所を目指し、進み続けるのだ。
あの光景を、悲鳴を、そしてこの痛みを無駄にしない為に。
その手段として、また殺す。
「大佐?」
いきなり黙り込んだ自分を訝しく思ったのか、こちらを見やる。
真っ直ぐな瞳に屈服しそうになる自分を叱咤しつつ、何事もなかったかの様に話を続けた。
「すまないね。君の熱い視線を感じたものだから」
「ンなもん送ってねぇッ!」
「そうかね?照れなくても良いんだよ、鋼の」
「だから、照れてもいねぇっての!」
顔を真っ赤にして叫んでも説得力はないのだがね。
まだ何か喚き続ける彼を腕の中に抱きこみ、柔らかい髪に顔を埋める。
「なっ....」
何しやがる、と再度怒鳴ろうとする彼の声を遮り。
少しだけ、本音を吐き出した。
「確かに、私は雨の日は嫌いではないよ」
「無能な癖に?」
「だから....だよ、鋼の」
そう言って更に強く抱きしめた。
雨の日は、無能。
無能だからこそ、安心できるのだ。
今日は焔は出せない。
あの光景を見ずに済むのだ、と。
勿論軍人であるからにはそれなりに体術も修めてあれば銃器も扱える。
当然それらもかなりのレベルであり、殺傷能力も高い。
それでも焔が出せないというだけで安堵する自分がいる。
この血塗られた手を、洗い流してくれるような気がするから。
少しだけ、ほんの少しだけ、かつて夢見ていた鮮やかな未来が見えるような気がするから。
あの頃掴みたかったモノに、手が届きそうな気がするから。
そして、この真っ直ぐな少年に躊躇い無く触れることができる様な気がするから。
「....大佐?」
再度押し黙った自分に、かけられる声も自然と不審げなものになった。
参った。
聡い彼のことだから、迂闊なことは言えない。
腕の力を緩めて、視線を合わせる。
「鋼の、君は雨の日は嫌いかね?」
「オレ?」
「ああ」
「そんなこと考えたこともないな。まあ雨が降らないと生活にも支障が出るし....あんまり降って列車が遅れるのはご免だけど」
あまりにも彼らしい答えに、くすりと笑いが漏れた。
「自分で聞いといて笑ってんじゃねえよ、バーカ」
「馬鹿とはなんだね、馬鹿とは」
「んじゃ無能」
「........鋼の!」
あまりの言い様に更に緩んだ腕の中から抜け出し、もう行くから、とドアの方へ歩いていく。
瞬く間にすり抜けていった温もりを惜しみつつ彼を見やると、ドアを開けながら振り返った。
「オレも雨の日は嫌いじゃないぜ。....どこぞの無能大佐が先走って危険なことに首突っ込まなければな!」
そう言ってバタンと音をたてて扉を閉めて出て行った。
その顔は真っ赤になっていることだろう、見なくても分かる。
他でもない、君が私のことを気にかけてくれていると思えば尚更。
「私も今までより好きになれそうだよ、雨の日が」
嫌いではなかった、雨の日。
これからはあの日々とともに、思い出すのだろう。
先ほどこの手の中からすり抜けていった、金色の少年を。
そして彼がくれた、優しい言葉を。
未だ少しだけぬくもりの残る手を眺め、静かに、微笑んだ。
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やぱ締めがクソだな....ぐあぁ。
っていうかこれロイエドか?ロイ&エドの間違いじゃねぇのか?
しかも合うお題が無かったので無駄だなぁコレ。
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2004年06月30日(水) 見たけどさ。
え〜なんと申しますか....凄いねアニプリ。
以上だ。行って良し!
※以下ネタバレ注意
とりあえず巷での注目ポイントは、予測する限り
・手塚おかえり
・プルタブと缶結成秘話
・手塚をめぐるドロ沼三角関係
こんなもんか?
ちなみに跡宍菊リョ・狭量極まりない自分の注目ポイントは
・長太郎憑いてます
・ところで手塚さん、ドイツからそのジャージでいらした訳ではなかろうね
・榊太郎(43)!!!!!
・梶本、宍戸さんの隣キープしすぎ!いつの間に仲良しに?!
・手塚、リハビリ中でこれっしょ?強すぎでね?
・宍戸さん跳びすぎ!(笑
・宍戸さん露出度高すぎ、R指定必須じゃね?(ぉ
・カーワイイじゃねぇのよ宍戸さんvv
・長太郎、さすが[サーブだけ!](言うなそれは
・歓迎会とかしてる場合かおい
・何故こう都合よくこのメンバーが揃ってんだろうね
・そしてユニット結成
・っていうか跡部様にそんな甲斐性あったとは知らなかったぞ(笑
・サナーダは歌も歌える!
・そしてフツーにいい感じの曲であった
・でも声質的には千石と伊武が合ってんな....千石上手いなぁ♪
・筋トレ中も帽子着用のサナーダ
・跡部様の手塚語り....なんかキャラ違う
・ヒューイットvsフェデラー見てぇ....でもBSオンリー(涙
※CMの話
・だから跡部様はこんなにホイホイ心境を暴露するキャラか?
・手塚語りなんざしなくてもサナーダ挑発するなんざ楽勝だろうが
・ユニット結成の時みたくすりゃいいのに、それがアンタだろ?
・いつの間にジャージ脱いだのさ?さすが早脱ぎの跡べー(笑
・跡部様は赤ではない!サナーダは青ではない!
・ところでこれはテニスですか?天下一武○会ですか?
・宍戸さんが跡部様ほめた
・跡部様スタミナなさすぎ!!!(笑
・忍足、ダチなだけあって良く分かってるじゃん(決して忍跡ではない
・跡部様と樺地の絆は強いらしい
・っていうか城成湘南のタレ目....すげーなおい
・余談だがサンプラスは確かに強いがそんなに好きではなかった
・宍戸さん自慢げに言うなよ「来るぜ、跡部の十八番が!」
・てか輪舞曲、受けてはいないけど何度も見てるでしょサナーダは
・ヘタレ跡べーも良し、でもこのヘタレ方は気にいらねー
・宍戸さん跡部様の状況に一喜一憂....
・タレ目技コピる樺地コ、コワッ.....
・でも樺地最高!(爆笑
・タレ目くん、やっぱ跡部様狙いだーね...真田は無視かよ
・梶本も宍戸さんに憑いている....いつの間に!
・手塚に気を取られてると宍戸さん持ってかれるぞ(黙れ
・教えてやろう跡べー、サナーダの弱点は[若さがない]
・跡部様、これテニスアニメっすよ?目おかしなことになってますよ?
・跡べー....今何したの?
・榊太郎(43)、足短いよ大丈夫?(笑
・跡部様とサナーダ当確。残り何人?
・なんだなんだこの金髪くん....
・予告編が菊リョ!!!
見事に狭量極まりない注目どころであった。
手塚関連はねぇ....
ま、ワタシ的には愛ではなく執着?
....ん〜違うなぁ、やっぱ純粋に強い奴に挑みたいんだろうね。
だって愛は宍戸さ(以下略
っていうかサナーダの「お前の手塚への思いは知ったことではない」発言がいかんのではないかと思いつつ。
あの発言が見事に跡→塚を演出してくださってるんだ、間違いない。
ま、サナーダと跡部様もいいライバル関係になったらしいしいっか。
っていうかほんと原作とは別モノだと思って見ないといかんね。
そのぶん先日の「うちの跡部ですら」発言は萌えに萌えた。
どーでもいいけどほんと、手塚手塚言ってると宍戸さん攫われるよ?(笑
で、結局のところ跡部様の新技ってどんなんだったワケ?
まさか目の色変幻自在、とか言わねーよな(笑
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2004年06月29日(火) φ(.. )戦国無双メモ。
とりあえず有るなら明智×蘭丸ではなく蘭丸×明智とみた。
明智→蘭丸は家族愛基本、黒蘭丸出没警報。
言うなれば陸遜→周瑜に通じるものアリ、ってかほぼまんま?
以上、戦国無双の腐れ感想。
***
戦国無双的斎藤家の日常。
「光秀様!」
[蘭丸、明智に飛びつく。言うなればリョに飛びつく菊の如し]
「....蘭丸、いきなり飛びつくなといつも言っているでしょう」
「ごめんなさい....光秀様を見つけたら嬉しくて、つい」
[きっちりがっちり明智に取り付き擦り寄る蘭丸に明智、苦笑]
「まったく....以後気をつけるように」
[ぽんぽんと頭撫でる明智。完全に兄さん役と化している]
「はい、光秀様(にっこり)」
「........織田に嫁ぐのはいいけれど、あれを野放しにして行かなければならないのは心残りよね」
[嫁入りを控えたお濃、子猫の皮を被った狼蘭丸に危惧]
***
ほら、書くだけなら書けるでしょ?(違うだろ
でも書けるとしたら平和な斎藤家時代に限られるかもね。
嫁入り前のお濃は明智の姉さん的存在だと嬉しい。お濃大好き♪
でも実際は明智の方がかなり年上なのだが....ま、無双だしいいや(ぉ
ていうか陸瑜より書きやすいぞおい。
やっぱ周瑜には伯符いるし(待て)、お濃的キャラいないからなぁ。
***
「宍戸さーんッ!」
[長太郎、宍戸さんに飛びつく。言うなれば(以下略]
「うわっ....長太郎、何しやがる」
「すみません....宍戸さんを見つけたので、嬉しくてつい」
「つい、じゃねえ....!」
[ぼすっ]
「痛ッ....!」
「悪いな、鳳。手元が狂った」
[跡部様、現場に近寄る]
「何言ってるんですか跡部さん!狙って打った癖に....」
「分かってんならその無駄にデカい図体サッサとどけろ」
「........」
「おい長太郎、いい加減離せよな。暑っ苦しい」
「暑苦しいって宍戸さん....」
[どかっ]
「ぐっ!」
「....ふう、助かった」
「いくらなんでも蹴らなくてもいいじゃないですか!」
「あぁん、ウルセーよ鳳。行くぞ宍戸、柔軟付き合え」
「ああ、いいぜ?ちょうど俺もまだだったしな....誰かのお陰で」
「................宍戸さーん!」
うちの長太郎っていっつもこんなんばっかだな....悪いね。
しかもお濃みたく眺めているはずの無いうちの跡部様(笑
***
「おっチビ〜!」
[菊、リョに飛びつく]
「....先輩、重いッス」
[これはリョのお決まり文句だわな]
「会いたかったよぅおチビ!」
「朝練で会ったでしょ」
「朝練で会ってからもう4時間も経ってるじゃん!」
「4時間くらい我慢出来ないの?」
「ムリムリ絶対ムリ〜!だっておチビが同じ校舎にいるんだよ?」
[菊、真剣。リョ、やや呆れつつちょっと嬉しい]
「....分かったから、ゴハン食べない?腹減ったッス」
「ほいほい♪こっちおチビのファンタね?」
「ありがと。先輩のは?」
「こっちはオレンジなのだ☆味見する?」
「する。先輩もこっち、味見する?」
「もっちろん〜♪んじゃ」
「「いただきます」」
菊リョは和むねぇ。
***
「やあ英二、奇遇だね」
「え、不二!?....と手塚?」
「ああ....奇遇だな」
[言うまでも無いが偶然を装った必然である]
「.............................ッス」
[リョ、警戒態勢(笑]
「学食で食べようと思ってたんだけど、あいにく満席でね。だからこっちに来たんだけど....ねえ手塚」
「...あ、ああ」
「でも良かったよ、こっちに来て。英二がいるとは思ってなかったからね....ご一緒してもいいかな?」
うわ、お濃じゃなくて魔王が出てきたよ....
さて、この後どうなるでしょう(笑
どうやらうちの不二様は最近菊狙いらしいです。