AS ‖BAGDAD Cafe‖ 暇喫茶的育児休暇

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日々つれづれ、育児休暇中の日記です。(2002/8-2003/3)
その後ぐら小学4年生、ぐり小学2年生になり
中学受験を視野に入れた勉強の記録

2002年08月13日(火) お盆

今週はお盆モード。自宅にいるだけなんだけど、スーパーに行くと水菓子が売っていて、なんとなく風情がある。

独身で働いていた頃のほうが、もっと無意識のうちに入ってくる情報量で「お盆」的なものがありそうなものだけど、今のほうがしみじみと感じられる。きっと情報があっても受け皿の自分のほうに余裕がなければ風情など感じられないものなのだろう。それとも年齢のせいか(笑)

風が吹き、暑いがもう季節は秋に向かっていくのだろう。ぐりぐらは相変わらず家にいるが昨日より今日のほうが自分に気持ち的に余裕がある。やはり段取りと慣れなんだろうなあ・・・・

今日も狭いベランダの鉢植えを押しのけてプールを出し、ぐらを入れる。なんとなくグリーンの中の子供用プールなんだけど、ふとリゾートのプールを思い出す。バリとか。斜めの天井にプールの丸い小さな水面が反射している。外用の折りたたみ椅子に座って足をプールにつけながらぐらと遊ぶ。小さな夏。

夕方ぐらが昼寝から起きるのを待って図書館へ。ぐらはちゃんと歩いていって律儀に本をカウンターに持っていき、また借りる本を持っていっていた。帰りにオレンジジュースを飲んで、空の箱を一目散にごみ箱に捨て、「まだ遊ぶ?」と聞くと
「トーマスとくまさんの本持っておうちかえる」と言う。男の子だがかなり内弁慶のようだ。生まれる前の「男の子」のイメージとはかなり違うのだけど。


旦那は今日は職場もお盆モードのようで6時に帰ってきた。が、突然ビールを飲んでゆっくりしだして、こちらはもちろんイライラ。家事を自然に分担できるタイプだと思っていたが、結局ある変な責任感を持って「育児休暇中は・・」と思ってやっている私が割を食う形になっている。うんざり。離婚する可能性もあるのなら仕事はなおさらやめたくない。離婚したいのに経済力がないからできないなんてそれだけはご免だ。男はみんなこんなもの?

ぐりはぐらが好きでよく目で追うようになる。あやすとおしゃべりして顔をくしゃくしゃにして笑う。かわいい。
うちの母が「ぐらは大仏顔だけど、ぐりは仁王顔だね」と言っていた。言い得て妙。

2002年08月12日(月) 0歳2歳の兄妹を持つ母親の1日

土曜日は朝昼晩とご飯を作る、歯医者に行く、買い物するで明け暮れた。
日曜日は旦那の実家のお墓参りのあと、家にころがりこんで料理をさぼり、ひたすら休養・・・ありがとうお義母さん。
で、今日。先週の金曜日に保育園の担任の先生から「育児休暇中のお母さんはお盆の間はできれば遠慮していただくことに・・・・子供さんとのふれあいを・・」と言われ、あまり自分的には納得できたわけではないけれどもとりあえず一週間一緒にいることにしてみた。
しかし、朝はやっぱり6時起き。ぐらは起きた途端私を「まんま〜」と呼びつづけて私が自分の布団のところにくるまで呼ぶ。つまり寝つづけることは不可能。ぐりもその声で目がさめてごきげんにジタバタとしている。
結局保育園にいくスケジュールのまま朝ご飯が終わり、そのあとぐらをテレビの前に、ぐりはリズム的にひと寝入りする時間なので寝かしつけて急いで晩御飯の支度。適当にぐらに声をかけつつ終わるとビニールプールの用意。ぐりが泣き出して授乳したり、プールからぐらを上げたりしている間にあっというまに11時、そこから子供達をだましだまし玄関とトイレの掃除をしてすぐ昼食。ぐらのマナーの最悪な食事に怒りつつ付き合う。椅子にすわっているうちにぐらが昨日の寝不足からかうとうとし始め、そのまま昼寝へ。ぐらが昼寝をしている間にぐりをお風呂に入れて(相変わらず沐浴状態)授乳している間にぐら起床。食べ残してあった昼食を食べつつ「千と千尋の神隠し」のDVDを見て、午後4時。もう家にいるのは限界とぐらを歩かせ、ぐりは横抱っこ紐で近くのスーパーへ買出し。ぐらは快く歩いて買い物をカートに入れて楽しんでくれた。ぐりと買い物をもってひーひー言いつつ帰宅。洗濯しつつ、洗濯ものをたたみつつぐりが眠くて愚図ってくるのをなだめつつ「アルプスの少女ハイジ」をぐらと見る。再放送。懐かしい。ここの時点で6時。
ここからが修羅場と化す。ぐりは何回か寝付かせても本寝まで泣いて起きるのでぐらと夕ご飯を食べつつ、泣くと抱っこしに行く。ゆっくり夕食なんて食べられない。ぐらは昼に引き続き最悪の食事マナー。でも妹が4たび泣いていて、私が「しばらくほっといてみようかな」と思いつつ箸を動かせていると「まんま〜ぐりちゃんだっこして。ぐら大丈夫」とか健気なことを言う。ぜんぜん大丈夫じゃないんだけどな。ほら高野豆腐ばっかり食べずに野菜たべなさーい。イライラして私の語気もどんどん荒くなる。ぐりはもう絶叫状態。他のときの泣き声はかなり女の子らしくか細いのに・・・ここで帰宅した旦那が「マンションの入り口から聞こえててまさかぐりだと思わなかった」ほどらしい。
ぐらの食事の残骸を旦那におしつけ、ぐり寝かしつけ。旦那にぐらをいつもどおりぐらをお風呂に入れてもらおうとするも、ぐらからの「まんまとはいる」と言う逆指名であえなく玉砕。一緒に遊びつつ入って出て・・・ここで8時半。

ここから私が起きていられるようなら自分の時間になる。

結論、0歳2歳の2歳差のお子様を育てるってことは、自分の時間をあきらめることです。少なくとも昼間はあまり考えずにひたすら子供の面倒をみて子供と話して子育てを義務と考えずに道楽と考えて面白いところを日々見つけていけば、あまり精神的には疲れないかも。
慣れない私は今日は旦那が帰ってきた時点で電池切れです。精進せねば。
しかし、うちの子2人は上はやんちゃながらも臆病で、聞き分けがいいし、下は下ですぐ寝つくしにこにこしているかなり育てやすいタイプだと思うのだけど・・・
それなのに疲れてしまう自分に罪悪感である。とほほである。

2002年08月09日(金) 昨日も沈没

いやはや、昨日も9時に沈没。困ったもんです。こんなことで復帰後持つのだろうか・・・自分の体力に不信感。暑さと慣れない運動との相乗効果なんだろうな。きっと。ぐらのほうが私より遅くおきてて絵本持って不満そうだったそうな(旦那談)

やっと送り迎えエクササイズの一週間が終わる。体重は一キロ減。やはり嬉しい。これであと産前まで1キロ。毎日の運動はやはりいいんだな・・と信じて頑張るしかない。

ぐらは送りのときに泣かなくなった。保育園に送っていくときはよく喋り、笑うのだけど近づくにつれ無口に。で、ぽつりと「まんま、さみしかった」これはどうやらこれからさよならするから寂しいという意味だ。けれども、ぐっと泣くのを耐えている。ぐっと耐えて私のところから部屋に走りこんでいって先生に抱きついて悲しみをこらえている。2歳3ヶ月の子供にこんな感情の機微が備わっているのをみるとつくづく不思議だし、よけい切ない。この自分のせつなさも忘れないようにして、ぐらが反抗してイライラするときに切り札にしておこう。
テレビで今日五木寛之が三部作となるエッセイではじめて幼い頃に死んだ母のことを書く気になったと言っていた。男の子にとって母親というのは不可侵な存在なんだな。きっと。「男の子はいつまでもママのもの」って言葉を聞いたことがあるけど、聞いたときはマザコンの匂いを感じ取っていたけど、違うのかもしれない。

今日はぐりの定期検診・・・てのは1ヶ月検診で心雑音でひっかかって心エコーの検査を受けると心臓の大動脈の弁がちょっと狭くて(大動脈狭窄)圧がかかっているらしく経過観察なのだ。ぐりは私のお腹でその生命を受けたときから波乱万丈の道を歩んできた。流産の疑いから私のC型肝炎疑惑、サイトメガロウイルス感染の疑い、出産は安産だったけど出生2日後の発熱、そして心雑音・・・
今回もぐりの生命力を信じているよ。かあさんは。あなたの生命の強さを。

2002年08月08日(木) 少年時代

なんだか空が高く、雲と青空のコントラストがきれいな日。風も強くてあまり湿度も感じず快適。
私のなかではこれが理想の「夏の日」
バウンサーに座ってまどろんでいるぐりが眠りながらにっこり笑う。
ああ幸せの一瞬だなあ・・・さて掃除掃除。

旦那が昨日かけていた井上陽水のアルバムをそのままかけてみた。一曲目は「少年時代」ああ、この天気にはぴったりだな。昔カラオケで歌ったよななど思いつつ這いつくばって拭き掃除をする。しかしよく聞いていた頃はメロディがまあまあ好きで歌詞などほとんど耳を素通りしていたのだけれど、よくよく歌詞を聞いてみるとなんだか「ああ、それってそうだよなあ」と共感している自分に気がついた。(相変わらず意味不明な歌詞も多いけど・・・陽水はさ)これは陽水の世界に自分の経験値がおいついたってこと?
過去にもあったよ。「サザンオールスターズ」の歌詞、これもメロディが好きでよく聞いたけど歌詞は素通り、でも妙齢(笑)になってからああ、この歌詞の意味はそういう意味だったのだ、なんて納得していた。
昔読んだ本を今読み返してみると違う感想、違う共感ができるかもしれないね。

子育てネタとは少し離れてみました。

2002年08月06日(火) 保育園の送り迎え

昨日もぐらの添い寝・・というより絵本を読んでと催促するぐらの横でいつのまにか寝ていた。
夜9時・・・・ということは私は夜9時から朝の5時まで8時間睡眠を実行したことになる。なーんて健康的な生活(自爆)
ぐらが寝た後の時間が自分の自由時間だというのに・・・く〜
もちろんぐりの授乳があるが、昨日は12時と朝5時の2チャンス。かなりまとまってきました。嬉しい。楽になったもんだ〜

さて、夜には比較的強いこの私のこの疲れかたはなんなんだ、産後2ヶ月だと体もあまり戻っていないのかなあ・・・
髪も抜け始めたしと思っていたけど、これは保育園の送り迎えが原因だと見た。
今は育児休暇なので保育園で預かってもらえる時間は定時の朝9時から4時まで。
働いているときは朝の送りは旦那、帰りのピックアップは私となっていたけど、定時では旦那の会社の定時には間に合わない→送り迎えともに私になってしまった。
 保育園には徒歩15分、電車でも15分である。というのは私の住んでいるマンションから最寄駅まで5分、電車で3分で次の駅に到着、保育園はその駅から5分強なのだ。徒歩だと、保育園まで続く遊歩道(両脇に木が植えられ、車は通れない)がある。
 電車だといろいろ大変なので、「ひとつ体力作りと産後のシェイプのために歩いてみよう」と炎天下歩いて送っていき、また取って返し、お迎えにはまた歩いていって、かえりはぐらをB型バギーに、ぐりは横抱っこ紐で連れて帰る。これをはじめて5日目なんだけれども、かなり体力を消耗する(あたりまえだ)
でも、結構便利なほうに流れるより、自分自身の体力をつけたいっていう能天気なぐらい前向きな姿勢って変かな。どうだろう。けっこう楽しんでいたりもする。

心配なのは生後2ヵ月半のぐりなんだけど、彼女も何となく楽しげだし、行って帰って50分×2セットの散歩もあまり苦痛じゃないようだ。ということで続行予定。

これを書いているのは夜なんだけど、今日は眠くならず平気だ。結局慣れなのかな。

問題は雨の日、電車でも大変そうなので、去年とった途端にペーパー化している私の免許の錆を落とさなきゃなあ・・・今だに車庫入れもできないってのは問題だな。

今日の昼は、あさってにパンを作るのでいるというぐらの三角巾、エプロン、ついでに共布でマスクも作ってみた。着せてみたらなかなか似合って可愛かった。
どうかエプロンの似合う家事能力の卓越した大人の男になれよ。将来売り手市場だからさ(^^ゝ

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