AS ‖BAGDAD Cafe‖ 暇喫茶的育児休暇

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日々つれづれ、育児休暇中の日記です。(2002/8-2003/3)
その後ぐら小学4年生、ぐり小学2年生になり
中学受験を視野に入れた勉強の記録

2002年09月15日(日) 友人来訪

仕事がらみで就職してから仲良くしている友達3人が遊びに来た。みんな同業者なんだけど違う会社。子供ができるまでは夜な夜な(?)飲んだり旅行に行ったり遊んだり。みんなこのまま働きつづけそうなタイプの子ばっかりだったんだけどそれぞれの事情があり・・・という感じで結局子供が出来て働きつづけている友達は少ない。残念だけど仕方ないよね。あまり育児と両立しにくい職種だからなあ。

ひとりは妊娠して退職して現在専業主婦。ぐりぐらと同じ年まわりの子供達がいる。ただ、彼女のところは上が娘さんで下が息子さん。ひとりは結婚して子供はまだ。もうひとりは独身。と三者三様という感じ。愚痴も三者三様。
それぞれの近況報告・・・ぐらいであとはのんびりと話もできない。仕方ないとあきらめてるけど、でもたわいない話だけでも来てくれるのは嬉しい。
ぐりはなんだかただならぬ気配(笑)を察したのかめずらしく愚図りっぱなし。縦抱きすると落ち着くんだけど、横にして授乳しようとすると顔を真っ赤にして泣く。ちょっと困った。ぐらは昼寝から覚めると知らないお姉ちゃんたちがたくさんいるのではじめはちょっと人見知りしていたけれども、やはりお姉ちゃんがいっぱいというのは嬉しいらしくて、ケーキを食べている時に話し掛けられてニヤニヤとしていた。最後のほうは自分の持っているおもちゃや絵本を誰彼構わず説明したり絵本を次々読んでもらったりしてご機嫌だった。
夕方5時ぐらいに潮がひくようにみんな帰った後、ぐらがぽそりと「さみしくなっちゃった」と言っていた。一緒にきていた同じぐらいの年の女の子とももう少しお近づきになりたかったみたいだけど、相手にしてもらえなかったようだ。(泣)このぐらいの年齢の女の子と男の子ってほんとに精神年齢が違うと言う感じ。ぐらは子供子供してるし。でもほんとうに楽しかったんだね。きっと。
みんな、来てくれてありがとう。

で、ダンナは何をしていたかって?「子守りしてくれる人がいっぱいいるからリフレッシュしてきていい?」と近くの山へウォーキングに行っちゃいました。みんな知っている顔なのでちょっと我儘・・と言う感じで。「みんなに山に芝刈りにいきました。ごめんね、っていっておいてね」だってさ。

お土産を持って帰ってきました。木のおもちゃの笛とがらがら。笛はぐらに、がらがらはぐりに。心遣い、嬉しいです。

2002年09月14日(土) ぶどう狩り

なるものに行ってきた。第2子が誕生して3ヵ月半、どうしても2歳違いの子供達をつれて外出ってのはなんとなく気が重くて・・・・という私になりかわり、週末ごとに小さな予定をたててこまごまと用意し、実行してくれているダンナの「モノより思い出」企画第2弾である。第1弾は奈良の実家に帰って奈良めぐりです。

昔むかしに「なし狩り」と「みかん狩り」には行ったことのある私。どっちも案外食べられなくてもちろん冷えてないからおいしくなくて、あまり食べられなかったというマイナスイメージが先行していたけど、ぶどうはよかったです。
というのはぶどうってのは棚に木を作ってあるので、下は木陰になってて涼しくて、その頭上に見事なぶどうがぶらんぶらん下がっている。それをはさみで切ってバケツの水で洗って即食べる。むく必要性なし。これがけっこうひと手間だけのことなんだけどポイントは高い。で、下には藁が敷いてあっていい香りがして・・・というけっこう「食べ放題」が嬉しいというよりその「のどかな環境」が良かったりする。
ぐらがぶどう好きなので、シートに座り込んですぐ黙々と食べだした。ひと房食べてお茶とか、お菓子とか食べつつ・・と言う雰囲気。ぐりは持っていったバウンサ−でゆらゆらにこにこ。ああ牧歌的な休日。ここまでは良かった。

昼1時をまわった頃、お腹も一杯になってぐらの眠気はピークに。で、ぐずるぐずる。「おうちかえりたい〜」と号泣。おいおい。それで起きたぐりもぐずるぐずる・・・というころでここも早々に退散しました。もっとゆっくり風に吹かれながらビールでも飲みたかったなあ。無念。
保育園児ってのはお昼寝が習慣になっているから、休みの日にどこに出かけていても眠くなり愚図ってしまって結構苦労する。幼稚園児だとそうでもないのかな。みなさんのところの保育園児くん、保育園児ちゃんは如何でしょうか?

しかし、家にたどり着いて、いつもは家にいることが多いので煮詰まってしまっている「おうち」もやはりほっとできる天国のように感じます。外出することもそういう意味ではいいことかもなあ。ははははは・・・・

ぐりがかなりおしゃべりするようになってきた。ぐらの時より発音が多彩なような気がします。

2002年09月13日(金) 寝かせつけ、その他

太田垣晴子って面白いと思いませんか?私この人のマンガエッセイ大好きなんですよ。冷静で辛辣で。CREAとかBRUTUSに連載していたなあ・・・・

ところで最近ちょっと困ったこと。それは寝かせつけ。ぐりの就寝なさるお時間は最近夜の7時(早いぞ〜)。ってことで、その時間帯ってのは結構家事の忙しさレベルが最高潮に達している時なんですよね〜。6時半に先にお風呂にぐりを入れます。私も入るけど、実際洗うのはぐりを寝かせつけてぐらとご飯を食べ、そのあとぐらと入る時。つまり、2度入っているわけですね。ああめんどくさいなあ・・・

で寝かせつけ。2人目だけあって添い寝しておっぱいあげながらだと30分で寝てくれる。ただ時間帯が早いのでぐらはその間一人ぼっち。ついでに赤ちゃん返りしているのでそういう時に限って「まんま〜」とことあるごとに私を呼んだり、ベッドにきてごろごろして邪魔する。で、しまいには私が相手しないもんだから腹をたてて泣くんですよ。ぐりもその声に驚いて泣く。音声多重号泣。夏の暑いときにはこれが辛かった。イライラするよね。これって。

しかし、最近ぐらは「おかあさんがこまってる」ことが薄々分かるらしく、別室でおとなしくミニカーで遊んでいることが多くなった。もちろん「まんま〜まんま〜まんまさま〜〜(笑)」と呼ばれるときはあるけど。小さいなりに気を遣ってんだなと思って寝かせつけが終わったらべたべたとスキンシップしている。
で、夕ご飯は早いので私とぐらが食べることが多いんだけどおしゃべりしながら食べるようになった。ちゃんと会話がつながるんですよね。「今日保育園で何したの」(ぐ)「ボールでようくんとポンしてあそんだ、あおいちゃんもいっしょ」(いずれも仮名)「ふーん、楽しかった?」(ぐ)「うん」(ぐ)「またねこじゃらしあるかなあ」など

平和な日々の繰り返し。でも子供にとってはこの安定感ってのは大切なのかなとも思う。私が小さい頃、それが自分の属するあたりまえの世界だと思っていたけど、実は親がそれを苦労して用意してくれたものなんだと親になってはじめて理解したような気がする。

おかあさん、ありがとう。

2002年09月12日(木) 替え歌

今日の保育園の送りの道すがら、ぐらはバッタとチョウチョを追いかけ、アカツメクサの花を摘み、猫じゃらしを3本ほど引っこ抜いて、赤と黄色のもう紅葉の始まりかけているさくらの葉を拾い・・・とお土産をたくさん持って保育園に行った。
毎日これだ。昨日は晴れている早朝なのであちこちに蜘蛛がりっぱな網をかけていて日の光にとてもきれいなのをゆっくり見た。これぞ育児休暇中のゆったりした醍醐味。ぐりも首がすわって縦抱きになり、視界が広がって嬉しそう。

替え歌、替え言葉が最近のぐらのお気に入りだ。再放送していると前に書いた「アルプスの少女ハイジ」のオープニングの歌、「おしーえておじいさん」のところ、ここを「おしーえて、おとうさん」とか「おしーえてぐりちゃん」とかいろんな人に替えて歌って自分で受けている。私が「ぐらくーん」と呼ぶと「ぐらくんぼん」とか「ぐらくんぴー」とか自分で言い替えてこれまた笑っている。こういうことができるようになって、かつ面白がっているってのはこれまた親としても面白い。
常々生活の潤いになるもの一つに「ユーモア」が必要だと考えている私。息子が小さい時からなんとなくそれを持っているような気がするのだけど・・・小さい頃ってみんなこんなものなのかな。どうなんでしょう。

保育園徒歩通い。続いてます。かなりの運動量なので「体重減1ヶ月1kg」と密かな目標を立てている私。でもおっぱいのためにかなり炭水化物を摂取しているのであまり目に見えては減らないけど・・・少しずつでいいんだ。体を鍛えつつ無駄なものをゆっくり落としていきたい・・・なあ(弱気)

2002年09月11日(水) 左右の概念

ぐら、靴を履くときに「みぎあしさーん、ひだりあしさーん」と歌いながら履いている。「右足はどっち?」と聞くと「こっち」とほぼ正確に答えている。左足も然り。
といってもこれが左右の概念がちゃんとわかっているわけではないんだろうなと思う。日々観察していると、このぐらいの子供の記憶力は恐ろしいものがある。忘れるってことは年をとればとるだけ獲得する能力なのかと思うほど。だって、そりゃ、脳みその中はまだ空のところが一杯あるんだもんなあ・・・・かつて一時期流行った「ウオ−リーを探せ」という絵本。ご存知ですか?これがうちにはあるんだけど(もちろん子供用に買ったものではありません。もともとあったもの)あのごちゃごちゃのページの中から瞬時にどのページでもウォーリーを指し示す。もちろん一番初めに開いたときはぜんぜんなんだけど、どこにいるか覚えてしまうと忘れない。車の名前もよくぞまあと親が思うほど覚えている。きっと「うちの子、賢いかも」なんて思っちゃうぐらい。

でも、実際は覚えることってのはこのぐらいの子供にはとても簡単なことなんだろうなあとも思う。よく円周率を下100桁いえる子供とか、JRの駅名を東京から大阪まで言える子供がテレビに出ていた。自分の小さいときだって驚くほどの車を覚えていたらしい(実母談)でも目に見えたりするものに対しての「名前」は覚えられても、「左」と「右」が靴だけではなくて、手にもあるし、手袋にもあるし、方向にもあるし・・という汎用性のある概念なんだということが理解できるのはまだ先なんだろう。

というところで本日のオチ。靴を脱いでほうりっぱなしだったのでぐらに「靴ちゃんと並べてね」と言っておいて家事をしていた。あとで、ちゃんとそろえたかなと思って見に行くと・・・・なんと、どう思います。左右反対?いやいや、なんと縦に右の靴を先に、左の靴をうしろにくっつけて並べていた。思わず笑っちゃったのと、その発想の自由さに感心した次第でした。子供の発想に戻れ・・とかなんとか聞く言葉だけれども、すでに「これはこうするもの」という考えが頭に染み付いてしまっている大人にはなかなかできない芸当でした。確かに並んでいるよ。ぐら(笑)

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