秋の朝はほんとに静かです。空気も澄んでいることと何か関係あるのかなと思うけれど・・・・物のシルエットがあまりにもくっきりしていて不思議な感じ。 いつも朝に一つづつ木からとっているどんぐり、私の手の届くところにあるのが残り少なくなってきた。で、今日は他の色づいてきた赤い小さな実をとってぐらに渡すとぐら曰く「○○ちゃんのさくらんぼ〜」○○にはちゃんとクラスメートの苗字名前のフルネームが入る。他にも朝ご飯に果物をだした時も「○●ちゃんのぶどう〜ぱくっ!」「●●ちゃんのみかん〜おとうさんちょうだい!」と必ず果物の名前の前にクラスメートの名前をつけている。
ぐらのクラスでは、果物の名前がそれぞれの子供のマークとして割り当てられていて、これがその子の椅子から引き出しからいろんなところについている。きっとお片づけしやすいとか、自分のものという意識を強くするとかの目的があるんだろうけどけっこういいアイデアだと思う。関連づけすると20人ぐらいいる友達の名前も覚えられちゃうんだね。ちなみにぐらはバナナ。だからバナナを食べる時は「ぐらのバナナ〜」だ。これは0歳児から変わらないのでけっこう愛着が小さいなりに湧いてくるんだろう。でも1歳児クラスになりどんどん人数が増えてくると、まだ古参組のぐらとかは分かりやすい果物でいいんだけど1歳児クラスから入園してきた子には「キウイ」とか「洋なし」とかちょっとマークとしては分かりにくいマークが割り当てられてしまっている。これから進級してもっと人数増えたらどうなるんだろうと楽しみな私。
話変わってノーベル化学賞の田中さん、すごいですね〜何がすごいって民間企業の一サラリーマンだということ。それでも才能と努力と人と違う発想がうまく結晶して素晴らしい発明をしたらそれに対して最高の栄誉が与えられたという形だと思う。ただ彼は彼の勤める企業からはそれほど評価されていなかったみたいですね。肩書きが上の同期がたくさんいるといると新聞に書いていた(こんなことを書く新聞もちょっとデリカシーがないなあとは思うけど) でも、企業の上司が評価するのは仕事の質以外に人間関係であるとか、交渉能力であるとかが加味された上司の相対評価。これはこれで大切だと思う。でも素晴らしい発明をしたという絶対評価は自分の中の揺らぐことのない自信、本当の自分のしるしになるんだろう。これにはかなわない。
この人の仕事に比べたら自分の仕事なんて虚業の最たるものだけれども、でもスケールは違ってても(違いすぎ?)人からの評価でなくて、自分が自分に自信を持てる仕事をしたいとふと思った朝でした。
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